床に灯油をこぼした!イヤな臭いの消し方を重曹や洗剤で試してみた

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給油をするとき、タンクのキャップがちゃんと締まってなくて灯油が漏れ、フローリングにボタボタ……。

寒いとき、給油するだけでも面倒なのに、こぼれた灯油の後始末をしなきゃと考えると、憂鬱ですよね。そのままにしておくと、灯油のイヤな臭いが充満してしまうとわかっていても、でもやっぱり面倒くさい!

そこで今回は、できるだけ簡単に床についた灯油のできる方法を紹介します。試した方法は下記の通り!

  • 中性洗剤を使った方法
  • 重曹を使った方法

どちらも臭いはかなりなくなりました。特別な洗剤を使わなくても、台所用の中性洗剤でできましたよ!

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それでは順番に紹介していきますね!

Contents

中性洗剤を使う方法

家庭で手に入りやすい中性洗剤を使う方法です。

■用意するもの
・中性洗剤
・いらない布やタオル、新聞紙など

写真右側が台所用の中性洗剤。そのほか、浴室用、トイレ用、ガラス磨き用などさまざまな種類があります

中性洗剤はその名の通り「中性」の性質を持つ洗剤のこと。洗剤のパッケージの裏に、「中性洗剤」と書かれてあります。食器用、お風呂用、家具用、トイレ用など、中性洗剤にはさまざまな種類があります。

私は台所用の食器洗剤(花王のキュキュット)で試しました。

1.窓を開けて換気します。

2.布などで灯油を吸い取ります。
フローリングにこぼれた灯油を、新聞紙やいらない布、使い古したタオル、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどで吸い取ります。

灯油は放置したままにすると、シミになってしまう可能性があるそうで、すぐに取り掛かったほうがいいそう。

ゴシゴシこすらず、上から優しく押して、灯油を布や紙に吸わせるようにするのがいいようです。

■Check!■
小麦粉や粉末洗剤を使って灯油を吸い取るというテクニックもあるようなのですが、私が小麦粉を使ったときはフローリングのすき間に粉が入り込んでしまい、ちょっと拭き取る手間が必要でした。

手元にいらない布や新聞紙などがない時は、小麦粉や粉末洗剤で吸わせるという方法もアリだと思いますが、布や紙で吸い取らせる方法の方が簡単なような気がしました。

3.中性洗剤や重曹で、床に付着している油分を落としていきます。

中性洗剤を使う場合、原液では使わず、薄めて使います。40~50度くらいのお湯を用意し、中性洗剤を入れて、軽く泡立つ程度の洗剤液を作ります。

スポンジやぞうきんなどに含ませて泡立たせ、フローリングを拭き取ります。

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■Check!
無垢のフローリングの場合、水分を多く含むことができるスポンジではなく、薄めた中性洗剤液をぞうきんに含ませ、固く絞ったもので拭きます。

4.水で濡らした雑巾で泡を拭き取る

その後、水で濡らした雑巾で泡を拭き取ります。そして再び洗剤液で泡立てて洗い、水で濡らした雑巾で拭き取る……を2~3回繰り返します。

5.乾拭きする

最後は、乾いたぞうきんで乾拭きして仕上げます。

はたして、においはどうなったのでしょうか??
灯油をこぼした場所に鼻を近づけて匂いを嗅いでみました。

  • 灯油の独特の匂いはなくなっている
  • ただし、かすかに油ねんどみたいな油っぽいにおいが残っている
  • 数日乾かしておいたら、匂いはほとんどなくなった
独特の灯油の臭いはなくなっています。かすかに残る油ねんどのような臭いも、鼻を近づけなければわからないほどでした。

重曹を使う方法

重曹は、ナチュラルクリーニングでおなじみのアイテム。重曹はアルカリ性なので、酸性の油汚れと結びつくと中和され、水に溶ける成分に変化するのだそう。もちろん、今回の汚れ「灯油」も酸性なので、重曹もバッチリ落とせそうです。

※フローリングが無垢材である場合、重曹は使えません!変色してしまう場合もあるので気を付けてくださいね。

重曹は掃除用のほか、食品用でも大丈夫です。

1.換気をする

2.灯油をいらない布や新聞紙などで拭き取る

3.重曹を水で溶かして重曹水を作る

200mlの水に対し、重曹小さじ2杯(約10g)を入れて溶かし、重曹水を作ります。水より、ぬるま湯を使った方が溶けやすいですよ。

私はあらかじめ重曹水を作っておき、スプレーに入れて使っています。

4.重曹水を含ませたスポンジなどで、灯油汚れの場所を拭き取る

スポンジに重曹水を含ませて床を拭きます。

5.乾拭きする

濡れたままにしておくと、フローリングが痛むので、乾拭きして仕上げます。

はたして、においはどうなったのでしょうか??
灯油をこぼした場所に鼻を近づけて匂いを嗅いでみると……

  • 灯油の独特の匂いはない
  • かすかに油ねんどみたいな、印刷インクみたいなにおいがする
  • 数日乾かしておいたら、匂いはほとんどなくなった

中性洗剤と同じで、独特の灯油の臭いはなくなっています。かすかに残る油ねんどのような臭いも、鼻を近づけなければほとんど気になりません。

どちらかというと、重曹よりも中性洗剤の方が、灯油の匂いが少ない感じがします。もしかしたら中性洗剤は香りが付いているので、その香りで灯油の匂いがマスキングされている可能性もありますね。

中性洗剤・重曹で掃除したあと、においが消えたらワックス剤を塗っておくとより安心ですよ。

アルコールはフローリングの掃除には使えない

今回、中性洗剤と重曹を使う方法をご紹介しましたが、中には「油汚れには無水エタノールやアルコール入り除菌スプレーが有効と聞くので、灯油の臭いにもアルコールを使えないかな」という人もいるかもしれません。

でも、フローリングと無水エタノールやアルコール入り除菌スプレーは大敵!フローリングに使ってしまうと、せっかくのツヤのある表面が白濁してしまうことも……!!

変色してしまったフローリングを元に戻すのはなかなか大変なようなので、アルコールは使わないように注意!です。

まとめ

灯油をこぼしたときは、まず換気をしてできるだけ早く油分を吸わせることが大事! 食器洗い用の洗剤なら、多くの家庭でも常備していると思うので、そのあとすぐに処置するようにしてくださいね。

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