家で作るの麦茶というと、お湯出し・水出し用のパックが定番ですが、その横にひっそりと置かれている「粒」の麦茶が気になっている人も多いはず。
「いつものパックと何が違うの?」
「どうやって作る?」
「やっぱり粒から作ると美味しいの?」
うんうん、疑問がいっぱい出てきますよね~。
そこで今回は実際に粒の麦茶を購入し、普段使っているパックの麦茶と飲み比べ。結論から言うと、美味しさ(香り・コク)は圧倒的に粒の勝ちですが、手間やコスト面で一長一短があることがわかりました。
この記事では
- 粒の麦茶の作り方
- 粒の麦茶とパック麦茶の味の違い
- 粒の麦茶とパック麦茶のコスパの違い
- 飲み比べて分かったデメリット
について紹介。「粒の麦茶が気になる」という方は、参考にしてみてくださいね。
麦茶の「粒」と「パック」の違いを一覧表で比較!
最初に、「粒」と「パック」の違いをまとめたのがこちら。
冒頭で伝えたように、風味・コクとも際だっていたのは「粒」。だからといって、パックがおいしくないというわけではなく、パックだからこそのメリットもありました。
| 粒 | パック | |
|---|---|---|
| 香ばしさ | ◎ | 〇 |
| 甘み | ◎ | 〇 |
| 苦み | ◎ | 〇 |
| 色の濃さ | ◎ | 〇 |
| 香り | ◎ | 〇 |
| コスパのよさ | ◎ | |
| 手間のかからなさ | ◎ |
次は、これらの違いを、ひとつずつ紹介していくよ
今回比較したのはこの2つ!
今回比較したのはこの2つ。麦茶バックは「伊藤園 香り薫る むぎ茶(54個入り)」(198円。近所のスーパー調べ)。

粒タイプはこちら。「日本精麦 国内産 むぎ茶(300g)」(155円)。最近なかなかスーパーでも見かけませんが、百貨店のお茶コーナーで発見!

中身はこんな感じ。麦茶パックはふんわりと香ばしい麦の香りがします。

粒タイプの粒は硬く、指の力ではつぶせません。…が、歯で噛んでみたらつぶせました(笑)

口に入れてみたの?
苦い~。コーヒー豆みたいな味がする!
麦茶パックの中を開けてみましょう。粒そのもの形は残っておらず、細かく砕かれていますね。効率よく煮出せるように砕いてあるのかも?

2つの麦茶を作り比べてみる!
続いては「粒」「麦茶パック」で、実際に麦茶を実際に作っていきましょう。
作り方は……
パック:1~1.5リットルのお湯を沸かし、沸騰したら火を止める。10分間放置し、パックを取り出す。
若干の違いはありますが、手順はほぼ同じですね。最初に作るのは粒の麦茶です。
まずはお湯を1リットル沸かします。
ウチは、麦茶用のヤカンはないので、お鍋で代用します
粒を35g用意。35gは、大さじふんわり4杯、計量カップだと約70㏄くらいです。

沸騰したら、粒を35g投入。

おおっ!煮出した瞬間から茶色い色がみるみる出てくる~!そのまま5分煮出します。
周囲には、焙煎した麦の香りが、ほわっと湯気と一緒に広がります。いい香り~。
5分後。粒の鍋の火を止めます。鍋の底が見えないほど黒い!!

香りも強いです。麦の香ばしさだけでなく、焙煎したもの独特の焦げた香りや雑味をまとった香り。洗練されているとはいい難いですが、荒々しくチカラ強いこの香りはクセになるなあ~。
麦のかすを濾します。パッケージには「布などで濾す」とありますが、後で洗うのが面倒くさいので、私は粉ふるいで代用。

ザルじゃダメなの?
粒タイプは、焙煎時に使った砂が混じっていることもあるそうなので、目の粗いザルだと砂が通り抜けてしまうかも。ある程度目の細かいものの方がしっかり濾せますよ。
濾してボトルに入れるとこんな感じ。

濃すぎて向こう側が見えない!!
スポンサーリンク
そのまま冷蔵庫に入れたら、誰かがアイスコーヒーと間違って飲んじゃいそうですね。
粒タイプが完成したので、続いてパック麦茶を作ります。こちらは煮出さず、沸騰したら火を止めて、パック麦茶を入れます。

こちらは入れてしばらく経っても色が出ません。香りも控えめかな。
砕いてあるパック麦茶の方が色が出るのが早いと思ったけど……。粒の方が色が出やすいんだね
10分後。
パックの方の抽出時間が終わりました。

おお~、いつも飲む麦茶の色です。香りは、粒の圧倒的な香りと比べると控えめですが、それでも香ばしさはしっかり。粒の方は雑味も混じった荒々しい香りですが、こちらはどちらかというと「クリアー」ですっきりな香りですね。
パッケージの記載通りに作った2つの麦茶を並べてみました。色はこんな感じでかなり違います。

香りも、粒の方が強いです。
粒の麦茶とパック麦茶、「美味しさ」の決定的な違いは?
次は実際に2つの麦茶を飲み比べてみましょう。
粒の方はというと……
うわっ!濃い!
ガツンと来るね。麦の香りと旨みも濃厚!おいしい!
色や香りだけでなく、味も濃い目でした。輪郭がくっきりとした力強い味です。水分補給としてガブガブ飲むというより、ひとつの飲み物としてゆっくり味わいたいくらいしっかりした味ですね。
でもちょっと苦いかなあ…
そうそう、麦の甘みもあるものの、焙煎ならではの苦みも残っているので、「苦い」と思ってしまう人もいるかも。また、パックの麦茶と比べると、少し雑味も感じられます。それが旨みのひとつであるのですが、「もっとすっきりした味が好み」という人もいそう。
続いて、パック麦茶を飲んでみます。
うん、香ばしくておいしい
麦の香ばしさも感じられつつ、ほどよく雑味が抜けたすっきりした味わい。濃すぎないので、ガブガブ飲めます。苦さは感じられないので、子どもや苦みが苦手な人でも飲みやすそう。
2つの麦茶を飲み比べてみると、「濃さ」と「風味」が違いました。チーズケーキで例えるなら
- 粒の麦茶は 焦げも美味しい濃厚な バスク風チーズケーキ
- パック麦茶は 軽すぎず濃すぎない ニューヨークチーズケーキ
力強い麦のおいしさを味わいたいなら「粒」で作る麦茶は試す価値アリ。「煮出す」「濾す」の手間はかかりますが、それを上回るおいしさです。
一方、手間がかかることや味わいの濃厚さを求めていないなら「パック」がおすすめです。
粒の麦茶のデメリットを克服するには?
粒で作る麦茶は味わい深く美味しい!でも気になる点がこの2つ。
- 味が濃すぎる
- 濾すという手間が面倒
この2つの短所をクリアして、もっと手軽においしく飲める方法を考えてみました。
「味が濃すぎる」を克服するには?
パッケージでは、「1リットルあたり粒35g」と記載されていますが、個人的にはそれだと「濃すぎるかなあ」と。なので、使う麦の量を減らすのがおすすめです。
いろいろ試してみたのですが、1リットルあたり、粒は半量の17gでもおいしくできました。これでもパック麦茶よりやや濃いめなので、さっぱり飲みたい場合は1リットルあたり10gほどでも十分色と風味が出ます。
軽い味になるので、夏にゴクゴク飲むのにおすすめ
「濾すのが面倒」を克服するには?
粒の麦茶作りの一番のネックは「濾す手間」ではないでしょうか。
忙しい中、いちいち濾すのは本当に面倒…
そんな時に使いたいのが「お茶パック」。粒をお茶パックなどに入れて煮出します。出がらしは濾す必要なく、パックのまま捨てることができるのでらくらく。

17gくらいの麦なら、お茶パック1袋に入れることができます。
コスト(価格)の違い:毎日の飲むならどちらがお得?
1パック(あるいは1Lあたり)の価格差をざっくり計算して比較しました。
■粒(300g入り・155円)
作れる本数(1リットル換算): 約8.57本
1リットルあたりの単価: 約18.08円
パッケージに書いてある通り、1リットルにつき35g使うと、1リットルあたり約18.08円。でも使う粒の量を半分の17gにすると、1リットルあたり8.78円になります。
よりさっぱり飲める10gにすると、1リットルあたり5.17円です。
■麦茶パック(54個入り・198円)
作れる本数(1リットル換算): 54本
1リットルあたりの単価: 約3.67円
コスト面で考えると、圧倒的に麦茶パックが強いです。手軽&手頃な価格で麦茶を飲みたい人は、麦茶パックがぴったり。粒の麦茶のおいしさを手頃に味わいたい場合、粒の量を約1/3に減らして使うのもおすすめです。
まとめ
「粒」「麦茶パック」それぞれの麦茶についてざっくりまとめると
・パック麦茶はさっぱり&クリアー、粒の麦茶はどっしり濃厚
・味の濃さ、風味の豊かさを求めるなら「粒」
・粒の麦茶のネックは「出がらし」の処理
・「出がらし問題」は、お茶パックでクリア
・粒の麦茶が濃すぎる場合、使う量を調整する
・価格は「パック麦茶」が圧勝
粒の麦茶が気になる人は、まずはお茶パックを用意して、手軽に試してみるのがおすすめ。ガツンと濃い味、なかなかクセになりますよ。
スポンサーリンク







