猫のおしっこ臭が付いたクッション、オキシクリーンで臭いは消える?

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わが家には猫が2匹います。大切な家族の一員である猫ですが、ときどきおしっこをヘンな場所にしてしまうのが困りもの。

特に布団や毛布など柔らかい場所ですることが多いんですよね。猫のおしっこの臭いは強烈!洗っても洗ってもなかなか臭いが取れず、泣く泣く処分したグッズもありました。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
おかあさん~~~!また猫におしっこされた~~~!

なんとまた、猫が変な場所で粗相してしまったようです。これまで、クエン酸にミョウバン水、熱湯など臭い消しに有効と言われるものを試してきたものの、どれもいまいち。

そこで今回、願いを託したのは酸素系漂白剤「オキシクリーン」。これがなかなかの効果を発揮してくれたので、使い心地などをレポートしたいと思います。

Contents

尿臭クッションを酸素系漂白剤で洗ってみる!

今回、猫におしっこされたのは、このクッションです。ふわふわした起毛素材が使われています。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
買ったばかりなのに……

基本的に猫はトイレの場所をちゃんと覚えるのですが、マーキングのほか、膀胱炎やストレスなどさまざまな理由によって、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうことがあります。

尿の量はそれほどでないのですが、独特のツーンとした臭いには、顔をしかめてしまいますね。

今回、臭い消しにつかったのは、酸素系漂白剤「オキシクリーン」。主成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系)です。日本製とアメリカ製があり、アメリカ製のものには界面活性剤が含まれています。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
今回はアメリカ版を使いました!

オキシ液(オキシクリーンの液)を作る

最初にオキシクリーンの液を作ります。

バケツにオキシクリーンの粉末40gを入れます。海外製のオキシクリーンの場合、40gは付属スプーンの目盛りの2まで。付属スプーンがない場合、大さじ3杯弱でした。

続いて、バケツにお湯を入れて、オキシクリーンを溶かします。オキシクリーンが効果を発揮する水温は「40~60度」。特に60度に近い温度になるほど、効果が高くなると言われているので、60度のお湯を使うのがおすすめです。

■60度のお湯を作るには?
湯温を設定できる給湯器や電子ケトルがあればいいですが、ない場合もあるはず。おおよそですが、沸騰した熱湯に同量の水(10~18度)を加えると、50~60度のお湯になります。冬場はやや熱湯の量を多めにするといいですよ!

クッションを漬ける

最初に、ざっとぬるま湯(30~40度)でクッションにおしっこされた部分を押し洗いします。

次に、オキシクリーンの液に、水分がきちんと行きわたるように、クッションをしっかりと浸します。

クッションが浮かんでくるようだったら、何か重しになるようなものをのせた方がいいかも。お湯が冷めないようにふたなどをして、20分以上~6時間以内放置します。

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おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
今回は3時間、放置したよ

水ですすぐ

3時間後。クッションを取り出しました。軽く脱水をしてから、きれいな水でオキシクリーンをしっかりとすすぎます。

陰干しする

クッションをすすいだら、脱水をして干します。

脱水したばかりの状態は、毛がバサバサ。ちゃんと前のように、ふわふわの状態になるか不安になりました。

濡れた状態で臭いを嗅いでみると……。おお!尿臭は全然感じられません。

……とこれで「臭いが消えた!」と喜ぶのは早すぎるのです。これまでの経験だと、乾かしたあとに、臭いが「モワーン」と復活することが多かったんですよね。今回も、乾燥後におしっこの臭いが復活しないか、ちょっと心配です。

洗濯ネットなどに入れてから、日陰で平干しします。しっかり日に当てた方が乾きやすそうなのですが、紫外線が強い直射日光に当てると、変色してしまう可能性があるそう。

中綿が入っているので、中までしっかりと乾燥させます。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
水分が残っていると、カビの原因になるのでしっかり干してね

1日半後の状態です。中心部までしっかりと乾きました。

小さめのクッションなので、1日半で乾きましたが、少し大きいサイズのクッションは、もう少し時間をかけたほうがいいかもしれません。心配していた毛の状態もふわふわ!

肝心の「臭い」ですが、おそるおそる嗅いでみたところ、見事に消えています!クッション全体をクンクンと嗅いでみましたが、あの「ツーン」とした臭いはまったく感じられません。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
漬けておいただけなのにこれはすごい!

なぜ漂白剤でおしっこの臭いが消えるの?

いろいろ試してもなかなか消えなかった猫のおしっこの臭い。なぜ漂白剤で消えるのでしょうか。

石けんや合成洗剤は、衣類からにおいの元となる汚れをはぎとってきれいにするという方法。一方、漂白剤はにおいの元となる汚れをはぎとるのではなく、分解してバラバラにします。

これまで、洗剤を使ってもおしっこ臭が残っていたのは、においの元が落としきれていなかったからかもしれません。乾燥後、臭いが復活したのはそのためだったと考えられます。今回は漂白剤でにおいの元を分解できたので、臭いも復活することなかったのでしょう。

今回、私が使ったアメリカ製の「オキシクリーン」は、界面活性剤入り。酸素系漂白剤だけでは効果が感じられなかった場合、洗剤(界面活性剤)と酸素系漂白剤を併用してみるといいかもしれません。

まとめ

酸素系漂白剤「オキシクリーン」を使うと、猫のおしっこの臭いが消えることがわかりました。漬け置きできるクッションやシーツ、ぬいぐるみにおしっこされた場合、酸素系漂白剤を使うのがおすすめですよ。

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