誕生日やクリスマスなどにホールケーキや細長いロールケーキを買って切り分けたとき、子ども同士で「そっちの方が大きい!」「私のが小さい!」と、大騒ぎになりませんか?
4等分や6等分なら、なんとか平等に分けられるのですが、問題なのが「3人分」「5人分」と奇数に分けるとき。
上手に切り分けたはずが、実際にはかなり大きさにバラつきが出てしまい、子どもたちから大ブーイングを受けた経験がある人は、私だけではないはず……。
そんな大きさがバラバラなケーキ。お兄ちゃんやお姉ちゃんが、下の弟・妹たちに、大きくカットされたケーキを譲る、なんてことを期待してしまいますが、年齢が近いきょうだいの場合、なかなかそううまく事は運ばないものです^^;
そこで今回は、家にあるものを使って、簡単にケーキを平等に分けられる方法をご紹介。ホールケーキ版、細長いケーキ版の2つに分けて解説します。よければご覧になってくださいね~!
Contents
ホールケーキを5等分するには
ペットボトルキャップを使う方法
最初に、ペットボトルのフタを使って、5等分にする方法をご紹介します。少しだけ準備時間が必要ですが、1個作っておくと、その後もケーキを切り分けるときに便利に使えますよ。
1.ペットボトルのフタを用意する
ペットボトルのフタを1個用意します。
2.フタの円周を5等分にする
ペットボトルのフタの円周は約10㎝(カエル母調べ)。なので5等分するとしたら、10センチ÷5で2センチですよね。油性ペンなどで、2センチずつ側面に印を付けていきます。
また、フタ側面のギザギザを数えて利用するという方法もあります。ペットボトルの種類によって、ギザギザが荒いものと細かいものがありますが、荒いものの場合、だいたい1周あたり60個のギザギザが付いています(カエル母調べ)。
なので、12個ずつ数えて油性ペンなどで印をつけていくと、5等分になります。
私が調べたところ、お茶系はギザギザが荒いもの、炭酸系は細かいものが多かったですよ。
フタの上から見ても確認しやすいように、線でつないで星形にしてみました。
3.ペットボトルキャップをケーキ中心に置く
目印を付けたペットボトルキャップをホールケーキの中央部分に置きます。星の形の飛び出ている部分を目安にして、5等分に切り分けていきます。
上手に5等分に分けることができました!
星形のクッキー型を使う方法
ペットボトルのフタがない場合、星型のクッキー型でも5等分にできます。
1.星形のクッキー型などを用意する
星形であるのがポイントですが、五角形のクッキー型などがあればそれでも大丈夫です。
2.ケーキの飾りを取っておく
デコレーションケーキなどの場合、あらかじめケーキの上に乗っているチョコプレートなどは他のお皿などに取り分けておきます。配置によってはフルーツなども取り分けておいた方がいいかもしれません。
■チョコプレートなどの飾りはどうやって分ける!?
別皿に取り分けたチョコプレートなどの飾り。この分け方でも子どもたちは大騒ぎですよね。形も味もバラバラなのでうまく分けることが難しいのも悩みどころ。
うちでは子ども同士じゃんけんをして、勝った人から好きな飾りを取っていくという方法にしています。誕生日ケーキのチョコプレートは、もちろん誕生日を迎えた子どもに優先してあげるようにしていますよ~。
3.星形クッキー型をホールケーキの中心に置く
星形クッキー型をホールケーキの中央部分に置きます。
3.星形の角を目安にして切る
ペットボトルのフタの時と同様、星型の角を目安にして、5等分に切り分けていきます。
切り分けるポイントとしては、包丁の先の延長線上に、星形の尖った角と、凹んだ角があること。
画像のように、包丁の先・飛び出た角・凹んだ角が一直線になることを意識して切っていきます。
大きなお皿に目印を書いて切り分ける方法
ペットボトルキャップも星形のクッキー型もない!そんなときは、大きめのお皿やオーブンシートなどに5等分の目印をつけ、その上にケーキを乗せて切るという方法もあります。
5等分の目印をつけるときにも、星形は大活躍! 星型は下からダウンロードできるので、よければお使いくださいね!
印刷した星形の画像をお皿やオーブンシートの上に乗せ、その尖った角の延長線に目印を付けていきます。
うちでは、電子レンジのターンテーブルを利用しています。年に数回はホールケーキの切り分けで大騒ぎするので、作っておくととても便利です。
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目印を付けたお皿の上にホールケーキを置きます。ホールケーキのほぼ中心に楊枝(またはケーキについているロウソクなどでも)を刺しておきます。楊枝(またはロウソク)の部分から目印に向かって切り分けていきます。
厳密にいうと数ミリの違いはあるのかと思いますが、ほぼ平等に分けることができました!
「おお~!ちゃんとみんな同じ大きさだ!」
と子どもたちも大喜び。しかし、いつもなら切り分けたとたん勃発するギャーギャーうるさいケーキ争奪戦がないのが、少し寂しく感じたり^^;
この方法は、円形のケーキのほか、丸い形に成型したデコ寿司を切り分けるときなどにも使えますよ。
番外編
最後に、ペットボトルのキャップも星の形のクッキー型も使わず、お皿に目印をつけずに切る方法をご紹介します。
これは、大人2人、子ども3人でホールケーキを切り分ける場合です。大人2人があまりケーキを食べない場合や、3人の子供の方に多く分けたいときの切り方です。
まず4等分にします。4等分ならあまり難しく考えなくてもなんとか平等に分けられそうですよね。
4等分にしたそのうち3つを、子供に分けます。大人は残った1つを2つに切り分けます。
細長いケーキを5等分するには
続いて、ロールケーキや長方形のケーキを切り分ける場合です。この方法は5等分だけではなく、3等分、7等分とさまざまな切り分け方ができますよ!
材料
・ゴムテープやゴムなど
スモックの袖口やパジャマのズボンなどに使うゴムテープ。入園・入学グッズを作った残りが、裁縫箱の中に丸まってないでしょうか? それを使いましょう!
ゴムテープがない場合、輪ゴムの一部を切って1本のひも状にしたものを使います。星形のクッキー型、ゴムテープより入手しやすいので、もしかしたら一番手軽かも!?
ゴムテープは、長さ10センチ~15センチほどに切って使います。いろいろな幅のものが販売されていますが、幅が広いものは伸縮性が強すぎて使いにくい気がしました。
6コール(幅5ミリ)ほどのものが、ほどよく伸び縮んで使いやすいと思います。
準備
・ゴムに目盛りを入れる
まずに、ゴムテープやゴムひもに油性ペンで目盛りを付けます。
ゴムテープの場合、端から2センチくらいは手で持つ部分とします。その2センチ以降から、だいたい1.5センチ刻みに7つほど目盛りを付けます。
輪ゴムは一部を切ると、だいたい10センチ~12センチの1本のひもになります。
ゴムテープと同じように、最初の1センチくらいは手で持つ部分として、それ以降、だいたい1.5センチ刻みに目盛りを付けます。こうすれば、5~6つは目盛りを付けることができると思います。
あっ、もしも子どもが小学生2~3年生だったら、子どもに定規を渡し、目盛りを書き込むお手伝いをお願いしてみるのもおすすめですよ!
「1㎝5㎜は1.5㎝だよ~」
「1.5㎝が2つだと、何㎝になる~?」
などなど、算数の勉強にもなります^^
切り分け方
では、さっそく長方形のケーキを切り分けてみましょう。
今回切るのは18センチのパウンドケーキ型で焼いたカステラです。形が崩れていて、見た目はイマイチですが、そこはまあ、ご愛嬌^^;
まず、ケーキを横向きに置きます。
一番最初の目盛りを、ケーキの左端と合わせ、ゴムを伸ばしていきます。たとえば、5人でケーキを分けたいならば、5つ目の目盛りをケーキの右端に合わせます。
この目印に合わせてケーキを切っていくと……。ほぼ均等に5つに分けることができました!
同様に、3人で分けたいときは、3つ目の目盛りを右端にあわせます。分けたい人数の分だけ、目盛りを着けてケーキに合わせれば、ほぼ均等に切ることができます。
画像では、ケーキとゴムの距離が近いですが、実際にケーキを切る時は、ゴムテープにケーキのクリームが付かないように、ゴムとケーキを離してくださいね。
一人では難しいので、だれかもう一人にヘルプを頼むのがおすすめです。子ども同士で役割を決めて、カットさせてみいいかも。
1人がゴムテープを伸ばし、もう1人がその目盛りを目安にケーキを切るという方法だとうまく切り分けることができます^^
まとめ
ケーキを切り分けたとき、その分量を巡ってきょうだいでケンカしたり、譲り合ったりするのも子供たちにとっていい勉強になるかもしれませんが、お友達と一緒の誕生会やクリスマス会などは、できるだけ平等に分けたいものですよね。
カメラ機能を利用して、上手に5等分に分けることができるアプリもありますが、こちらの方法も簡単なのでぜひお試しください。
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