灯油が付いた布や服の臭いを何とかしたい！実際に試した2つの方法を公開

給油をするとき、うっかり洋服に灯油をこぼしてしまったり、灯油が漏れてカーテン、ラグなどの布に灯油が付いてしまうことってありますよね。お気に入りの洋服に灯油の匂いがついたらがっかり。

そこで今回は、服などの布に灯油が付いたときの消臭方法を調べ、実際に試してみました。実践した方法は下記の通り！

• 干して灯油を気化させてから洗濯用洗剤で洗う方法
• クレンジングオイルや無水エタノールを使う方法

試した結果、時間があるときは灯油を気化させる方法、時間がないときはクレンジングオイルを使うのがいいと思いました。特にこぼした灯油の量が少量の場合、クレンジングオイルを使う方法はよかったですよ！

あっ！汚れたらすぐに洗濯機にポン！と放り込む人も多いですが、灯油汚れの場合、これは絶対に避けてくださいね。その理由については下で説明しています。

それでは順に説明していきますね。

干してから洗濯用洗剤で洗う方法　※時間があるときにおすすめ

こちらは、5時間以上、時間に余裕がある場合におすすめの方法です。とにかく早く臭いを落としたい場合は、下のクレンジングオイルを使う方法をどうぞ！

１．洋服や布を干す
洋服や布に灯油が付いてしまったら、風通しのいい場所に干して灯油を気化させます。

 

今回は、一晩（15時間）、外に干しておきました。

干した後の布です。まだ灯油がこぼれたところが、うっすらと残っていますね。

においはどうかと鼻を近づけると、ウーン、灯油の匂いはけっこう強く残っています。

 

２．洗濯用洗剤で洗います。

ぬるま湯に洗濯用洗剤を溶かし、よく泡立てて布を洗います。洗っている間も、洗剤の匂いの中に、灯油の匂いが感じられます。何度かすすぐ・洗うを繰り返します。

３．洗った後は、干して仕上げます。

こちらが乾燥させたあとの布です。ニット生地なので、洗濯後は生地がびろーんと伸びたように見えますね^^；

乾燥させた布の匂いをかいでみると……

• 灯油の匂いはかなり薄い
• かすかに油ねんどの匂いがする

クレンジングオイルを使う方法　※時間がないときにおすすめ

時間がないときや、灯油をこぼした部分が少ない場合、メイク汚れを落とすアイテム・クレンジングオイルやクレンジングリキッド（水で洗い流すタイプ）を使う方法がおすすめです。

クレンジングオイルのかわりに、無水エタノールや消毒用のアルコールを使ってもOKです。

無水エタノールは水分をほぼ含まない純度の高いエタノールのこと。薬局やドラッグストアで購入できますよ（500mlで1000円くらい）。

無水エタノールが手元にない場合は、無水エタノールよりもアルコール濃度は低いですが、消毒用アルコールや市販の除菌用アルコールスプレーなどを使ってもいいですよ。

 

１．クレンジングオイル・無水エタノールを灯油になじませる
灯油が付いた部分に、クレンジングオイルや無水エタノールを塗ってなじませます。ここで大事なのは、クレンジングオイルや無水エタノールはたっぷり使うこと。

２．水洗いしてすすぎます。
布を揉み込み、灯油とクレンジングオイル・無水エタノールをよくなじませます。その後、水洗いをしてすすぎます。

３．洗濯用洗剤で洗います。
洗濯用洗剤をぬるま湯に溶かし、その中で布を洗います。

洗った後は、干して仕上げます。乾燥した状態がこちら！

乾燥させた布の匂いをかいでみると……

• 灯油の匂いはかなり薄い
• ただ、かすかに油ねんどの匂いがする

こちらも何度か洗濯を繰り返すうちに、灯油の匂いは気にならなくなりました。

布用の消臭剤は灯油の臭い消しに使える？

布にしみついた臭いを取るスプレータイプの消臭剤ってありますよね。臭いが気になるときに、シュシュッと手軽に使う人も多いと思いますが、灯油の臭いに有効なのでしょうか？

試してみたところ、灯油が付いた直後にスプレーしても、臭いはあまり変わりませんでした。洗剤で洗い、干して乾燥させたあとにスプレーすると、若干、臭いは緩和されるように感じましたよ。

まとめ

「急がば回れ」ということわざがありますが、布についた灯油のにおいを取るときは、最初のひと手間が大事。干したり、クレンジングオイルで灯油を取り去ることで、臭いがぐっと軽減されますよ！