麦茶の出がらしの再利用法が優秀だった!掃除や肥料で使い切れ!

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麦茶を飲む家では、毎日麦茶の出がらしが出ますよね。特に消費量が多くなる夏、1日麦茶パック2~3個分の出がらしが出るということもあるのでは?「そのまま捨てるのもったいないなあ、何か再利用できないかな」と思う人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、この麦茶の出がらしの再利用方法についてリサーチ。

  • 麦茶の出がらしはどうやって使う?
  • 麦茶の出がらしを台所掃除に使う
  • 麦茶の出がらしを消臭剤や入浴剤に使う
  • 出がらしを掃除で使う時の注意点

についてまとめています。「食べ物を掃除に使うのはもったいない」という方は、下記の記事で食べ物にリメイクする方法もまとめているので、参考にしてみてくださいね。

夏は麦茶の消費量が増えますね。暑い日は作っても作ってもすぐになくなってしまうので、麦茶パックの出がらしが三角コーナーにいっぱいたまる……と...

Contents

麦茶の出がらしはどう再利用する?

掃除などで再利用する場合は、麦茶のパックをそのまま、水に濡れた状態で使います。ただ、1回で使いきれない場合は、水を切ったあとに容器などに入れて、冷蔵庫で保存します。

どうして冷蔵庫に入れるの?

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

麦茶のパックは、使い終わったあとにもでんぷんやたんぱく質などが多く残っているので、常温に置いたままだと変質しやすいんです。変質した麦茶パックで掃除だなんて、かなり気持ち悪いですよね。冷蔵しておいても変質はわずかに進むので、「変なにおいがする」「ぬるぬるする」といった場合は、再利用を諦めて処分しましょう。

消臭剤や肥料などに使う場合は、パックから出して乾かして使います。詳しくは下で説明していきますね。

台所掃除や食器洗いに使う

使ったあとの麦茶パックは、台所掃除に使えます!「コンロ」「フライパン」「食器」「シンク」で試してみました。

まずコンロ。野菜炒めを作ったあとに汚れたコンロの汚れを、麦茶パックでゴシゴシこすっていきます。こすっている段階では、油は取れた感じはしませんが……。

ぼろ布で拭き取ると、油汚れはきれいに取れていました。五徳の頑固は汚れにはさすがに太刀打ちできませんが、軽い調理の汚れなら、麦茶パック、かなり役立ちそうです。

続いて野菜炒めを盛り付けたお皿に使ってみます。洗う前はこんな感じで油が浮いています。

汚れをこすり、水洗いした状態。油はきれいに取れています。びっくり。

次は野菜炒めを作ったフライパンを洗ってみましょう!

こすってみた状態がこちら!

こちらもかなり油汚れが取れているのがわかります。うちは鉄のフライパンを使っているので、洗剤洗いはせず、このあとタワシでこすっておしまい。テフロン加工のフライパンの場合は、軽く洗剤で仕上げ洗いが必要かもしれませんね。

次はシンク。汚れが付いて、水はじきの悪くなったシンクをこすってみると……。

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うーん、こちらは劇的にきれいになったという感じはしませんが、全体的にくすみが取れて、シンクに付いた油汚れはずいぶんきれいになっているのはわかります。

いろいろと台所掃除に使ってみましたが、麦茶パックは、軽い油汚れ程度の掃除には十分力を発揮します。でも、カレー鍋などギトギトの油汚れや換気扇などを麦茶パックだけで落とすのは限界がありそう。

それでもスポンジで洗いする前の予洗いとして使えば、洗剤の節約にもなるし、スポンジが無駄に汚れるのも防ぐことができそうです。不織布が途中で破れないか心配でしたが、2人分の茶碗、お皿、お椀、小皿、フライパンを洗っても破れず、なかなか丈夫なのも驚きでした!

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

でも、途中で破れると粉状の出がらしが飛散して大惨事なので、様子を見つつ洗ってみてくださいね

それにしても、麦茶パックでなぜ油汚れが落ちたのでしょう?はっきりとその仕組みがわかる情報は入手できませんでしたが、私なりに考えたのは下記の3つ!

  • 麦茶のでんぷん質が油を吸着する
    換気扇汚れを小麦粉で落とすという裏ワザに似てますね。わずかに残っている麦茶のでんぷん質が、料理の油を吸着するのかもしれません。
  • 麦茶のでんぷん質とたんぱく質と水が結び付き、乳化したことで油を落とす
    パスタやラーメンのゆで汁が油汚れを落とすという裏ワザに似ています。乳化が界面活性剤と同じような働きをするのかも!?
  • パックの不織布が汚れを絡めとる
    以外とありなのでは?と個人的に思ったのがこれ。紅茶などのティーパックの不織布で、湯垢を取ることができるという裏ワザが、以前テレビで紹介されていたことがありました。不織布の細かい繊維質が、汚れを絡めとるのかもしれません。

入浴剤として使う

出がらしを入浴剤代わりに使って、お茶風呂に。パックの状態のまま使います。

麦茶の香ばしい香りでリラックスできます。麦茶パックの不織布は案外丈夫ですが、浴槽の中で破れると大変なことになるので、あまり触れないようにした方がいいかも。また、出がらしといっても、けっこうまだ色が出ます。タオルなどが茶色くなってしまうので、浴槽の中にタオルやてぬぐい類は入れないようにします。

消臭剤として使う

出がらしをよく乾燥させれば、消臭剤としても使えます。乾燥させた出がらしを、生ごみなどが入ったゴミ箱の中に振り入れればにおい防止にも。パックごとよく乾かした麦茶パックを靴の中に入れ、靴のにおい消しとして使うのもいいですね。

肥料として使う

麦茶は焙煎されているので、普通の茶殻よりも発酵に時間がかかりますが、堆肥作りにも使えます。出がらしの水分を飛ばし、培養土2・麦茶の出がらし1の割合で混ぜて寝かせるだけ。出がらしの形がなくなったら出来上がりです。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

うちの場合、出がらしの形がなくなるまで、2カ月以上かかりました

夏の間に出た出がらしで堆肥を作る場合、形がなくなるまで約2カ月かかるとして、完成は10月。秋まきの野菜やお花、秋に植え込む苗や球根にぴったり!

麦茶の出がらしを再利用する際の注意

いろいろと使える麦茶の出がらし。使う際に注意することをまとめました。

■常温に水を切らず出しっぱなしにしない

麦茶の出がらしはまだまだ栄養がいっぱい。常温で水分たっぷりのまま放置しておくと、短時間のうちにカビが生えたり腐ってしまうこともあります。すぐに使わない場合は、冷蔵庫などに入れて保存します。

■お風呂に使う場合、洗濯には使わない

出がらしとはいえ、色は多少付くため、残り水は洗濯に使えません。また、浴槽に麦茶の茶渋が付いてしまうこともあるため、掃除は念入りに。

■掃除に使う場合はきちんとすすぐ

麦茶はでんぷん質が他のお茶より多くて栄養豊富なため、細菌が発生しやすいという特徴があります。食器洗いや掃除で使う場合、麦茶が残らないように仕上げにきれいにすすぎます。すすぎが不十分な場合、細菌によってぬめりなどが発生してしまうことも……。

まとめ

麦茶の出がらしは、掃除などに再利用OK!ざっくりまとめると

食後の食器や鍋、調理後のコンロやシンクの軽い油は取れる
入浴剤や肥料、消臭剤としても使える

ストレスなく使える好みの出がらしの再利用法を見つけてみてくださいね。

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