こんにちは。学生時代に花屋でアルバイトをしていたkerokoです。
母の日が近づくと、お母さんにカーネーションをプレゼントしようと、お店にお小遣いを握りしめた子どもが何人もやってきたことを思い出します。
その当時、カーネーションは1本200円くらい(母の日シーズンは高かった)。でも、子どもってお花の相場なんてわからないもの。
100円で買えるだろうと思って100円玉一枚だけ持って買いにきたものの、足りないとわかり、がっくり肩を落として帰る子もいました。切なかったなあ……。
当時はカーネーションの色というと、赤かピンクが一般的だった気がします。でも最近は、黄色や紫、オレンジなど、さまざまな色のカーネーションもあるようですね。
特にオレンジのカーネーションは見ていると元気になりそうな明るい色!母の日の贈り物にもぴったりな気がします。
でも、プレゼントには適さない花の色もあると聞きますよね。オレンジのカーネーションは母の日に贈っても大丈夫な色なのでしょうか?
そこでオレンジのカーネーションの花言葉などを調べてみました。今年はちょっと違う色のカーネーションを贈りたいな、と思う人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
オレンジ色のカーネーションって?
花言葉の前に、オレンジのカーネーションについて説明しますね。
カーネーションは多年草のナデシコ科の植物。そのため、土に植えれば2年以上にわたり、シーズンが来ると花が咲き続けます。そのため、切り花だけでなく鉢植えでも人気ですよね。
カーネーションは、近縁種を掛け合わせた交配種で、南ヨーロッパや西アジアが原産地とされています。品種改良が始まったのは16世紀ごろで、17世紀ごろから色の改良が行なわれてきたそうです。
今はカーネーションというと最初にイメージする「赤」も、品種改良の末に生まれたもので、もともとの野生種にはなかった花の色だそう。その後も改良は続き、今やその品種はなんと3500以上にも及ぶのだとか。
オレンジ色のカーネーションも、何度も品種改良を重ねて誕生したもの。もともと、自然界でオレンジ色の花色を持つ植物はほんのわずかだそうで、フラボノイドの「カルコン(濃い黄色を発色)」と「アントシアニン(赤~紫~青色を発色)」を組み合わせ、オレンジの発色が実現したそうです。
オレンジのカーネーションの花言葉は?
カーネーションの共通の花言葉は、「無垢で深い愛」。そして、それぞれの花の色によって、微妙に意味も変わります。
オレンジのカーネーションの花言葉は、
- 純粋な愛
- あなたを熱愛します
- 清らかな慕情
「純粋な愛」はいいとして、「あなたを熱愛します」「清らかな慕情」は、どちらかというと、お母さんに対してではなく、恋人や告白の時向きの花言葉のような気がしますね……。
とはいえ、マイナスのイメージは全くないので「お母さん大好き」という気持ちを込め、オレンジのカーネーションを贈るのも十分アリだと思います。
オレンジ色って見ていると元気が出てくる色。
もしも私が子どもからオレンジのカーネーションをもらったら、「えっ!ナニコレ!きれいな色~!オレンジ色のカーネーションなんてあるんだ!!」ってテンションが上がってしまいそう^^;
花言葉を聞いたら「あなたを熱愛しますって花言葉すごいなあ。でもそれだけ、お母さんが大好きってことか。うれしいなあ」って単純に喜んじゃいますね。
オレンジのカーネーションは、オレンジ色が好きなお母さんはもちろん、毎日、家事や育児、お仕事に頑張るお母さんも元気づけられるはず!
贈る本数によっても意味が変わる?
調べているうちに、花束は花の種類や色だけではなく、本数によっても意味が違うということがわかりました。
- 1本は「あなたが運命の人」
- 3本は「愛している」
- 4本は「一生愛し続ける」
などなど。
母の日に贈るときは、あまり本数の意味は考えないと思いますが、念のため、避けた方がいい本数は、
- 16本「不安な愛」
- 17本「絶望の愛」
です。きょうだいでお金を出し合って、母の日にブーケを贈ろう!となったときは、この本数にならないよう、気に留めておくのもいいかも。
緑や赤……他の色のカーネーションの花言葉は?
オレンジのほかにも定番の赤やピンクなど、カーネーションにはさまざまな色があります。
オレンジのカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「あなたを熱愛します」「清らかな慕情」でしたが、他の色の花にはどのような意味があるのでしょうか?
調べてみたところ、母の日におすすめの花言葉があるカーネーションの色もあれば、あまり母の日向きではない色もありました。
おすすめの色・避けたほうがいい色についてご紹介します。
母の日にぴったりな花言葉がある色のカーネーションは?
赤いカーネーションの花言葉
花言葉……「母の愛」「愛を信じる」「熱烈な愛」
赤いカーネーションは、特別な思い入れがなければ、母の日の贈り物にぴったり。赤は華やかで、飾っておくだけでもその場が明るくなるのもうれしいですよね。
ピンクのカーネーションの花言葉
花言葉……「感謝」「上品・気品」「暖かい心」「美しい仕草」
カーネーションの色の中では、赤とともに人気のピンク。
「感謝」という花言葉があるので、日頃のありがとうの気持ちを伝えるのに、ぴったりの色。手に入りやすいし、無難な色なので、「何色にしようか迷っている」というときはピンクを選ぶといいかも。
紫のカーネーションの花言葉
花言葉……「誇り」「気品」
紫色のカーネーションは、凛としたクールなイメージ。紫は和装にも合うので、和服が好きな母さんにも合いそうですよ。派手な色ではなく、落ち着いた色を好むお母さんにも喜んでもらえそうです。
青いカーネーションの花言葉
花言葉……「永遠の幸福」
1995年に生まれた新しいカラーの青いカーネーション。青い色のカーネーションは世界でひとつだけだそう。新しいもの好きや好奇心構成なお母さんへのプレゼントにもいいかも。
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緑のカーネーションの花言葉
花言葉……「癒し」「集団美」「感動」
薄いグリーン色のカーネーション。茎や葉が緑なので、それに近い緑色の花は印象が地味な感じがしますが、色調が同じだけあって、ブーケなどにするとまとまりを感じます。
「癒し」という花言葉も、いつも優しく見守り、癒しを与えてくれるお母さんにぴったりです。
母の日にはダメ?避けた方がいいカーネーションの色
黄色のカーネーション
花言葉……「美」「友情」「軽蔑」「嫉妬」「愛の揺らぎ」
オレンジに似ている色調の黄色いカーネーション。オレンジと同じように、見ているだけで元気になりそうな色ですが、「軽蔑」といった意味合いも込められています。
大好きなお母さんへのプレゼントには注意が必要かも。
黄色が好きなお母さんに贈るなら、「究極の愛、親しみやすい、やさしさ」といった花言葉がある、黄色いガーベラがおすすめです。
白いカーネーション
花言葉……「尊敬」「純潔の愛」「私の愛情は生きている」「愛の拒絶」
白いカーネーションは亡くなったお母さんに贈るものとされています。「尊敬」「純潔の愛」など、素敵な意味も持っていますが、「亡き母を偲ぶ」というイメージが強いだけに、存命するお母さんに贈るのは避けた方がベターかもしれません。
白い花が好きなお母さんに贈るなら、「無垢の愛・清らかな心・親切」という花言葉のカスミソウはいかがでしょう?
ピンクや赤のカーネーションとカスミソウの組み合わせはとてもかわいいですよ。
濃い赤色のカーネーション
花言葉……「欲望」「心の哀しみ」
赤のカーネーションは、「母の愛」「愛を信じる」「熱烈な愛」。ところが、もう少し色が濃く、紫や茶色に近くなってくると、愛どころかネガティブな意味の花言葉になってしまいます。
珍しいカラーなので、新しいもの好きのお母さんは喜びそうですが、母の日の贈り物としては向いていない色かもしれないですね。
まだら模様のカーネーション
花言葉……「愛の拒絶」
白と赤など、2つの色がまだら模様になっているカーネーションもあります。
変化のある色合いが華やかでとてもきれいなのですが、ネガティブな花言葉なので、贈り物として使うのは避けた方がよさそう。
オレンジカーネーションはどこで買える?
オレンジ色のカーネーションをお母さんに贈りたい!とさっそく、買いに行こうと花屋さんにいったものの、赤とピンクしか売ってなかった…ということもあるようです。
今や、さまざまな色があるカーネーションですが、何種類もの色を用意している花屋さんは珍しいかもしれません。
オレンジ色のカーネーションが欲しい場合、懇意にしているお花屋さんがあれば、母の日の前に、「オレンジ色のカーネーションを買いたいのだけど……」と相談してみるのもおすすめ。
事前に知らせておけば、取り寄せに応じてくれることもあります。
私が花屋さんでアルバイトしていたときも「〇〇という花が欲しい」というお客様のリクエストを受けて、店長さんが花市場で仕入れていたこともよくありました。
ただ、個人が経営している小さなお花屋さんだと、「1本だけ」だと難しいかもしれません。ブーケなど数本単位で考えた方がいいかもしれませんね。
なかなか花屋さんまで行く時間がない場合は、ネットの利用がおすすめですよ。
●母の日ギフト カーネーション鉢植え
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オレンジのほか、赤やピンク、パープルなども。鉢植えなので、翌年以降も春になると、満開のカーネーションが楽しめますよ!
●母の日ギフト カーネーション花束
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「鉢植えは手間がかかるから面倒」「花を育てるのが苦手でいつも花を枯らしてしまう」というお母さんには切り花を。
オレンジのカーネーションと、「無垢の愛・清らかな心・親切」という花言葉を持つカスミソウのブーケです。
まとめ
オレンジのカーネーションの花言葉は、「純粋な愛」「あなたを熱愛します」「清らかな慕情」。
定番の赤やピンクもいいですが、変わった色のカーネーションを贈ると、そこからまた親子の会話が広がりそうです。
お母さんも、「花言葉まで考えて、このお花を選んでくれたんだ!?」と、その思いやりの気持ちに感動してしまうかも。
オレンジのほか、ポジティブな花言葉を持つ赤や緑のカーネーションを組み合わせて贈ってもいいですね。
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