ネスカフェバリスタを掃除する! 故障?コーヒー粉が固まり異音も……

Pocket

2017年の秋に購入したネスレのコーヒーメーカー「ネスカフェバリスタ」。インスタントコーヒーなのにクレマが立ち、牛乳やクリーミングパウダーを使えば、ふわふわ泡のカフェオレやカフェラテもできるなどちょっとした贅沢気分が味わえるので、購入当初は毎日のように使っていました。

しかし熱しやすく冷めやすい私、半年以上過ぎると、使う頻度がだんだんと少なくなり……。さらに、暑い夏の時期はホットコーヒーよりアイスコーヒーを飲むことが度重なりました。

ある日。久々にホットコーヒーでも飲もうと、バリスタのスイッチを入れると……。ガリリリギュルギュルンとものすごい音が……。

今回はその異音の原因となったコーヒー粉の詰まりと、その掃除の過程について書いてみたいと思います。

コーヒーの粉が湿気でガチガチに

バリスタは通常でもコーヒー抽出時の音が大きいのです。しかし、その日のバリスタはそれに輪をかけてうるさく、しかも音程(?)も狂っていました。明らかに通常ではないことを思わせる音。それでも必死にコーヒーを入れてくれようと頑張ってくれている姿がなんとも健気。不調なバリスタ君が頑張って作ってくれたコーヒーは「薄い麦茶」のような色をしていました。飲んでみると、コーヒーではなく、何となく漢方薬ちっくな怪しい味がします。何でしょう、この味は??

これはおかしい、と上部のフタを開け、コーヒーの粉を入れるボトルを見てみると、なんと、コーヒーの粉がガチガチに固まっていました。夏は湿気も多いし、さらにバリスタを置いてある場所も水分が多いキッチン(しかもシンク横)。多少、水分を吸っていても、固まりをほぐせばいいのでしょうが、使う頻度も少なくなっていたので粉がほぐされる機会もなく、コーヒー粉は水分を吸い黒い塊になっていました。

見づらいのですが、下の方にコーヒーの粉が固まっています

最初は、ボトルのすき間から菜箸を突っ込みほぐしてみたのですが、ボトルの回りにガチガチに固まり全く取れません。よくよく見てみると、何やらコーヒー粉の固まりの上にはうっすらと白いカビのようなものが……。もしやこの白いカビが、さっきの漢方薬風の味の理由なのか??(その理由については後で記述します)

これはいかん!と全部外して洗浄してみることにしました

まず、コーヒー粉を入れるボトルの部品をすべてバラバラにします。最初、バラしたはいいけれど、元に戻らなかったらどうしようと思いましたが、うまい具合にきれいに部品が外せました。

ボトルの下の部品です。菜箸やスプーンでつついても、全然ほぐれないほどカチカチです。この部品の裏をひっくり返してみると……。

コーヒーの粉を抽出部に送る穴が、完全にコーヒーの粉で塞がれていました。うーん、これじゃ、コーヒーは作れないはずですね。

メニューボタンの下の部品も手前に引いて取り出します。その部品の奥の方には、またガチガチに固まったコーヒーの粉が……。

スポンサーリンク


奥の方に固まったコーヒー粉がありました

緑色の部品を指でつまんで取り出します。

青いレバーを引いて、その奥にある部品も取り出します。この部分には、小さなメッシュの細かい部品もあります。

メッシュの部品はとても小さいので紛失には注意です

取り出したすべて、ぬるま湯にしばらく付けておきます。固まったコーヒーの粉がそのうちふやけて、水が茶色くなってきます。

水洗いでもいいのでしょうが、念のため、中性洗剤(台所用洗剤)で洗いました。すすいで完全に乾かします。

乾かしたら、もとの状態に戻すだけなのですが、これがパズルのようにわかりにくいです。部品を差し込む場所がわからなかったり、レバーの位置がわからなかったり……。困らないように、「取り出す前」の状態をスマホで撮影しておいた方がいいかもしれません。

私の場合ですが、メニュー下にあるカバーの部分が、最初は何度押し込んでも、3ミリほど浮き上がってうまくはまりませんでした。

どうやら、下の青いレバーが、完全に上に上がってないことが原因だったようです。もしもうまく部品がハマらなかった場合、このレバーの位置を確かめてみてくださいね。

白いカビのようなものは

これで洗浄は完了しました。さて、最初にコーヒーの粉の上にみられた白いカビのようなものは一体何なのでしょうか??

問い合わせたところ、インスタントコーヒーの表面に出てくる白いものは、コーヒーに含まれるカフェインが、結晶となって表面に出てきたものと考えられるそう。湿気の多い場所に置いておくと、結晶となって出てくることもあるのだとか。飲んでも問題はないそうですが、今回のように箸やスプーンでゴリゴリしてもびくともしないくらい固まった場合、コーヒーの風味が損なわれている可能性もあるそうです。

まとめ

ネスカフェバリスタ本体のコードにも、メンテナンスの重要性が書かれてあるのですが、面倒なのでついつい後回しにしてしまいがちでした。今回、初めて部品を全部取り出して洗浄してみましたが、部品は多いなと思ったものの、慣れてしまえばそれほど面倒ではないという印象を受けました。油分もないので、ガチガチにコーヒー粉が固まっていなければ、気づいたときにサッと洗えるのではないでしょうか。

スポンサーリンク


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする