3年日記と5年日記どっちがいい?使い倒してわかった効果とは

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新しい年や年度を迎えたり、子供が生まれたのをきっかけに、「日記でも書いてみようかな」と思う人もいるのではないでしょうか?

日記は日々の出来事や自分が思ったことを書くのが一般的。専用の日記帳を利用する人もいれば、ノートや手帳などに記入する人、スマホの日記アプリなどデジタル活用をする人も多いですよね。たくさんの日記の種類の中から「自分に合う日記ってどのタイプ?」と迷う人も少なくないはず。

かく言う私もこれまでさまざま悩み、「手帳日記」「朝日記」「Word日記」「マンダラ日記」などを渡り歩いてきました。さまざまな日記で挫折経験を持つ(笑)私ですが、その中で唯一、8年間続けている日記があります。それが、3年日記や5年日記といった「連用日記」。

今回は、私が8年間続けている5年日記について書いてみたいと思います

日記が続かないことが心配な人に向けて、下記の記事も書いています。よければどうぞ↓

日記を書き始めようかな……と考えたとき、心の中に最初に湧き出てくる気持ちは何でしょうか? 「よし!頑張るぞー」という前向きな気分でし...

Contents

3年日記・5年日記どっちがいい?

連用日記は、一冊で数年分の出来事を記すことができる日記帳。例えば、1月1日のページには、今年、1年前、2年前の1月1日の出来事を記入するので、「数年間のお正月ってどんなだったっけ?」がすぐわかるというわけです。

ある1ページ。持って行ったおせちが義妹とかぶってしまったとか、お年始に何を持って行ったかとかいろいろ書いてあります(笑)

……とこんな感じでとても便利な連用日記なのですが、これから始めようと思っている人の中には「3年日記と5年日記、どっちがいいの?」と思う人もいるのではないでしょうか。そこでここでは、「挫折せず書き続けられるかどうか」「1日に書く文章の量」の2点をポイントに、私なりの考え方を述べてみたいと思います。よければ参考にしてくださいね。

・書き続けられるかどうか

私がまず最初に、日記を書いてみようかなーと思った時、ふと頭をよぎったのが「書き続けられるかどうか」でした。夏休みの一行日記でさえ苦労した経験を持つ身としては、数年も何年も毎日書き続けなくてはならない「〇年日記」って拷問に感じます。きっと私と同じ考えの人も多いはず(笑)。

なので、続けられるか・挫折しないか心配な人の場合は、5年日記よりもプレッシャーが少ない3年日記から始めるのがおすすめです。

長いようでも、案外、3年間ってあっという間。子供を3年保育の幼稚園に入れて「あれっ?もう卒園!?この前入園したばかりだと思ったのに」なんて経験ありますよね。それと同じで、挫折を心配していても、いつのまにか3年続いちゃったというパターンになることが多いと思うんです。

子供が幼稚園に入園するのをきっかけに3年日記を最後まで書き上げられたら、自信につながるはず。そこから5年日記に挑戦しても遅くはないですよ。

・1日に書く文章の量

3年日記の方が5年日記よりも、書けるスペースが多いので、記入できる情報量も多くなります。仕事のこと・家庭のこと・プライベートなことをいろいろと書き留めておきたい人は3年日記の方がいいと思います

私の場合ですが、悩み事や考え事が多い日や、思い出に残った出来事があった日の日記はものすごく長くなってしまいます。1日7行書いていますが、それでは収まらない日もあるんですよね。文を書くことが苦にならない筆まめな人は、たくさん文章を書ける3年日記がおすすめです。

また、3年日記は5年日記と比べて1日分のスペースが広いので、文章のほかにイラストを描いたり、写真を貼るなどの使い方をしてもいいと思います。子供と一緒にお絵描きしてみてもいいかも!

私の場合ですが、子供が日記帳にラクガキすることがありまして……。数年後に見てみると「あ~、〇年前はひらがなも書けなかったのか~」なんて懐かしく思うこともありますよ。

反対に、「文章を書くのは苦手なので、最低限の量の文だけ書きたい」という人は5年日記がおすすめ。また、1冊で5年分のできごとをサッと振り返りたい人も、5年日記の方が適していると思います。

■POINT
・続かないか心配な場合は、プレッシャーが少ない3年日記
・写真や絵を貼るビジュアル重視なら、スペースが広い3年日記
・サクッと1冊で5年分振り返りたいなら、5年日記
・さまざまな出来事をいろいろ書き留めたいなら3年日記

3年日記・5年日記の効果とは

私も5年日記を書き始めて、8年目に入りました。ここでは、私が8年間日記を書き続けてきてよかったこと、3年日記や5年日記の効果などを記したいと思います。

・誕生日やクリスマスなど、イベント日に何をしたのかわかる
家族の誕生日やクリスマスに何をプレゼントしたか、夕食はどんな献立にしたかなどを記入しておけば、ワンパターンが防げます。いつ頃、どこでプレゼントを購入したのか、金額はいくらか、子供たちの反応なども書いておくと、翌年の参考になります。

ひな祭りやこどもの日、入学式、卒業式、七五三といったイベントのことも書いておくのもおすすめ。「あれ? 前(上の子の時)はどうだったかな~」というのを防げます。

・頂き物やプレゼントを忘れない
結婚したり、子供ができたりすると、いろいろと頂き物が多くなります。子供の出産祝や入学祝、義両親からのちょっとした食材、近隣からのおすそわけ、子供を通してできた友達からのお土産など……。

慌ただしい毎日を送っていると、頂き物のありがたさは痛感しつつも、ついつい忘れてしまったり、ごちゃごちゃになってしまうこともあるんですよね。しっかり頂き物の内容について記録しておけば、こちらがお返しをするときの参考にもなります

プレゼント以外にも、ちょっとした頂き物なども書いておきます

また、お正月の子供のお年玉の額も書いておくといいですね。誰からいくらもらった、とわかると、お年玉の金額の目安になりますよ。お返しをし忘れないように、子供がバレンタインやお誕生日でプレゼントを頂いた時も覚えている限り記入しておきます。

・贈ったもの、プレゼントしたものがわかる
反対に、こちらがプレゼントしたものや贈ったものを書いておくのもおすすめ。友達の誕生日プレゼントやお土産なども、同じものを贈ってしまうことを防げます。母の日、父の日、敬老の日、お年賀、夏休みに帰省したときに実家に何を持って行ったか把握していると、翌年に役立ちますよ。

・学校行事の注意点がわかる
経験したはずなのに、過ぎてしまうとあっさり忘れてしまうんですよね、子供の学校行事って……。

幼稚園や小学校の運動会、遠足、合唱祭、修学旅行といったイベントの注意点、たとえばどんな洋服を着て行ったか、カバンやリュックは何を使ったか、ランドセルで行ったか手さげバッグで行ったか、運動会の席取りは何時くらいがベストだったかなども記入しておきます。

運動会の席取りの時間や持ち物の注意なども書き留めています

・子供のトラブルに備えられる
子供も集団生活に入ると、いろいろな出来事が発生します。友達とケンカした、貸したものが返ってこない、間違って友達の教科書や体操着を家に持ち帰ってしまった、など。また、学校指定の30センチものさしを失くしてしまい困ったこともありました。

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後々、それがトラブルに発展しないよう、そしてもしもトラブルになったとしても解決しやすくなるよう、「●●ちゃんに借りたハンカチを●日に返した」「こんな対処方法をした」などを記入しておきます。私は個人面談や家庭訪問のときの、先生からのアドバイスなども書いています。

・子供を連れて行った場所などがわかる
歳をとるにつれ、フットワークが重くなっていくのを痛感します……。家でダラダラすることが多かった今年の夏、子供達からは大ブーイング。

7年前の夏は何をしていたか、5年日記を見てみると、けっこういろいろなところに子供を連れて行っていたことがわかりました。「おお~、私、頑張っていたなあ」と振り返って、自分を鼓舞するのにも役立ちます

・知人・友人のおめでたい話や不祝儀などを記しておける
結婚したり、子どもを持つようになると、いろいろとおめでたい話を聞く機会が多くなるもの。結婚のお知らせや出産報告、赤ちゃんの名前、誕生日なども書いておきます。反対に歳を重ねるにつれ、悲しいお知らせも増えます。その時にどうしたかも具体的に記しておきます。

・家族や自分の体調管理にも役立てられる
家族が体調を崩した時はもちろん、自分の体調についても記入しておきます。不思議と体が不調になる時期があって、「あ、去年も一昨年もこのタイミングでダウンしてた」というのが多いんですよね。

インフルエンザや風邪など、家族の体の不調についても記入しています

「のどが痛い」「肩こりがひどい」など、気になる症状などが出たときは、些細なことでも書き留めておくと、後々、病院にかかるとき「〇月頃にこういう症状が出始めて、〇月にはこんな症状になった」と具体的に説明できます。

また、インフルエンザなどは、子供が3人いると、いつ・誰が・何型に罹患して、熱はどのくらい出て、どんな症状で、何日休んだかなど、なかなか覚えていられません。ごちゃごちゃにならないように、簡単でもいいから記録しておくと便利ですよ。

■3年日記・5年日記のPOINT
・連用日記なら、数年前にイベント日に何したのかわかる
・数年分の頂き物や贈り物がわかる
・子どものトラブルに備えられる
・健康管理に役立てられる

3年日記・5年日記は自作できる!

文具店や通販サイトなどで、いろいろなメーカーから「3年日記」「5年日記」が販売されているので、それを利用してもいいと思います。商品によって、罫線や自由に書き込める欄など違いがあり、中にはその月の行事、生活のヒントなどが掲載されているものも。

私は市販のは使用せず、ルーズリーフとリング式ファイルを組み合わせて自作しています。しかも100円ショップでそろえてしまいました。

最初、市販のものを買おうと思ったのですが、高いし(…といっても2000円あれば買えるのですけどね^^;)、途中で続かなかったらもったいない、という思いがありました。

なので、気軽に始められる手段として、ルーズリーフとファイルを使用。挫折するかも……と思いつつも8年経ちましたが、結局、この方法が使いやすく、市販品を使わず今に至っています。

市販のルーズリーフを使用。365ページ必要なので、しっかりと紙をはさめる太めのリングのものを使っています

私がやっている方法は、市販のルーズリーフの紙1枚を、3年日記であれば3分割、5年日記なら5分割して使うだけ。全部で35行であれば、3年日記なら1日あたり約12行、5年日記なら7行に区切ります。

こんな感じで1ページを5分割し、5年分のできごとを記入します

私は5分割して「5年日記」として使っていますが、この理由は「3年日記にしたら、1日12行も書かないとならない。そんなに書くことないから、7行で書ける5年日記でいいや」という非常に後ろ向きなもの。

いろいろな出来事がありすぎて、7行で収まらない日もごくたまにありますが、その場合、紙を貼って追加で記入しています。

見栄えとしては、市販の「3年日記」「5年日記」の方がはるかにいいですね。かわいいものの方がテンションが上がる、という場合は市販品を使うのがおすすめです。私のように手軽に、挫折するかも……という気持ちでスタートするなら、ルーズリーフとバインダーもいいと思いますよ。

注意点としては、ルーズリーフを止めるリングの強度が弱いバインダーの場合、バラバラとルーズリーフが外れてきてしまうことですね。予算に余裕がある場合、しっかりした作りのバインダーを購入したほうがいいかもしれないです。

■自作のメリット・デメリット
<メリット>
・市販のルーズリーフとバインダーだけでできる
・市販品と比べるととても安上がり
・気軽に始められる
<デメリット>
・見栄えはやっぱり市販品の方がよい
・「買ったのだから」というプレッシャーで書き続けられる可能性大

まとめ

日記を付けてると、人の記憶って、案外いい加減だということに気づきます。思い込み・勘違いもあって、日記を読み返して「あれっ!?あの時はそうだったっけ?」ということが多々。

例えば、「友達のAちゃんにプレゼントしたと思ってたけど、AちゃんでなくてBちゃんだった」「集まりにいつも遅刻するのは〇ちゃんだと思ってたけど、読み返すと▽ちゃんの方が遅刻多いな(笑)」などなど。

ブログに書いたり、スマホの日記アプリを付けるのもいいですが、手書きだと自分の感情などがダイレクトに文字になって現れるのもおもしろいところです。

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