クリスマスが近づいてくると、プレゼントやケーキはもちろん、その日の夕食の献立を何にするかも悩みますよね。特に子供がいると、どんなメニューなら喜んで食べてくれるのか、レシピサイトを周遊したり、料理雑誌をチェックすることも多くなったりします。
レシピサイトやSNSなどにアップされる画像は、とてもキラキラしておいしそう。すごい手が込んでる料理や品数の多さに圧倒され、つい、「……うちでは作れないよ……。いいや、うちはケンタッキーとサラダとケーキで……」と早々に諦めてしまいたくなります。
そこでいつも思うのは、他のおうちではどんな献立にしているのかということ。お隣のおウチでは、クリスマスにどんなメニューにしているのか気になりますよね(あれ?気になるのはウチだけか??)。
そこで、子供が3人いる我が家のこれまで6年間の、クリスマスの献立を公開します。ちなみに、よそ行きではなく、飾りっ気が全然ない、全くキラキラしてない、普段着のクリスマスメニューです。
「え~?イベントの日なのに、こんなにしょぼくていいの?」と思うかもしれないし、「あ、こんなもんでもいいんだ」と気が楽になる人もいるかもしれませんが、よければご覧ください。
※6年間のクリスマスメニューがわかるのは、「5年日記」をつけているから。写真こそありませんが、当日作ったメニューについて記入し、それについての家族の反応などもメモしてます。「5年日記の効果」については、こちらの記事で紹介しています。
子供3人がいるクリスマスの晩御飯は…?
■ローストビーフを作った年
・子供の年齢……チビ2歳、息子7歳、娘9歳
【メニュー】
・ローストビーフ(手作り)
・フライドポテト
(ローストビーフが失敗したので)冷蔵庫にあったチキンナゲット
(ローストビーフが失敗したので)ファミリーマートのチキンを旦那が買ってくる
・カニクリームのパスタ
・サラダ
・市販のロールケーキで作るブッシュドノエル
「失敗知らず」と書かれていたレシピでローストビーフを作りましたが、まんまと失敗。生焼けを心配しすぎて、火を通しすぎてしまったのです。
購入したのはお高い牛肉ではないので、火を通しすぎると固くなってしまうのですね。少し食べさせたものの、子供たちは「肉が硬くて飲み込めない」。2歳の子ども用に冷凍庫にストックしてあったチキンナゲットを揚げたら、他の子供も食いつき、結局メインは冷凍のナゲットとなりました。「肉料理が失敗した」と旦那にメールしたら、コンビニでチキンを買ってきてくれたので、その後、チキン祭りに発展します。
炭水化物類は、ちょっと奮発してカニ風味のソースのパスタにしたら、少し大人の味わいなのか、あまり子供は食べません。「いつものカルボナーラがいい~」と言われました。固かったローストビーフは、翌日カレーにして食べました。ケーキは市販のロールケーキで作るブッシュドノエルです。
■ケンタッキー風チキンをを作った年
・子供の年齢……チビ3歳、息子8歳、娘10歳
【メニュー】
・ケンタッキーフライドチキン風のチキン
・ステーキ
・カルボナーラ
・サラダ
・頂き物のクリスマスケーキ
前年に、奮発して牛かたまり肉を購入したものの、失敗したので、この年のメインには手頃な鶏むね肉を使用。レシピサイトを見て、ケンタッキー風チキンを作りました。本物のケンタッキーのチキンには、はるか遠くの冥王星ほど離れているほどの味ですが、なんとなくフライドチキン風のものができ、柔らかいので子供たちも食べてくれました。
前年の失敗を知っている旦那が心配をして、ステーキ肉を買ってきてくれます。それほど高い肉ではなかったですが、火加減に注意して焼き上げたので柔らかくでき、チキンを放り出して、子供たちもガウガウ言って食べました。前年と同様、メインがあっさりと人気者にさらわれた感じです。
炭水化物系は、前年に背伸びしたため、この年はいつも皆が喜んで食べるカルボナーラにしました。結局、食べ慣れてるものがいいのかもしれません。
■ミートローフを作った年
・子供の年齢……チビ4歳、息子9歳、娘11歳
【メニュー】
・ミートローフ
・フライドポテト
・サラダ
・ごはん
・頂き物のクリスマスケーキ
「牛肉→鶏肉→安いひき肉」と、お料理がどんどんグレードダウンしていきます(笑)。この年は、パウンドケーキ型で焼けるミートローフにしました。ひき肉のたねに、うずらやブロッコリー、にんじんを入れて焼き上げるものですが、レシピサイトを見て、切り口がとても華やかできれいだと思い作ったのです。
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味自体はおいしかったのですが、切り分けると、ブロッコリーに火が通りすぎてしまったのか、鮮やかな緑ではなく茶色がかったうぐいす色になり、ビジュアルは非常に残念な感じに……。本当はカットしたとき、子供たちの「わあ!断面がきれい!」というのを期待してたんですけどね。
味はおいしかったのですが、娘は「ひき肉使うなら、いつものハンバーグの方がいいなあ」と言う始末。味はおいしかったのですが、帰宅が遅い旦那が帰ってきたときはミートローフの形が崩れ、「……なんですか、この残骸は」(レンジで再加熱したら、加熱中にうずらの玉子が爆発してさらに悲惨なものに)。味はおいしかったのですが(しつこいですね)、後片付けをするときも、パウンド型は脂がギトギトで洗いにくかったですね。
■忙しくて惣菜で済ませた年
・子供の年齢……チビ5歳、息子10歳、娘12歳
【メニュー】
・レトルトのパスタクリームを使ったパスタ
・シーザーサラダ
・スーパーで売っていたフライドチキン
・予約してなかったので、普通のケーキ
とても忙しく、事前に準備をすることができず、市販の惣菜でほとんどを済ませてしまった年です。フライドチキンはスーパーで販売していたものを買い、自宅のオーブントースターで再加熱して食べました。味が濃いめだったのが良いのか、子供たちはおいしそうに食べていたのが複雑でしたが……。シーザーサラダは、うまい棒のチーズ味をクルトンの代わりに使ったジャンク感満載のものです。
ケーキは予約もしておらず、近所のケーキ屋さんに行ったら、すでにホールタイプは売り切れだったので、普通のカットケーキを人数分買いました。
■ローストチキンを作った年
・子供の年齢……チビ6歳、息子11歳、娘13歳
【メニュー】
・ローストチキン
・ピザ
・サラダ
・ごはん
・コストコのケーキ
近所のスーパーで丸鶏が売っているのを見て、ローストチキンを作ろうと思い立ちました。おなかに詰め物をして、オーブンで焼き上げます。こんがりと焼けた丸鶏は見栄えがとてもよく、お皿の上に乗せると、ごちそう感たっぷり!
しかし、丸鶏の場合、切り分けが難しいと感じました。私の場合、慣れていないので個々のお皿に分けるときは、せっかくのチキンがあまり食欲をそそらない姿に……。ローストチキンを作るときは、あらかじめ切り分け方を調べておいたほうがいいかもしれませんね。また、10歳を過ぎた大きい子供は肉にかぶりついて上手に食べていましたが、チビの場合は食べにくそう。子供が小さい場合は、切ってある骨付き肉を使ったほうがいいかもしれません。でもローストチキン自体は、想像している以上に作りやすく、ジューシーで美味しかったですよ。
ピザはコストコのピザを焼きました。ケーキはハーフシートケーキと呼ばれる、あの巨大なコストコケーキです。食べきるのにかなり苦労しました……。
■ファミチキ風チキンを作った年
子供の年齢……チビ7歳、息子12歳、娘14歳
【メニュー】
・ファミチキ風チキン
・フライドポテト
・チキンドリア
・スモークサーモンのサラダ
・コーンスープ
ここのところ、娘がファミチキにハマっているので、ファミチキ風のチキンをレシピサイトを参考に作りました。下ごしらえもそれほどかからず、手軽に作れたので、以来、夕食にもたびたび登場しています。コーンスープはコーンクリーム缶に牛乳とコンソメを混ぜて作り、ドリアのホワイトソースはレンジで簡単に作れるレシピを参考に。サーモンは、本当はカルパッチョにしたかったのですが、5人分のおなかを満たすにはボリューム不足で、野菜でかさましできるサラダにしました。
ふだんの料理をちょっとグレードアップ……もいいかも
すっかり忘れてしまった料理もありますが、こうして見てみると、背伸びして作ったものは、かなりの確率で失敗してますね……。評価もさんざんです(笑)。初めて挑戦するものは、事前に試作してみたほうがいいかもしれません。とはいえ、丸鶏や牛かたまり肉を使った料理をクリスマス前に試作するというのも、予算的にも厳しいですし、子供にも「またあ~?」なんて言われてしまいそうですね。
なので、普段の子供が好きな料理を、ちょっとグレードアップさせるというのも、ひとつの方法だと思います。いつもと変わらない料理でも、器を変えるだけでも見栄えもよくなりますよね。頑張って作っても、失敗したり、おいしくないと言われると、それだけで「せっかく頑張って作ったのに……」と凹みます。それより、子供が好きな料理をかわいく盛り付けて「かわいい、おいしい!」と言われる方が嬉しいですよね。
まとめ
クリスマスの前に、近くの友達などに「クリスマスの晩御飯、何作る~?」なんて話をすることもあります。頑張ってごちそうを作るママもいれば、ピザをとったり、簡単なのに子供が喜ぶ手巻き寿司にする、というママも。「小さいうちは、ケーキ食べてプレゼントもらえれば、子供は満足なのよね~」という言葉に、確かに自分も子供の頃そうだった!と思いました。肩肘張らず、ママも楽においしく、がいいのかもしれません。
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