小学生向け感想文を簡単に書くには?

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夏休みも中盤を過ぎると、子どもたちの宿題の進行具合が気になってきますね。
ついつい後回しにしがちな宿題の代表選手といえば、「読書感想文」ではないでしょうか。

題材となる本を選ぶとこから始めて、実際に本を読んで、文章を考えて、原稿用紙に清書するというクリアしないとならないことが山積み。どうしても最後の最後まで残ってしまいがちですよね。
そこで今回は、提出日に間に合うように、感想文を書き上げる方法を私の我流ですがご紹介したいと思います。

ただし、とりあえず、感想文の形にする形式なので、
「コンクールに出したい」
「しっかりしたものを書き上げさせたい」
…という目的には全くもって適していません。
夏休みラスト1週目、いえいえ、1日前になっても
「まだ本も読んでない!」
「まだ1枚も書いてない」という時、よかったら参考にしてみてください。
あ、なお、今回は小学校低学年向けに解説しています。

<本の選び方>
学校から夏休み前などに「推薦図書」のお便りが配られることもあるのですが、多くは少し文字の量が多い本であったりします。
もちろん、読書が好きな子どもで、サクサク文章を読めるのであればいいのですが、うちの場合は数ページ読んで止まり、また数ページ読んで止まり、大人しくなったと思ったら寝てる……なことも度々。

時間があるなら、大人が読み聞かせしてもいいのでしょうが、難しい場合もありますよね。

なので題材となる本が定められていない場合、子どもにとって読むのに負担のない、文字の少なめの本を選ぶのもおすすめです。家で眠っている、読んでいない本などありませんか? ここでかっこつけて、文章量が多い本に挑戦させ、途中で止まってしまっては元も子もないので、無難なセンでいってみます。

ちなみにうちの場合、小学校2年生の時の感想文のテーマはアーノルド・ノーベルの「ふたりはともだち」の一章である「おてがみ」でした。ひらがな満載で、わずか数ページのお話でしたよ。

<構成を考える>
A4くらいの紙を1枚用意します。これはチラシの裏でも全然オーケーだし、ノートでも大丈夫です。

それを4つに区切り、それぞれのテーマを書き込みます。

たとえば、
・どんなお話だった?(あらすじ)
・好きな登場人物は? その理由
・好きな場面は? その理由
・もしも自分が主人公だったら?

などなど。

「印象に残ってる場面」「悲しかった場面」「さし絵のこと」などに変えてもいいと思います。

次に、そのテーマに沿って、大人がヒアリングして書き込んでいきます。
「どんなお話だった~?」と聞いても、まず、子どもは理路整然と説明することはなく、説明があっちに行ったりこっちに行ったり、横に逸れたりしますが、じっと黙って聞いていきます。

時には「違うでしょ~!」と突っ込みを入れたくなる場合もありますが、ここで否定したり怒ったりすると、子どものやる気がズドーンと落ちて「もうヤダ」となるので、聞き役に回ります。

このあらすじを聞いてる段階で、「〇〇がおもしろかった」「もしも私が同じことされたら悲しいな~」なんてポロっと言ったりすることもあるので、そのことについても書き込んでおきます。

時間がある場合、お風呂入ってるときや散歩しながら、このテーマについて話を聞いてみるのもいいと思います。
「感想文書かなきゃ!」と思うと、子どもだってついつい思考が硬くなってしまうものですが、リラックスしてるときは、思わぬユニークな発想や言葉が出てくるものですよね。

好きな場面や登場人物について聞いたときは、必ず「どこが?」「どうして?」と理由も聞きます。「えっ、その場面かよ!?」って大人びっくりの感性の発言もありますが、そこもそのまま記入します。

大人も最初のうちは、ヒアリングも「感想文を書かせなきゃ!」と思うと、どうしても詰問調になってしまうかも。でも、おしゃべりの延長で進めていくと、思わぬ発言・愉快な発想が飛び出てくることが多くて、面白いですよ。

参考までに、下記が実際に子どもにヒアリングしたシートです。

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これは「おてがみ」について。
2匹のかえるの心温まる交流がテーマのお話。
感想文を書くとしたら、2匹の友情や友達への思いやりの気持ちなどを盛り込むのがベターなのかもしれないですが、どうもうちの子は、お手紙を届ける「かたつむりくん」がとても気になったようです。

これは「ちいさいおうち」。
しずかな田舎にあった小さな家の周囲が都会になってしまうという話です。
話を聞いているうちに、田舎にあるいとこの家の話になり、「いとこの家は空を見上げると、とても広かった。今、住んでいる場所は空が小さく見えて悲しい」という話が飛び出てきたので、それを盛り込みました。

<文章にする>
この構成をもとに、大人と一緒に文章にします。これは下書きの段階なので、チラシの裏なんかで全然大丈夫です。

例えば、

・私が読んだ本は〇〇です。これは「~~」が主人公で、~~というお話です。
・私が一番印象に残った場面は、~~というところです。なぜならば、~~~だからです。
・好きな登場人物は〇〇です。〇〇は主人公の友達で、~~~というところが、とてもいいと思いました。
・もしも私が〇〇だったら、~~~だと思います。なぜなら~~~~~だからです。

こういった内容に、ヒアリングしている段階でポロっと出た言葉なども加えて、いっしょに肉付けしていきます。

下記はうちの「おてがみ」の感想文の下書きの一部です。
2匹のかえるの友情の物語ですが、どうしても気になった脇役の「かたつむりくん」にスポットを当てた内容になっています。

<清書する>
文章がある程度できたら、いよいよ清書です。
さあ、原稿用紙に書くぞ!という前に、ちょっと確認しておくとスムーズに進むことがありますよ。

それは「文字を数える」ことです。

これまでの経験上、書き出したものの、内容が足りなくて、原稿用紙が全然埋まらなかったことはないでしょうか?
埋まらないなら、あれこれ書き足せばいいのですが、これが反対に文字数がオーバーしてしまったら、せっかく書いた文章を消したり、書き直したりしなければならなくなります。
消しゴムで消してる時に原稿用紙がビリッと破れたりしたら、「もうヤダ」って大人だって泣きたくなりますよね。

なので、これを防ぐために、ある程度、清書する前に文字数を数えておきます。たぶん、小学校低学年のうちは、原稿用紙1枚~2枚くらいに書き上げることが多いのではないでしょうか?

原稿用紙2枚だったら、先ほどテーマを「あらすじ」「好きな場面」「好きな登場人物」「もしも私が〇〇だったら~」(これは一例です)などと4つに分けたので、1つのテーマごとに原稿用紙半分を埋めればいい計算になります。

パソコンをすぐに立ち上げる環境にあれば、Wordに文章を打ち込み、文字数をカウントしてみてもいいですね。

清書までくると、もう終わりが見えたと大人はホッとしてしまうものなんですが、子どもにとって、この清書ってかなりの難関ですよね。特に低学年のうちは原稿用紙2枚書き上げるってかなり大変なこと。見ているとついつい「あっ!ひらがな! この漢字もう習ってるでしょ~!」と口出ししたくなることもありますが、あまりにもひどくなければ、私はそのままにしています。

まとめ
小さい子どもにとって、「感想文を書く」というのは漠然としすぎて、何から手を付けていいのかわからないというのが正直なところじゃないかと思います。大人の方も、起承転結にこだわっってしまったり、ちょっとズレた意見などが子どもから出ると「それは違うんじゃ……」なんてダメ出しをしてしまいがちですが、書き上げることを第一に見守りたいですね。

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