帽子に塩が吹いちゃった!家でできる塩抜きと洗い方、5分でできる応急処置も解説

Pocket

カンカン照りの暑い日、外出しようと帽子を手に取ったら…

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

あれ?何か白いシミのような汚れがうっすら付いてる…

外は暑いし日傘は面倒だし、「ちょっとのお出かけだからこのままでいっか」とかぶって出かけたら、そんな日に限って知り合いに遭遇してしまう、というのはよくあるパターン。特に黒や紺など、色の濃い帽子だと白いシミは目立つんですよね。

そこで今回は、帽子についた「白いシミ」の正体や汚れの取り方、予防方法についてご紹介。出かける5分前でも簡単にできる応急処置方法についても紹介します。帽子の白いシミが気になる場合、お試しください♪

この記事でわかること

  • 帽子の白いシミの正体
  • 白いシミを放置するとどうなる?
  • 白いシミをきれいにする水洗い方法
  • 白いシミを5分で取る裏ワザ

Contents

帽子に白い汚れ…それ、塩かもしれません

夏場のお出かけ後や運動後、使っている帽子やキャップに付くうっすらとした白いシミ。

ひっくり返してみると、つばの裏側にも、うひゃ~!にじんだような白いシミがくっきりと…。

なんだかチョークの染みみたい。どこかで付けちゃったかな?

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

うんうん、何か染み出したような白い汚れ、粉ぽっいものに触れてできたシミみたいに見えますよね。でも実はそれ、帽子に付着した汗が原因の「塩吹き現象」。汗が帽子に染み込んで、それが体温や太陽の熱などで蒸発し、塩分が生地の表面に白く浮き出てきてしまったんです。

そんな白い汗ジミ、「面倒だからそのままでいいか」と放置するのはNG。そのままにしておくと、塩分は生地を傷めるため、帽子の型崩れや色あせなどにつながることもあるんです。

じゃ、どうすればいいの?

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

帽子に付いた塩を取るには、水洗いがおすすめ。次はさっそく、簡単にできる帽子の洗い方(塩抜き)を紹介していきますね。

家でできる簡単な帽子の洗い方

帽子を家で洗うというと、何だか難しそうなイメージ。でも、おしゃれ着洗い用の洗剤(アクロンやエマールなど)を使えば、簡単に洗うことができます。

今回使ったのはエマール

ただ、水で洗える帽子なのかどうか事前にチェックしておくことも大切。洗濯表示タグを確認して、水洗い可能なものなら大丈夫です。

服を洗濯しようと、何気なくふとタグを見たら、洗濯マークが変わっている!しかもパッと見て何を意味しているのかわかりにくいし、「F」や「P」など...
洗濯をするときに、ふと洋服のタグを見ると、見慣れない「W」というマークが……。これまで、特に気にすることなく洗濯機に放り込んガンガンで洗って...

注意したいのが、革など素材が水洗いに適していないものや、洗濯中にはがれてしまう可能性があるシールやワッペンを使っているもの。特にシールを貼ったまま着けることが多いニューエラなどは要注意です。

また、古着屋さんなどで購入した経年変化が魅力的な帽子も、洗濯によって生地が傷んでしまう可能性も。高価なものやヴィンテージものは、クリーニング屋さんにお願いした方がベターです。

洗濯表示タグで洗える素材であることを確認したら、早速洗っていきましょう。準備するものは下記の4つ!

  • 中性洗剤(エマールやアクロンなどおしゃれ着洗い用洗剤)
  • ぬるま湯
  • 歯ブラシ(使い古しでOK)
  • タオル
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

ひどい汚れじゃなければ、歯ブラシはなくてもOKですよ!

手順1 ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、つけ置きする

塩分は水よりぬるま湯の方が溶けやすいので、ぬるま湯を使います。中性洗剤を溶かしたら、その中に帽子をイン!
10~20分ほど、しばらくつけ置きします。

手順2 手で優しく押し洗いする

つけ置きした後の水の様子。

うっひゃ~!泥水みたいに濁っていてびっくり。こんな汚いのを被っていたのかと怖くなりましたが、水の色をよく見て見ると、どうやら帽子に付いた汚れだけではなく、染料も溶け出ているようです。

白いシミが付いていた部分を歯ブラシでこすります。水に濡れると、シミがあった部分がわからなくなるのですが、まあ、それは「たぶんこのあたりかな」というアバウトな感じでゴシゴシと。

手順3 すすいで干す

きれいな水ですすいで洗剤液を落とします。しかし、今回は何度すすいでも染料が溶けたと思われる茶色い水がきれいになりませんでした……。なので、泡切れがよくなった時点ですすぎはストップすることに。

水を軽く切ったら、きれいなタオルを使い水分を吸収させます。帽子をはさむように、タオルを両面に当てると早く水分を吸い取ることができますよ。

スポンサーリンク


水がしたたり落ちない程度になったら、次は陰干しです。私は風通しのよい直射日光の当たらない場所に置いておきました。

帽子は乾かす過程で形が崩れないように、丸めたタオルを詰めて形をきれいに保ちます。詰めたタオルは水分を吸ったら、新しいタオルに交換します。

ザルで形を整えて干すという方法もあるみたいだよ

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

うーん、通気性もよくなるし、早く乾きそうなのでザルを使う方法はいいと思ったのですが、探してみると、帽子の深さや直径、丸みにほどよくフィットするザルって、ありそうでなかなか見つからなかったんですよね……。

シーズン中に何度も同じ帽子を洗う場合はザルを買ってもいいかもしれませんが、そうでない場合はタオルで代用するのもアリだと思います。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

タオルなら、丸め方によっていろいろな大きさの帽子に合わせられますよ!

乾燥させた状態がこちら。ちょっとわかりにくいのですが、うっすらと付いていた白い塩のシミが、きれいになっています。

帽子のつばの部分もほら、きれい!

つけ置き時間や乾かす時間は必要ですが、実際にゴシゴシ洗う時間は5分ほど。それほど手間もかからずきれいになりました。水洗いは気分的にさっぱりしますね。

……と、ここまではある程度、時間があるときの場合。続いては時間がないとき、白いシミを何とかしたい場合のケア方法をご紹介します。

5分でできる塩抜き応急処置

時間がないときに、サッとできる応急処置。用意するものは「使い古した歯ブラシ」!

応急処置法は、塩が吹いている部分を歯ブラシでこするだけ!

えっ?それだけ?

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

そう、それだけ。でも、軽い塩吹きなら、ブラシでこすっているうちに、生地に染み込んでいた塩がかきだされて目立たなくなっていきます。

歯ブラシできれいにならない場合、濡れタオルを当てて塩を目立たなくするという方法もあるのでお試しください♪ どちらの方法にしても応急処置なので、使い終わったあとは水洗いなどでケアしてくださいね。

塩吹き防止のための日常ケア

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

今年の夏は暑かったな~。帽子は3回も洗っちゃったよ

お手入れを簡単にできる方法はないの?

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

帽子の塩吹き対策に便利なのが、帽子に貼るだけで使える汗取りシート。吸水ポリマーが含まれているシートなので、汗を吸い取ってくれるんです。


汗取りシートのほか、汗取りパッド、汗取りテープという名前で販売されています。汚れたらはがすだけなのでとても便利。汗の臭い防止にもなります。100円ショップでも売っているので、試してみてもいいかも。

まとめ

帽子についた「白いシミ=塩吹き」は、水洗いOKの生地でできているなら、家でも簡単にケアできます。気温が高い時期は洗ってもすぐに乾くので、いつでも気持ちよく使えるのは嬉しい限り。とはいえひと手間かかるので、洗う頻度を少なくするため、汗取りシートなどを使うのがおすすめです。

スポンサーリンク


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする