覚悟を決めて、タニカのヨーグルトメーカー「ヨーグルティア」を購入。ここでは、実際にヨーグルトを作る過程について書いてみたいと思います。合わせて、私の主観的なものですが、使い続けてわかったメリットとデメリットも紹介します。
こちらもどうぞ→ヨーグルトメーカーってお得なの?元をとるには?
Contents
タニカのヨーグルトメーカーとは
タニカのヨーグルトメーカーは、発酵温度も細かく設定でき、発酵時間も1時間~48時間まで設定できるというもの。ヨーグルトは種菌(ビフィズス菌、アールワン、LG21など)によって、発酵に適した温度があるそうです。温度が一定のヨーグルトメーカーは安く売られているのですが、タニカのものは細かく設定できるせいか高価で、楽天でも1万円ほどの価格です。高い!
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ヨーグルトメーカーで自家製ヨーグルトを作る
覚悟を決めて、買おうと決めたのは、インフルエンザが流行り出す冬を前にした10月でした。本当は流行する半年くらい前から、予防のための身体づくりをしておかないとならないそうなのですが、やっぱり金額が金額なのでグズグズしていたのです。
しかし、インフルエンザ予防接種のニュースをちらほら聞くようになり「1年間の予防接種代(約1万円)のかわりにヨーグルトメーカーを買ったと思えば」と、半ば強引に、半ば自分に言い聞かせるように買いました。
タニカのヨーグルトメーカーは、本体と発酵容器2つ、スプーン、レシピブックがセットになっています。レシピブックには、いろいろな発酵食品の作り方が載っていましたが、なんと紛失してしまいました。しかし、タニカの公式サイトにも、ヨーグルティアを使用した発酵食品の作り方がたくさん公開されているので、私はいつもこれを見ています。
次に、実際に、どのような感じでヨーグルトを作ることができるのかご紹介します。基本的にヨーグルトは、牛乳とヨーグルト(種菌)を用意し、適温で最適な時間、発酵させればできます。今回は明治の機能性ヨーグルトのLG21を使いました。
<材料>
・牛乳 1リットル
・LG21 カップタイプ 1個
牛乳のほか、低脂肪乳でも作れますが、仕上がりがちょっとゆるい感じがします。今回はカップタイプを使いましたが、ドリンクタイプでもできました。
<作り方>
・容器を消毒する
発酵食品づくりで気を付けることは、一にも二にも「消毒」なのだそう。発酵に適している温度は、雑菌が大好きな温度なので、まず最初に容器をしっかりと消毒します。
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…といっても、特段難しいわけではないです。容器に水を50ミリリットルほど入れ、付属のスプーンも入れ、ふたを上からのせて、1分半レンジ(500w)で加熱消毒します。これだけ。
・牛乳を加熱
牛乳を紙パックのまま、電子レンジ(500w)で3分加熱します。冷たい牛乳でもできるそうですが、加熱した方が、発酵に適した温度になりやすいのだそう。
紙容器のままで加熱するなんて、庫内で爆発したらどうしよう……って考えちゃいますよね。私も最初は心配でしたが、これまで爆発したことはありません。3分後、紙容器を取り出すときに、ほんのりと紙容器が温かくなっています。
・ヨーグルトを容器に入れる
加熱消毒した器の中に入っている水を捨てます。容器に残っている水は、雑菌が容器に付くのを防ぐため、フキンなどで拭き取りません。容器の中にヨーグルトを入れます。
・加熱した牛乳を少しずつ入れる
牛乳を少しずつ注ぎ、スプーンでヨーグルトを溶かすように混ぜます。
・ヨーグルトメーカーにセットする
ふたをして、取っ手を付けて、ヨーグルティア本体にセット。その後、温度と発酵時間を設定します。LG21の場合は、発酵温度42度、発酵時間は7時間です。
・完成!
7時間後。ちゃんと固形になっていますが、揺らすと柔らかいのか、プルンプルンしてます。本体から取り出して冷蔵庫に入れて冷やします。
もちろん、発酵したばかりの生暖かい状態のものを食べてもいいのだけど、酸味が立つというか、冷えている状態のものより食べにくい気がしました。
冷蔵庫で数時間入れた後のようす。しっかり固まっています。
これで1リットル分のヨーグルトが完成しました。
味は、あくまでも個人的な感想ですが、酸味もそれほど強くなく食べやすいです。私は糖類を加えず、そのまま食べましたが、子どもはやはり糖類を加えないと食べにくいようです。
お砂糖が入っていないプレーンタイプなので、タンドリーチキンやカレーのかくし味など、料理にも使えます。とはいえ、子供たちにとってみては、食いつくのは物珍しい最初の頃だけで、やっぱりきれいなパッケージに入ったカップタイプのものが魅力には映るようです^^;
タニカヨーグルティアのメリットとデメリット
使い続けて4年目の正直な感想を書いてみたいと思います。
<メリット>
・機能性ヨーグルトを安く作ることができる
機能性ヨーグルトは、発酵温度がそれぞれ異なりますが、それぞれに適した温度で発酵させることができます。明治LG21なら、1カップ換算で約100円お得になるなど経済的。
・甘酒や塩麹などの発酵食品も作れる
飲む点滴と呼ばれる米麹を使った甘酒や、万能調味料の塩麹も作れます。炊飯器を使用して作るものは、少し温度調整必要ですが、これはワンタッチで適温に設定できるので、失敗も少ないと思います。
・低温調理の料理も作れる
時間調整も1時間~48時間まで設定できるので、低温調理のサラダチキンや、温泉卵も作れます。
<デメリット>
・金額が高い
続ければ元が取れるとはいえ、やっぱり初期投資の額が大きいですよね。
・場所をとる
本体を設置する場所が必要です。大きさは20センチ×20センチほどあれば大丈夫です。狭いキッチンの場合、置き場所を確保する必要がありそうです。使わないときにしまっておく場所も準備しておいたほうがいいかもしれません。
・作る手間がかかる
牛乳パックで作ることができるヨーグルトメーカーと比べると、消毒の手間もかかります。容器の消毒も電子レンジでできるし、それほど手間はかかりませんが、それでも面倒と感じる人はいると思います。
・子どもが飽きる
最初は喜んで食べていた子どもも、続くと飽きてくるようになります。アレンジするなど、食べ続けるには工夫が必要だと思いました。
まとめ
機能性ヨーグルトは、胃腸の働きをサポートするものや免疫力をアップさせるものなど、いろいろなものが販売されています。自分にぴったりと合った機能性ヨーグルトが見つかり、それを長期間食べ続けたいと思った場合は、タニカのヨーグルトメーカーはおすすめですよ。
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