前回、テレビ番組「ジョブチューン」で放映された山椒の冷え性改善について紹介しました(この記事についてはこちら)。バニラアイスにかけたり、豚汁にかけたりとさまざまな食べ方が紹介されていましたが、ここで気になるのが「1日の摂取量」です。
山椒は漢方薬にも使われることもあるほど効果があるスパイスなので、冷え性がよくなるからと食べすぎてしまうとこれが逆効果に。
ここでは、山椒を摂りすぎることによる副作用や、1日の摂取量の目安などについてご紹介します。
Contents
山椒の1日の摂取量は?
山椒の1日の摂取量の目安となっている量は「0.2g」と言われています。…といっても、どのくらいの量が0.2gなのか、パッと分かる人は少ないのではないでしょうか。
よく、市販の鰻の蒲焼きなどに山椒の小さなパックが付いていることがありますよね。この1パックがだいたい、0.2gなのだとか。楽天で調べてみたら、おおっ! なるほど、確かに見てみると、0.2gの小袋が多いですね。これを目安にしてもいいかもしれません。
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山椒0.2g、瓶入り山椒で摂るとしたら
とはいえ、そのためにわざわざ小袋を購入するもの何だし、割高だし、ゴミも増えてしまいます。瓶入りの山椒を使う家庭も多いので、その場合の目安量も知っておきたいところですよね。
そこで今回、多くの家庭に常備してある「小さじ」を使い、0.2gを割り出してみました!
私が購入したのはエスビー社の「さんしょうの粉」です。1瓶、12g入りのものを購入しました。山椒って、100円ショップのスパイスコーナーで買えるのかと思いきや、近くの100均では売っていなくて、スーパーで購入しました。金額は320円なり! けっこう高いですね。
まず、調理用スプーン小さじ1を使い、1瓶分(12g)の山椒を分けていきます。12gの山椒って、小さじ1杯で、何杯でしょうか?
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山椒は、粉はギュッと押し付けて空気は抜かず、ふわりとのせる感じにしました。
1瓶12gでおよそ小さじ11杯分でした。
小さじ1杯分は何グラムか計算してみると、12÷11で1.09gとなります。だいたい、小さじ1杯は1gというところでしょうか。
1日の摂取量は0.2g。こうして考えると、小さじ1杯分のおよそ1/5が0.2gという計算になります。そこで、小さじ1杯の山椒を5等分にしてみました。
5等分にした山椒(0.2g相当)はこのくらいの量です。山椒を押し付けて平らにならすと、だいたい、500円玉くらいの大きさになります。私個人の感想としては「けっこう多い」です。こんなに鰻の蒲焼きの小袋に、山椒って入ってましたっけ?
山椒0.2gをデジタルスケールで計ってみた
「ホントにこれが0.2g……??」。
私の発信した情報を信じて、山椒の摂取過多になってしまう人もいるのではと心配になったので、ガサゴソと道具箱をひっくり返して、デジタルスケールを出してみました。……デジタルスケールがあるなら、最初からそれを出さんかい!っていう突っ込みがあるかと思いますが、私、この時まで、すっかりデジタルスケールの存在を忘れてたんです。イヤですね、年を取ると、数年前に買ったものも忘れちゃうんですよ。
私が割り出した0.2g分の山椒を、デジタルスケールの上にのせてみたら……。
なんと、0.2gちょうどでした!
デジタルスケールで、正確な量も計測できたので、ひと安心です。
ここの総括としては、
・山椒の0.2gの粉を指で平らにならすと、500円玉硬貨と同じくらいの大きさになる
・山椒小さじ1杯は、だいたい1.09g
・小さじ1杯を5分割すると、だいたい0.2gになる
です。でも摂りすぎを防ぐために、5分割にしたものより、若干少なめにした方がいいかもしれません。
山椒の副作用って? 摂りすぎには注意
山椒には、サンショオールという成分が含まれています。サンショオールには、血管を拡張させる作用があり、血流をよくするので冷え性の改善に効果的であるとのことでした。そのほか、内蔵機能や胃腸の働きを促す効果、代謝も促進させる働きもあるのだそう。
こうしたよい働きがある一方、食べ過ぎは逆効果とも言われています。胃腸の働きをよくする効果も確認されているものの、摂取量が多くて刺激が強すぎると、下痢や嘔吐などの副作用が起こる可能性もあるのだとか。さらに、まれに脳への刺激が強すぎた場合、意識障害や酩酊状態など重度な副作用が起きるとも言われています。
まとめ
食べ過ぎによる副作用があるのは確かなのですが、それはあくまでも「過剰に摂取した場合」です。副作用のことばかり考えて、せっかく健康によい山椒をこわごわと食べるのは違うような気もします。1日の用量(0.2g)を意識して、山椒を取り入れたいものですね。
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