100円ショップの探索で、日々リフレッシュしているkerokoです。
先日、ダイソーに行ったとき、製菓用品コーナーに電動の「ハンドミキサー」があるのを発見!
ハンドミキサーといったら、スポンジケーキの生地を作るときや、生クリームの泡立てなどに使えるお役立ちアイテム。一般的にハンドミキサーって、1000円以上するので、思わず二度見してしまいました。
正確には100円ではなく150円商品ですが、その価格でハンドミキサーが買えるなんて驚きですよね。
気になった私は、さっそくハンドミキサーを購入してみました。
その使い心地や性能などを、徹底レポートしてみたいと思います。よければお付き合いくださいね。
Contents
これがダイソーで購入できる電動ハンドミキサー
こちらが購入したハンドミキサーです。色はオレンジとグリーンの2種類がありましたが、私はグリーンを購入。動かすには単三電池が2つ必要です。本体には電池は付いていないので、別に購入する必要があります。
単三電池は、本体の底部分から入れます。
本体は、大きさも丸みを帯びた形もバナナのようです。本体にはほどよいカーブが付いているので、手で持つとしっくりとなじみます。
泡立てる部分のパーツは、それほど大きくはありません。ドレッシングを混ぜるときに使う小さな泡だて器くらいの大きさです。
パーツをいじっていたら、あらら、ポコッと本体から外れました! 壊してしまったか!?とドキドキしましたが、どうやらパーツだけ取り外して水洗いできるようです。
生クリームなどは油分が多いのでしっかり洗剤で洗いたいところ。外して洗えるので衛生的ですね。
スイッチは回転の強弱を調整する機能は付いておらず、オン・オフだけ。それでは、さっそくスイッチを入れてみましょう。
「ブィーン」………
「カシャカシャ」(何か回ってるらしき音)………
……回転するものの、うーん、音もカチャカチャしてるし、どこかおもちゃ感も否めない動き…。
それなりのパワーで回るのかな?と思っていた分、少し期待外れかも^^;でも、パワーが少ないぶん、子どもにも使わせることができそうです。
動きを確認したところで、早速、実際にお料理で使ってみたいと思います。
- ホイップクリーム
- メレンゲ作り(卵の白身)
の順で説明していきますね。
ダイソーのハンドミキサーでホイップクリームを泡立てる
用意したのはホイップクリームです。クリームには動物性・植物性の2種類がありますが、動物性って高いんですよね。安く入手しやすい植物性のホイップクリームで試してみることにしました。
あらかじめ冷やしておいた器に、ホイップクリームと砂糖大さじ1/2を入れます。
なぜ器を冷やしておくかというと、その方がクリームが泡立ちやすいから。器を冷やさず、氷水を当てながらホイップしてもいいと思います。
ホイップクリームの量は50mlと少なめにしました。ハンドミキサーの泡だて部分のパーツは小さいし、回転パワーも強力でないので、それほど大量に泡立てられるとは思えなかったためです。
それでは泡立てスタート! スマホのストップウォッチ機能を使って、時間もしっかりと計ってみることにします。
5分後。特に変化はありません。とろみも付いているような、付いていないような……。泡もまだ粗いですね。
10分後。あんまり変化がありません。
ホイップ状にはほど遠い状態です。うーん、ホントに泡立つのかな、と少し不安。
15分後。ちょっととろみがついてきました。
25分後。ようやく、泡だて器の内側にホイップクリームが絡む状態になりました。
30分後。25分の時より、若干、粘度が高くなっています。
35分後。ようやく8分立てくらいになりました。
ピンと角が立つ状態ではありませんが、おやつの時間がかなり過ぎ、子どもたちがしびれを切らしているのでこのくらいで今回はストップすることにしました。
ロールケーキのトッピングに使ってみました。おおっ!100円で買ったロールケーキが、ホイップを飾るだけでワンランクアップして見えませんか? 子どもたちも大喜びです。
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ホイップクリームを早く泡立てるには?
ダイソーのハンドミキサーでは、ホイップクリームを泡立てるのに30分以上かかりました。確かに泡立つのですが、わずか50ミリリットルのホイップクリームが8分立ての状態になるまで35分って……。時間がかかりすぎですよね。
せめて3分、いやいや5分、いや、10分くらいでできれば……と思った私、泡立て時間をショートカットする方法も試してみました。
使うのは、ホイップクリームとレモン汁です。酸性のレモン汁は、ホイップクリームに含まれるたんぱく質を固まらせる効果があるのだそう。
加えるレモン汁の量は、ホイップクリームの量の1%~5%。レモン汁の量が多いほど、泡立て時間が短縮できるとのことなので、今回50ミリリットルのホイップクリームに対し、5%に相当する小さじ1/2(2.5ml)を入れてみることにします。
器にホイップクリームとレモン汁、砂糖(大さじ1/2)を入れます。
ハンドミキサーのスイッチを入れたところ……。
あれれ!? なんと1分もしないうちに、かなりとろみがついてきましたよ!
これが1分34秒後の様子です。かなり泡立っています。レモン汁を入れないときは、30分以上かかってたのに、レモン汁を入れるだけでこんなに時間を短縮できるとはびっくりです。
2分経つと、こんなにしっかりとしたクリームになりました。
味はというと、ほんの少し酸味が効いていますが、それほど気になりません。
使うレモン汁の量を1%程度にすると、少し泡立つ時間は長くなりますが、味はほとんど変わらないそう。なので、風味を大切にする場合はレモン汁を少なめに使うといいと思います。
ちなみに、ペクチンが含まれるジャムでも同様の効果があるそうなので、レモン汁がないときはジャムで代用してみてもいいかもしれません。
ダイソーのハンドミキサーでメレンゲを作る
次はふわふわのお菓子作りに欠かせない「メレンゲ」です。
ハンドミキサーで簡単にメレンゲができたら、朝ごはんにふわふわホットケーキなんていいなあ……なんて、妄想が膨らみます。
妄想はさておき、さっそくメレンゲを作ってみましょう。使ったのは卵白1個分です。
器を温めておくと、卵白が泡立ちやすいので、今回は少し温めた器(40度くらいの温かさ)を使いました。卵白を1個分と砂糖(大さじ1/2)を入れます。
今回もストップウォッチ機能を使って、どのくらいで泡立つのか計ってみることにしました。
5分後。泡立っていますが、まだ気泡が粗いです。
10分後。ツノがおじぎをする程度まで泡立ちました。ホイップクリームと比べると、泡立ちやすいと感じます。
15分後。かなり泡立ち、ツノもしっかり立つようになりました。
20分後。器をさかさまにしても、卵白はダレてこないほど泡立ちました。
卵白の場合、しっかり泡立つまで約20分かかるようです。
ただ、普通のハンドミキサーを使って泡立てたときと比べると、ちょっとキメが粗くツヤもないような気がするんですよね。泡立てるのに時間がかかりすぎてしまったせいでしょうか。
ダイソーのハンドミキサーは泡立てには適していない?
ホイップクリームも卵白も泡立てることはできましたが、時間が20分~35分かかりました。確かに手は疲れないけれど、30分以上もかかるなんて効率が悪すぎ。実用的ではないのでは?と商品の裏書を見たら……。
なんとー!
使用上の注意のところに「生クリームや卵など、こってりしたものには使用しないでください」と書いてあるではないですか!
…ハンドミキサーなのに、ホイップクリームの泡立てやメレンゲ作りには、適していなかったということですね。
ドレッシング作りに使える
お菓子作りには適していない、じゃ、何に使えるの?って疑問が残ります。裏書を読むと、ドレッシング作りには適しているということなので、中華ドレッシングを作ってみることにします。裏書には丁寧にレシピまで掲載されていますよ。
器にポン酢とゴマ油を入れ、ハンドミキサーでかき混ぜます。スピーディに回り、あっという間に油分と水分が均一に混ざりました。これは便利!ドレッシングを手作りする家庭は、利用する価値ありですよ!
ミルクフォーマーとして使える
せっかく買ったのに、ドレッシング作りだけしか使えないのはもったいない! 次は、生クリームよりも粘度の低い牛乳で試してみました。泡立てたミルクたっぷりのカフェラテやカプチーノが手軽に家庭で作れたら嬉しいですよね。
牛乳50ミリリットルはレンジ(500w)で20秒ほど温めます。ハンドミキサーでかき混ぜると、1分ほどで泡が立ち始めました。
2分ほど経ったところです。写真が見づらくてゴメンナサイ! かなり泡立ちましたが、気泡は粗めです。
我が家には、ダイソーで購入した150円商品のミルクフォーマーがあるのですが、それで作ったものの方がキメが細かいように感じました。
まとめ
ハンドミキサーということで、お菓子作りに使えるのではと思って購入したものの、ホイップクリームも卵白も泡立つのに時間がかかりました。
裏書でもハッキリと「生クリームや卵には使わないで」と書かれてあるので、ハンドミキサーといえど、お菓子作りには不向きです。
また、ミルクフォーマーとして使えないこともありませんが、キメの細かさという点では、一般的なミルクフォーマーには劣ります。「おいしいカプチーノを飲みたい!」「おもてなしのときに泡立てたミルクを添えたい」という場合は、普通のミルクフォーマーを購入したほうがふわふわの泡が楽しめると思います。
・ドレッシング作りには向いている
・ミルクフォーマーとして使えないこともないが、泡のキメは粗い
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