バレンタインやホワイトデー、クリスマスなど、チョコレートを使うお菓子を作る時に、100円ショップの製菓コーナーは大活躍!シーズン前には、店頭にはさまざまなチョコが並び、そのラインナップの豊富さにはびっくり!
そこで今回は、ダイソーで購入できるチョコレートをドドーンと10種類以上ご紹介!内容量やメーカー、個人的な意見ですが「味」の感想も書いてみました。
チョコを使ったお菓子作りをするときの、参考にしてみてくださいね!
Contents
ダイソーで販売しているチョコの種類は?
製菓用品コーナーで販売されていたチョコレートは、大まかに5つの種類がありました。
- オーソドックスな板チョコ(ブラック、ミルク、ホワイト)
- 溶かしやすいタブレット型チョコ
- 少し大きめな塊の割チョコ
- カカオ分が多めのクーベルチュールチョコレート
- ケーキなどの仕上げに使うコーティングチョコレート
それでは、1種類ずつ商品を紹介していきますね。
ダイソーのチョコレート 「板チョコ」
おなじみの板状になっているチョコレート。明治(ミルクチョコレート・ブラックチョコレート各50g、ホワイトチョコレート40g)、森永(ミルクチョコレート50g)など、一般的な食品メーカーの板チョコよりも、内容量はかなり多めです。
ドウシシャ製のチョコレートですが、ミルク、ビター、ビタースイートの内容量が100g→90gに変更となっています。2019年は120gだったので、ここ数年で30g(チロルチョコ1個分)減っていることになりますね。
ミルクチョコレート
まろやかな味わいのミルクチョコレート。明治や森永のミルクチョコレートは「チョコレート」ですが、それよりカカオ分などが少なめの「準チョコレート」です。
■チョコレートと準チョコレートって何が違うの?
「チョコレート」は、カカオ分が35%以上、あるいはカカオ分21%以上でカカオ分と乳固形分の合計が35%以上のチョコレート生地を全重量の60%以上使用したもののこと。
一方、「準チョコレート」は、カカオ分が15%以上、あるいはカカオ分7%以上かつ乳固形分12.5%以上の準チョコレート生地を全重量の60%以上使用したもののこと。
カカオの香ばしさや舌ざわり、滑らかさは「チョコレート」の方が際立っているとされています。そのまま食べるだけでなく、お菓子作りにも使用できます。
準チョコについて詳しく解説した記事はこちら↓
パッケージ裏にはお菓子のレシピも掲載されています。パッケージを開けると、ブロックが32個ありました。
チョコレートの製造メーカーは旧商品・新商品とも変わらず、ドウシシャでした。
■ダイソー「ミルクチョコレート」を使ってお菓子を作るなら……
クッキー(細かく砕いてチョコチップ代わりに)、型抜きチョコ、トリュフ、ガトーショコラ、チョコパイなど
■ミルクチョコレートの概要
内容量 | 90g |
原産国 | マレーシア |
輸入者 | ドウシシャ |
ブラックチョコレート
ミルクチョコレートより甘さ控えめで、苦みが強いブラックチョコレート。こちらも、カカオ分などが少なめの「準チョコレート」です。ミルクチョコレートよりも固めです。
カカオの風味は一般的なブラックチョコと食べ比べるとやや少ない気がしますが、これ単体で食べるとそれなりにカカオの風味も感じられます。
クッキー(細かく砕いてチョコチップ代わりに)、型抜きチョコ、トリュフ、ガトーショコラ、チョコパイなど
■ブラックチョコレート概要
内容量 | 90g |
原産国 | マレーシア |
輸入者 | ドウシシャ |
ビタースイートチョコレート
ミルクチョコレートとブラックチョコの中間に位置している印象の「ビタースイートチョコレート」。ミルクチョコより、若干硬めの印象です。こちらも、カカオ分などが少なめの「準チョコレート」。
苦さはやや控えめで食べやすいですよ。
■ダイソー「ビタースイートチョコレート」を使ってお菓子を作るなら……
クッキー(細かく砕いてチョコチップ代わりに)、型抜きチョコ、トリュフ、ガトーショコラ、チョコパイなど
■ビタースイートチョコレート概要
内容量 | 90g |
原産国 | マレーシア |
輸入者 | ドウシシャ |
ミルクチョコレート・ブラックチョコレート ミニサイズ
「ミルクチョコレート」「ブラックチョコレート」のミニサイズ。
こちらは2つで100円商品です。組み合わせは自由なので、1個はミルク、もう一つはビタースイートチョコレートを選ぶこともできますよ♪
■ミニサイズミルクチョコレート・ブラックチョコレート概要
内容量 | 40g |
原産国 | マレーシア |
輸入者 | ドウシシャ |
ビッグミルクチョコレート
内容量は70g。明治・森永のミルクチョコレートより20g多めですが、上記のミルクチョコ・ブラックチョコより少なめです。
こちらは準チョコレートではなく「チョコレート」。ミルクとカカオのバランスのいい味わいです。裏にはレシピ付き。
製造者の「高岡食品工業株式会社」は、戦後すぐの頃から、チョコレートを作っている専門業者とのこと。”まっすぐにチョコレート作りと向き合い続ける”というチョコに対する熱い思いが感じられる会社です。
クッキー(砕いてチョコチップ代わりに)、型抜きチョコ、トリュフ、ブラウニー、ガトーショコラ、チョコパイなど
■ビッグミルクチョコレート概要
名称 | チョコレート |
内容量 | 70g |
製造者 | 高岡食品工業株式会社 |
ビッグホワイトチョコレート
内容量は70gで、明治・森永のホワイトチョコレートより30g多め。こちらは準チョコレートではなく「チョコレート」です。「ビッグミルクチョコレート」と同じ、チョコに熱い思いがある「高岡食品工業」が作っています。
型抜きチョコ、トリュフ(抹茶パウダーや苺パウダーなどを混ぜて)、チョコパイなど
■ビッグホワイトチョコレート概要
名称 | チョコレート |
内容量 | 70g |
製造者 | 高岡食品工業株式会社 |
ダイソー販売のチョコレート「タブレット型」
溶かしやすいように、直径2cmほどの丸形になっているチョコレート。溶かして使うとき、板チョコのように砕く必要がないので便利です。お菓子の材料としてでなく、そのまま食べることもできます。
くちどけミルクチョコ
「くちどけ」という商品名のとおり、とてもまろやかで口溶けのいいチョコレート。内容量は100gで、明治や森永の板チョコの2枚分です。裏にはレシピ付き。準チョコレートです。
■「くちどけミルクチョコ」を使ってお菓子を作るなら……
クッキー(細かく砕いてチョコチップ代わりに)、型抜きチョコ、トリュフ、チョコパイなど
■くちどけミルクチョコ概要
名称 | 準チョコレート |
内容量 | 100g |
輸入者 | 株式会社ドウシシャ |
くちどけブラックチョコ
ミルクチョコよりも少し固めでココアの香りが際立つチョコレート。内容量は100gで、明治や森永の板チョコの2枚分です。裏にはレシピが付いています。準チョコレート。
■「くちどけブラックチョコ」を使ってお菓子を作るなら……
クッキー(細かく砕いてチョコチップ代わりに)、型抜きチョコ、トリュフ、チョコパイなど
■くちどけブラックチョコ
名称 | 準チョコレート |
内容量 | 100g |
輸入者 | 株式会社ドウシシャ |
くちどけセミスイートチョコ
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ミルクチョコレートより、若干甘さが控えめ、ブラックチョコレートよりもミルク感があるチョコレート。油脂分が多いからなのか、とろける感じ。内容量は100gで、明治や森永の板チョコの2枚分です。準チョコレート。
■「くちどけセミスイートチョコ」を使ってお菓子を作るなら……
型抜きチョコ、クッキー(細かく砕いてチョコチップ代わりに)、トリュフ、チョコパイなど
■くちどけセミスイートチョコ
名称 | 準チョコレート |
内容量 | 100g |
輸入者 | 株式会社ドウシシャ |
ダイソーのチョコレート「割チョコ」
板チョコよりもかなり厚みがあるチョコレートです。
1枚70g。上記のダイソーのミルク・ブラックチョコより少ないですが、明治・森永の板チョコより内容量は多めです。こちらも、「チョコレート」とは異なる「準チョコレート」です。
1枚を4つのブロックに分けることができます。割ると1ブロックあたり約18gです。レシピが裏に掲載されています。
販売者は「株式会社ママ」。お菓子の総合メーカーで、チョコレートやチョコレート菓子のほか、おせんべいや洋菓子など幅広く作っている会社です。
■「割チョコ」を使ってお菓子を作るなら……
型抜きチョコ、トリュフ、ガトーショコラ、ブラウニー、クッキー(細かく砕いてチョコチップ代わりに。砕くのが大変そうですが…)、チョコパイなど
■割チョコ 概要
名称 | 準チョコレート |
内容量 | 70g |
販売者 | 株式会社ママ |
ダイソーのチョコ「クーベルチュールチョコレート」
クーベルチュールチョコレートとは厳選したカカオ豆から作られた、風味豊かな最高級の製菓用チョコレートのこと。ケーキやチョコレート菓子の仕上げのほか、溶かしてケーキに混ぜ込んだり、そのまま食べることもできます。
成分は「総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂は使用不可」と国際基準で厳しく決まっているそう。海外ではこれ以外はクーベルチュールチョコレートとして認められません。
これまでは、製菓用品専門店で主に販売されていたクーベルチュールチョコレート。製菓材料の通販「富澤商店」でクーベルチュールチョコを探してみると、一番安いものでも100g429円でした。
それでは、さっそく、ダイソーで購入できるクーベルチュールチョコについて紹介していきますね。
カカオ80%クーベルチュールチョコレート
カカオ分80%のチョコレートです。
製造メーカーの「株式会社フクイ」は、チョコレートの企画開発、製造、販売を行なっている会社。チョコレートのファクトリーメーカーとして、OEM商品(他社ブランドの製品を製造)も数多く作っているようです。
■「カカオ80%クーベルチュールチョコレート」を使ってお菓子を作るなら……
トリュフ(砂糖追加がおすすめ)、型抜きチョコ、生チョコ、フルーツチョコ、ガトーショコラ、ブラウニーなど
■カカオ80%クーベルチュールチョコレート概要
名称 | チョコレート |
内容量 | 40g |
製造者 | 株式会社フクイ |
カカオ70% まるチョコ クーベルチュールチョコレート
カカオ分70%のタブレット型のクーベルチュールチョコレート。溶かして使うとき、板チョコのように刻む必要がないので手軽に使えます。内容量は55g。レシピ付き。
■「カカオ70%まるチョコ クーベルチュールチョコレート」を使ってお菓子を作るなら……
トリュフ(砂糖追加がおすすめ)、型抜きチョコ、生チョコ、フルーツチョコ、ガトーショコラ、ブラウニーなど
■カカオ70%まるチョコ クーベルチュールチョコレート概要
名称 | チョコレート |
内容量 | 55g |
製造者 | 株式会社ママ |
製菓材料専門店では、100g429円~のクーベルチュールチョコ。ダイソーでは110円で40~50gなので、およそ半分の価格で購入できることになります。「ちょっと使ってみたいけど、高いなあ」と思う場合、ダイソーを利用してみてもいいかもしれません。
ダイソーのクーベルチュールチョコって、実際にどうなの?
これまで専門店で主に販売されていたこともあり、高価なイメージが強いクーベルチュールチョコ。そのため、「100円ショップのクーベルチュールチョコって大丈夫?」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこで、実際にダイソーで販売されているクーベルチュールチョコを使って、トリュフとガトーショコラを作ってみました。
<トリュフ>
まるチョコのクーベルチュールチョコを使用。一般的なミルクチョコを使ったトリュフと比べると、甘さが控えめでココアの苦味が際立っています。
<ガトーショコラ>
カカオ80%クーベルチュールチョコレートを使用。ガツンとカカオの香りが感じられます。
苦味もほどよく感じられ、大人の味わいだと思いました。
ダイソーのクーベルチュールチョコですが、カカオの香りもよく、使いやすい!味も個人的にはまったく問題ありませんでした。
チョコの専門家やショコラティエ、パティシエなどは、微妙な違いがわかるかもしれませんが、バレンタインやホワイトデーで、気の置けない友達などに大量に作って配る場合は、ダイソーのクーベルチュールチョコを使うのも十分アリだと思います。
コーティングチョコレート
コーティングチョコレートとは、その名の通り、コーティングする時専門のチョコレート。
普通のチョコレートでコーティングするときは、ツヤを出しきれいに固めるためのするテンパリングが必要ですが、コーティングはその必要がありません。常温でもきれいに固まるのも魅力です。
こちらもクーベルチュールチョコと同様、これまで製菓材料専門店で200g550円~で販売されていました。100円ショップで買えるとは驚きですよね~!
コーティング チョコスイート
カカオ分20%の溶かしてすぐに使えるコーティングチョコ。準チョコレートです。以前のものとパッケージは変わりましたが、入っている内容量は40gと同じです。
■「コーティング チョコスイート」を使ってお菓子を作るなら……
ザッハトルテ、オペラ、エクレア、フルーツチョコ、などの仕上げ
■コーティング チョコスイート
名称 | 準チョコレート |
内容量 | 40g |
輸入者 | 株式会社ドウシシャ |
ダイソーチョコと市販のチョコ、お菓子作りに使うなら?
実際にダイソーのチョコを使ってみての感想です^^ 市販のチョコを使うのもいいですが、コスパもよし、味もおいしいし、ダイソーチョコでも十分にお菓子作りの役割を果たしてくれると思いました。
特にダイソーのチョコで優れていると思った点は下記の3点でした。
・内容量が多く使いやすい
明治や森永のチョコレートと比べると内容量が多いので、友チョコなどたくさん作りたい時に使うのにおすすめ。また、前述しましたが、タブレット型は砕く手間もないので使いやすかったです。
・本格的な味を目指すならクーベルチュールチョコを
クーベルチョコも驚きの100円!特別な相手にプレゼントするなら、ちょっと本格感が出るクーベルチュールチョコレートを使ってもいいと思いました。わざわざ製菓材料専門店に行かなくても購入できるし、何といっても価格が安いのがうれしいですよね。
・チョコレート専門メーカーが製造
品質が気になる人もいるかと思いますが、多くはチョコレートの専門メーカーが作ったもの。ホームページを見ると、どの会社も歴史があり、チョコに対しての熱意が感じられ、安心して使うことができると思いました。
板チョコのいくつかはドウシシャがマレーシアから輸入しています。ドウシシャは世界から食品を輸入している会社で、製菓用チョコやココアパウダーなども取り扱っています。
まとめ
手ごろな板チョコから、クーベルチュールチョコ、コーティングチョコまで幅広い商品ラインナップ。ココアパウダーやラッピング商品もそろっているので、ダイソーでバレンタインやイベント用お菓子の材料は調達できそうです。チョコレートのお菓子を作るときに参考にしてみてくださいね♪
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