水洗いできないぬいぐるみを重曹できれいに!ニオイも消えたよ

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先日、オキシクリーンでぬいぐるみを洗ったのですが、おもちゃ箱の隅にまた違うぬいぐるみを発見!再びオキシクリーンで洗おうと思いましたが、んん?触り心地が他のぬいぐるみと違うんです!

握るってみると、わたではない感触! 何か他の物が詰まっているんですね。

実は以前、私は「わたではない何かが詰まっている」小さなぬいぐるみを後先考えず水洗いしたことがありました。なんとその中に入っていたのは「小豆」。水を含んだ小豆は日に当てても完全に乾かず、その後カビて大変な有様に……。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
それ以来、ぬいぐるみを洗うとき、中身には慎重になってます…

水洗いはできないけれど、ぬいぐるみは清潔に使いたい!そんな時に強い味方となるのが、エコ掃除の代表格「重曹」であるのだとか。

そこで今回は「重曹」を使って、ぬいぐるみのクリーニングをしてみることにしてみました。
その結果、水洗いはしなかったのに、汚れも取れてサッパリしましたよ。
ビフォーアフターの写真もアップしているので、良ければご覧くださいませ~!

Contents

今回、試してみたぬいぐるみはこちら!

おもちゃ箱の隅で発見されたぬいぐるみは、小さいクマのぬいぐるみ。大人の手のひらに乗るくらい小さいです。

足のうらには、何やら赤っぽい汚れが……。

耳のところにも黒ずみがあります。

カビ臭くはないけれど、ホコリっぽいニオイはします。そして何より、湿気を吸っているのか「ジトッ」「ジメッ」としているんですよね。

そして、握るとわた特有のふんわりした触り心地ではなく、粒子の大きいビーズが入っているような独特の手ごたえがあります。

このようにわたではない何かが詰まっているぬいぐるみのほか、音が出るもの、機械が中に埋められているものなど、水洗いできないぬいぐるみってありますよね。

水洗いはできないけれど、ぬいぐるみはきれいにしたい! そんな要望に応えてくれるのが「重曹」です。それではさっそく、「重曹でぬいぐるみをきれいにする方法」をご紹介します。

重曹でぬいぐるみをきれいにする方法

用意するもの

  • 重曹
  • ビニール袋
  • 新聞紙(包装紙でもOK)
  • タオル

説明するまでもなく、重曹はエコ掃除の代表選手。別名を「炭酸水素ナトリウム」と言い、弱アルカリ性という性質を持っています。弱アルカリ性の重曹は、ぬいぐるみに付いた酸性の皮脂汚れを落とす効果があります。

重曹は「食品用」「掃除用」と用途別に分けられていますが、子どもが使うことが多いぬいぐるみを洗うときには、「食品用」を使うと安心です。

濡れ布巾で汚れを取る

最初に、ぬいぐるみに付いている部分的な汚れを重曹水を含ませた布巾で取っていきます。ぬいぐるみに目立った汚れがない場合、次の工程(重曹をまぶす)に進んで大丈夫です。

■重曹水の作り方

水 100mlに、重曹を小さじ1を混ぜれば出来上がり。スプレーボトルなどに入れておくと、ガスレンジの油汚れや家具の手垢除去などにすぐ使えて便利

ぬいぐるみの足に付いた汚れを布巾で拭き取ると……赤っぽい汚れが布巾に付きました。何度か繰り返していると、汚れがどんどん薄くなります。

次は耳に付いた汚れ。これも拭き取ると、ものすごい汚れが……。

拭き取ったあとの布巾は黒ずんでいました。

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水道水に浸し、硬く絞った布巾で仕上げ拭きします。そのあと2時間ほど風通しのいい場所に置いて、ぬいぐるみの湿気を飛ばします。

重曹をぬいぐるみにふりかける

ぬいぐるみの汚れは落ちたものの、ホコリっぽいニオイは付いたまま。次はそのニオイを取るため、重曹をぬいぐるみにふりかけます。

新聞紙を敷き、その上にぬいぐるみを置き、重曹をまぶします。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
重曹は躊躇なくたっぷりとまぶしてね

腕や耳の中など、隠れたパーツにもしっかりまぶします。わ~、なんだかお砂糖をたっぷりふりかけた揚げパンみたい!

ビニール袋に入れる

重曹をふりかけたぬいぐるみをビニール袋の中に入れます。新聞紙に残った重曹も一緒にビニール袋の中に入れます。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
ビニール袋の大きさは、ぬいぐるみがすっぽり入るくらい。レジ袋が使いやすいよ。

ビニール袋をしばり、そのまま8時間ほど放置します。

なんだか……。心なしがぬいぐるみが「息が吸えないよー」なんて言ってるように見えます。

でもこの放置している間にぬいぐるみのニオイや湿気を取ってくれるそう。「ちょっとガマンしてね」とひとこと伝え、風通しのよい場所に置きました。

■なんでニオイが取れるの?
重曹には除湿・消臭効果があります。隅々まで重曹を行きわたらせることで、染みついたニオイや湿気を取ることができます。

掃除機で重曹を吸い取る

8時間以上放置したぬいぐるみは重曹まみれ。そこでビニール袋の中で大まかな重曹を振り落としたあと、新聞紙を広げて、ぬいぐるみに残っている重曹を掃除機で吸い取ります。

……っていうと簡単そうに聞こえますが、毛がたっぷりのぬいぐるみの場合、毛と毛の間に重曹が入り込んで、なかなか重曹が取り切れないことが判明!!

「もう大丈夫かな?」と思っても、新聞紙の上でぬいぐるみを振ると、パラパラと重曹が落ちる音が……。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
大きくてふわふわの毛並みのぬいぐるみは、ちょっと時間がかかるかもしれないね。
ビニール袋の中に残っている重曹は、まだ使えるので、掃除などに使ってね
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

ぬいぐるみを振っても、重曹が落ちてこないのを確認して、クリーニング完了!

付いていた汚れも重曹水で拭き取ったあとはきれいになっています。

画像ではわかりにくいかもしれませんが、くっきり付いていた汚れはほとんど目立たなくなりました。ただ、これは色が濃いめの茶色いぬいぐるみだからなのかも。

色が淡いぬいぐるみだと、重曹水で拭き取っても、汚れは残ってしまう可能性もあるかもしれません。

汚れ以外の部分で言うと、ちょっとベタついた感触だったのに、重曹をまぶしたあとはぬいぐるみの手触りがサラサラになったように感じます。また、ホコリっぽいニオイもそれほど気にならなくなりました。

重曹を使ってのぬいぐるみクリーニングの感想

今回、水洗い不可のぬいぐるみを重曹でクリーニングしてみました。個人的にですが、そこで感じたメリット・デメリットを書いてみます。

■メリット
水で洗わないとダメと思っていたぬいぐるみがきれいになる
特別な洗剤を使わなくてもOK。用意するのは重曹だけ
ニオイがすっきりする

■デメリット
掃除機で重曹を吸い取るのが手間
残った重曹はあとで掃除に使えるとはいえ、使う重曹の量が多い
色が薄いぬいぐるみは、頑固な汚れは取れにくいかも

ちょっと難儀だったのが、掃除機で吸い取る過程でした。でも形がフラットで毛が少なめのぬいぐるみなら、それほど手間はかからないかもしれません。

まとめ

「汚れたぬいぐるみは水洗いしなければ」という固定概念を変えてくれたのが今回の「重曹クリーニング」。重曹水で拭き取るだけで、かなり汚れが取れるのにはびっくりしました。

お気に入りのおもちゃはやぬいぐるみはいつでも清潔に使いたいもの。人体に無害な重曹を使うので、子どもが手にするぬいぐるみを洗うときも安心して使えるのがいいですね。

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