運動会にそうめん弁当! くっつかない?のびない?つゆはどうする?

Pocket

運動会のお弁当というと、おにぎりや海苔巻き、サンドイッチを思い浮かべることも多いのではないでしょうか? でも今は、「そうめん」が主役の「そうめん弁当」が、運動会のお弁当に人気なのだとか!確かにたっぷり体を動かしたあとの冷たいそうめんは、ツルツルッとおいしく食べられそうですね。

とはいえ、「麺がのびないの?」「麺がくっつかない?」「水分が多い麺は痛みやすそう」「具はどうするの?」という疑問もありますよね。そこで今回は、実際に「そうめん弁当」を作り、おいしく作るためのコツなどをまとめてみました。

そうめん弁当をくっつかないようにするには?

麺同士がくっ付かず、食べやすいそうめんにするためには、茹で方にいくつかのコツがあるようです。

・たっぷりのお湯でゆでる
そうめんやうどんを茹でた後、時間をおくと麺がくっ付いてしまうのは、麺に含まれるでんぷんが「ノリ」のような役割を果たしてしまうからなのだそう。茹で汁には、麺から出た「でんぷん」がいっぱい。できるだけでんぷんが付着しないように、そうめんをたっぷりのお湯でゆでるようにします。

お湯の量の目安は、2束(約100g)に1リットル。沸騰したお湯で茹でますが、吹きこぼれないように火加減を適度に調節します。

・ゆで時間は、表示時間通りにする
「短時間で固めに茹でれば、麺は伸びないのでは?」と思ってしまいますが、ゆで時間は表示時間通りでOK。そうめんの種類によって時間はバラバラなので、パッケージを確認しておきます。

・流水で揉み洗いする
麺がゆであがったら、ざるに移して流水で熱を取ります。麺同士のくっつきを防ぐため、表面のでんぷんを洗い流すように、流水でもみ洗いします。

・冷水でしっかりとしめる
大きめのボウルに氷水を作っておき、もみ洗いしたそうめんを入れて引き締めます。

暑い季節は、食中毒防止の意味も込めて、酢を小さじ1杯ほど入れた氷水を使うのもおすすめです。「麺が酸っぱくならない?」なんて思いますが、使う酢はほんのわずかなので、酢のにおいも味もまったく気になりません。

・水切りはきちんと
水分が残っていると、麺が水分を吸収してしまいふやけてしまいます。家で食べる時よりも念入りに、しっかりと水分を切ります。「もう残ってないだろう」と思っていても、念のためザルをもう一振りすると、水がけっこう出てきてビックリです。

・麺にサラダ油やオリーブオイルをまぶす
くっつきにくくなるよう、麺にサラダ油やオリーブオイル、ごま油などをまぶします。

ゆでて3時間経過したあとのそうめん。数本は固まってますが、団子状になることなく麺を箸で取ることができました。つゆを入れると、すぐにほぐれます

続いて盛り付けです!

・ひと口大に丸める
ひと口大に麺をまとめて盛り付けます。フォークで麺をクルッと丸めるという方法もありますが、手で麺をすくって盛り付ける方法も、ササッと手早くできておすすめです

今回は食中毒を防止するために、使い捨てのポリ手袋を使いました。ない場合は、きれいなビニール袋で代用してもいいと思います。

ビニール製の手袋で麺をひとすくいしてまとめます

・お弁当箱に詰める
丸めたそうめんを、お弁当箱や重箱、タッパーウェアなどに詰めます。

いろいろな詰め方があると思いますが、紙コップやプラスチックコップにそうめんを入れて、重箱などに入れるという方法もおすすめです。コップに麺を入れておくと、そのままつゆを入れて、一人ずつ食べることができるので便利ですよ。

コップ類は100円ショップで購入できます。一辺が19センチの重箱の場合、容量205mlの紙コップがちょうど9個入りました。

スポンサーリンク


コップとコップのすき間に小さな保冷剤を入れておけば、お弁当の痛みを防ぐこともできます。

容量205mlの紙コップを使うと、一辺19センチの重箱に9個入ります

ただし、便利は便利なんですが、重箱の高さに合わせて紙コップをカットしなければならないという手間が面倒だったりします。子どもがはさみをしっかり使える年齢の場合、お手伝いをお願いしてもいいかも。

そのほか、3連セットで安く売ってるヨーグルトのプラ製容器(牧場の朝とか……)を再利用するという方法もあります。この容器でも、一辺19センチ(内側)の重箱にピッタリ9個入ります。使うときは事前に容器の消毒はしっかりするようにしてくださいね。

ヨーグルトの容器を再利用するときの注意は、こちらをご覧ください→そうめん弁当にも!ヨーグルト容器の意外な使い方!

このカップ9個が、一辺19センチの重箱にほぼピッタリ入ります

そうめん弁当のつゆやトッピングは?

・つゆを用意する
そうめんのつゆは、ジャーポットや密封できる筒状のタッパーウェアなどに入れて持ち運ぶのも手軽でいいですが、うちではミニサイズのめんつゆ(100円ショップで販売されています)を使用しました。同じくペットボトルの水などを用意すれば、好みの濃さのつゆで食べることができます。

お昼に冷たいつゆを用意できるよう、あらかじめ希釈しためんつゆをペットボトルに凍らせて持っていくという方法もあるのですが、その場合は日中の気温に気を付けた方がいいですよ!

私が一度目に試したときは、温度がさほど高くない日だったので、お昼になっても、めんつゆの一部が凍ったままでした……。溶けると信じて疑わず、予備のつゆを持参しなかったのでつゆが足りず困りました。

・トッピングを用意する
トッピングは、揚げ玉や素揚げした野菜、ゆで野菜、ちくわの磯部揚げ、錦糸卵、海苔、ごまなど。

ハムやかまぼこ類は、痛みを防ぐために、一度レンジで加熱しておきます。麺とは別容器にトッピングを入れておくと、麺の水分を吸うことがなく、サクサクした状態で食べることができます。

ゆでた海老に揚げ玉を合わせて食べると、えび天風の味に!

薬味は手軽なチューブを利用すると便利です。しょうがやしそ、梅などのチューブが今は多く販売されていますね♪ 個人的にはパクチーがおすすめ。意外とそうめんに合います。

まとめ

コップにそうめんを入れて重箱などに入れると、後片付けもとても楽なのもいいところ。運動会などから帰宅後、汚れがベッタリついた弁当箱や重箱を洗うのは気が滅入りますが、コップを使うと、そのまま捨ててしまってもいいし(ヨーグルト容器の場合、うちでは洗って2~3回使ってますが)、重箱の隅などに汚れが付くこともないので、洗うのが楽です。

おにぎりや太巻き、サンドイッチのお弁当に飽きた…なんて時は、そうめん弁当はおすすめです。

<関連記事>

そうめん弁当にも! ヨーグルトの容器の意外な使い方

スポンサーリンク


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする