お年玉の面白い渡し方は?子供にウケるお年玉手品を紹介(画像付き)

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お正月が迫ってくると、考えなくてはならないのは、子供たちへの「お年玉」。親からしてみれば年末からの出費続きで、お年玉を渡す人数を数え始めると頭がクラクラしてきたりするものですが、子供にとっては1年に1度のお楽しみなんですよね。

とはいえ、出せるお金には限度がある! もちろん、最低限のラインは満たしてるつもりですが、時々「あれ?これだけ??」的な反応を親戚の子供たちにされることもあったりします。正月早々、「ハズレの親戚のおばちゃん」認定の瞬間です。

でも、ハズレに認定されたまま1年過ごすのはどうもやりきれません。そこで私が考えたのは、プラスアルファを加えて、お年玉を渡すこと。面白い方法でお年玉を渡すことで、少ないお年玉の額でも、点数を稼ぐことができます。

そこで今回は手品を使ったお年玉の渡し方をご紹介します。どんな手品かというと、お札が入ったお年玉袋をハサミでチョキン!と半分にしてしまうというもの。せっかくもらったお札も真っ二つに……と思いきや、お札は全然切れていないという不思議な手品です。

こちらもどうぞ→お年玉袋を手作りで! 折り紙で作れるポチ袋「富士山」




お正月に使える面白い手品とは

■手品で用意するもの

・お年玉袋(封筒状のものでも、ぽち袋でも)
・お札
・はさみ
・カッター

お年玉袋は、封筒状・ポチ袋を使うにしろ、お札を出し入れしやすい少し大きめのものがおすすめです。私が使用したのは、大きいものが192×100ミリ、小さいものが110×65ミリ。お札ギリギリの大きさだと、途中でお札がひっかかってしまい、失敗しがちです。

■下準備

1.封筒を準備します。まず、封筒の裏面だけにカッターで、切り込みを下の画像のように2本入れます。

封筒を切るとき、封筒の中にいらない新聞紙やチラシを入れて切ると、表面にひびきにくく上手に切れますよ。

切り込みを入れ終わった状態。右側に切り込みが入っているのがわかるでしょうか?

手品をするとき、お札をこのような感じで入れて細工するので、切り込みする幅は、お札の幅よりもやや長めにした方がやりやすいです。

2.後々の工程がやりやすいように、表面のちょうど裏に切り込みを入れたあたりに、目立たないように目印を入れておきます。

さあ、下準備はこれだけ。実際の手品はどうやってやるのでしょうか?

■手品の手順

1.まず最初に、お年玉袋の表面を見せて、「はい、お札を入れるよー」と言って、細工をした封筒にお札を入れます。「ハイ、折り目のないピン札だよ~」なんて言いつつ(別にピン札でなくて大丈夫です)。
小さいポチ袋のときは、三つ折り、四つ折りにして入れます。

2.お札を入れるときは、切り込みの間にうまくお札を通す感じにします。これがポイントです。
お札の幅ギリギリお年玉袋だと、この時にひっかかったりして、うまくお札を通せないので、少し大きめの袋を使ったほうがうまくいきます。子供の気を引くように、「ジャジャジャジャーン」などと適当に効果音を使ってくださいね。

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お札を封筒に入れた状態。お札の一部が切り込みから出ているようにします

3.先ほど、表面に付けた目印のところにはさみを当てます。あ、まだ切らないでくださいね

これは表側から見た様子です

4.この時の裏面の様子。はさみの先が、お札の下に通っているのがわかりますか?はさみはうまくお札を避けているので、そのままチョキンと切っても切れません。この状態をキープして封筒だけを切っていきます

刃先はお札を避けているので、お札は切れません

5.「はい、チョキチョキチョキチョキ……」などと言って、ザクザクお年玉袋を切っていきます。

小さいお年玉袋を使う場合、キッチンばさみや裁ちばさみ(ホントは裁ちばさみは紙を切るものではありませんが……)といった大きめのはさみで、一気に「ザクッ」と切るのもおすすめです。間髪入れない展開に、子供たちは「あっ!!!」とびっくり

「わー!」という子供の声が聞こえてきそう!このくらい大きなハサミで間髪入れずザクっと切るのもダイナミック。でもお札は切れていないのでご安心を

大きめのはさみを使うときは、上のの画像のように、刃の先が封筒の上から出ているようにするとより緊迫感(?)がアップ!裏面では、はさみの刃はお札の上を通っているので、このまま切っても切れることはありませんが、それを知らない子供たちからしてみたら、大事なお年玉袋がハサミに挟まれているように見えるのです。

6.表面から見ると、お年玉袋は真っ二つです……!!!

この時に忘れてはならないのは、このお年玉袋の下には切れていないお札があるということ。手品のタネがわかってしまうので、お札が見えないように気を付けましょう。

7.封筒は切れてしまったけれど、果たして、お札は無事なのでしょうか?? ……などと適当にナレーションを入れて、封筒から少しずつ、お札を出していきます。見ている子供にお札を少しずつ、引っ張ってもらってもいいですね。

8.あれあれ?真っ二つに切れたと思ったお札が切れていません! 不思議です。お札をじっくりみんなに見せてみます。

「折って隠してたんでしょ~!」と突っ込んできた場合、「みてみて!折り目はないよ!」と言えるので、新札(ピン札)を使うのもおすすめです。

9.無事だったお札は、違うお年玉袋に入れて渡します。今年もよろしくね。

手品で渡すお年玉の注意点

この手品は、手元をジッと見られると失敗しがちなので、少し目をごまかせる一段高めのところでやったり、1メートル以上離れて見てもらうようにするといいと思います。子供も年齢が上がると疑い深い目で見るようになるので、小学校高学年くらいまでに適しているかな、と。

一見、とても簡単そうに見えるのですが、やはり細工や手順は大切で、ぶっつけ本番でやると大抵、失敗します。私は準備を怠り、幼稚園のお楽しみ会でまんまと失敗しました。何度か練習するとスムーズに行きますよ。

この手品の肝は、個人的に封筒にお札を入れる時と、封筒を切り終わったときかなと思います。お札を入れる時にモタモタしてたり、うまく入らないからと裏面の切り込みを凝視したりしてると、子供たちは「ここにタネがあるんじゃ?」と勘繰ってしまいます

また、封筒を切り終わると、ふと、こちらも気が緩んでしまうのですが、ここで封筒がずれてその下のお札が見えてしまうと、タネがまるわかり! 切れ目からお札が見えないように気を付けてくださいね。

まとめ

手品には本物のお札を使いますが、基本的に手順通りに行えば、お札を切ることはありません。何度か練習して、気持ちをリラックスさせて手品に挑んでくださいね。ただし、この練習風景は子供に見られないように……。

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