横浜みなとみらい地区といえば、横浜を代表するおでかけスポット。
でも、せっかくお出かけの予定を立てていたのに、その日が雨になってしまい、がっかり……という経験はないでしょうか?
雨でも十分楽しめるのですが、行き先が制限されるし、ちょっとテンションも下がってしまうんですよね。
でも、そんな雨の日だからこそ、ぜひ行ってほしいスポットを今回、発見しました!
それが横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」。
え?展望台でしょ?雨の日じゃ、どうせ外は見えないんじゃ…と思うかもしれませんが、これがこれが、なかなかどうしての面白さ!
今回、バリバリの悪天候、しかも雲で眺望が悪い日に訪れてみたので、その様子をレポートします。
Contents
展望フロア「スカイガーデン」とは
横浜ランドマークタワーは、ホテル、オフィス、ランドマークショッピングモール、広場・レストラン街、展望フロアからなる建物。空に高くそびえるタワーは、コスモクロックと並んでみなとみらい地区のシンボル的な存在です。
展望フロア「スカイガーデン」は69階にあります。展望台の料金は1,000円。
地上273mの高さのところにある展望フロアからは、晴れている昼間なら、みなとみらい地区はもちろん、山下公園や赤レンガ倉庫、富士山など見渡せます。条件がよければ房総半島、伊豆半島、伊豆大島が見えることも。
日が落ちると、光をちりばめたような横浜市街、近未来的なみなとみらい地区の夜景が眺められます。クリスマスやバレンタインデーなどは、このきれいな夜景を求めて多くのカップルが訪れます。
晴れている日は、下記のように見える眺めですが、雨天時にはどうなのでしょうか……?
雨の日キャンペーンとは
雨天時に行われるキャンペーンは、「平日限定」の新・雨の日キャンペーン、「土日祝限定」の視界ゼロキャンペーンの2つのプランがあります。
どちらも、大人入場料 にワンドリンク、ポストカードのノベルティ付き。
新・雨の日キャンペーン(平日)
当日のジャッジメントタイム(営業時間帯の閉館2時間前までの毎正時)に、みなとみらい地区に雨が降っていた場合に実施されます。
営業時間内の1時間ごと(閉館2時間前まで)に、雨が降っているか確認する「ジャッジメントタイム」があり、そこでキャンペーンに該当するか決められます。この決定は、次回のジャッジメントタイムまでの1時間有効です。
つまり…
・12:05 雨が止んできたきた→次回のジャッジメントタイム13:00までキャンペーン継続
・13:00(ジャッジメントタイム) 雨が止んでいる→キャンペーンなし
・13:10 雨が降り始めた→次のジャッジメントタイム14:00までキャンペーンなし
除外日は、ゴールデンウイーク、お盆、クリスマス、年末年始、春休み、施設が定めた特定日等です。
新・視界ゼロキャンペーン(土日祝日限定)
展望台からの眺めが、雲で覆われて真っ白(視界ゼロ)だったときに適用される「視界ゼロキャンペーン」。
平日の雨の日キャンペーン同様、ジャッジメントタイムにキャンペーン実施が決まり、次回のジャッジメントタイムまで継続します。営業時間内の1時間ごと(閉館2時間前)にジャッジメントタイムがあり、視界がゼロであるか確認後、キャンペーン実施が決定されるそう。
つまり……
・12:05 視界が開けてきた→次回のジャッジメントタイム13:00までキャンペーン継続
・13:00(ジャッジメントタイム) 視界が開けている→キャンペーンなし
・13:10 視界が悪くなってきた→次のジャッジメントタイム14:00までキャンペーンなし
ジャッジメントタイム時に視界が悪いかどうかがポイントのようですね。
除外日はゴールデンウイーク、お盆、クリスマス、年末年始、春休み、施設が定めた特定日などです。
土日祝の視界ゼロキャンペーンに行ってみた!
お得なのはわかったけれど、実際に窓からどんな眺めが見えるのか気になる人も多いことでしょう。
そこで天気が悪い日に訪れ、土日祝に実施している「視界ゼロ」のキャンペーンに行ってみました。
チケット売り場に行くと、いつもは必ず観光客がいるのに、この日はシーンとしています。並ぶことなくカウンターでお金を払い、展望フロアのチケットと、ワンドリンクサービスのチケットを受け取ります。
お姉さんがエレベーター乗り場まで案内してくれます。エレベーターに乗り込んだのは私一人!
中には案内役のお姉さんがいて、「最高分速は750メートル……」などと、私一人だけのために説明してくれました。なんて贅沢。
地上3階から69階の展望フロアまで、ぐいぐい登っていくエレベーター。3階から登った直後に、もう130m/分速をマークし、ぐいぐい速度を上げていきます。
750m/分速の瞬間をパシャッ! この速さは日本最速なのだとか。
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耳が少しキーンとするな、なんて思っているうちに、展望フロアに到着です。
フロアに降り立つと……。
ガラーン……。
カップル1組しか見当たりません。まあ、好き好んで雨の日に展望台に行こうとは思わないでしょうから、当然ですよね。
窓から見た景色はこんな感じです。一面真っ白。まったく何も見えません。この状況が「視界ゼロ」というらしいです。
何も見えないな~~なんて思いながら窓に近づくと……
おおお、はっきり見えませんが、うすぼんやりと隣のビルの様子などが見えるではないですか! この建物は何だろう?と、ぼんやり見える部分から連想して景色を眺めるのもなかなか楽しいです。
眺めていると、風で雲がスーッと流れていくことも。薄墨を流したような、その様子もきれいです。
もくもくと厚い雲が流れる様子は幻想的。お城とビル群とシチュエーションは全然違いますが、「天空の城ラピュタ」のBGMが脳内再生されたのは私だけではないはず^^
ときどき、雲がパッと流れて、一瞬視界が開けるときもあります。すぐに元に戻ってしまうのですが、特別な一瞬を目撃できたようで、それも嬉しかったり。
展望フロアは、天気がいい日はいつも混雑していて、なかなか窓際に長時間立ち止まってじっくりと見ることができないのですが、視界ゼロの日は人が少ない分、ゆっくり見ることができましたよ。
……とはいえ、視界的には「白」がメインなのでインパクトないのですが、その分、のんびりと時間が流れていく感じです。
全部のフロアを眺めたあとは、ワンドリンクサービスを受けることができる「スカイカフェ」へ。
ドリンクは生ビール、ハイボール、レモンサワー、ソフトドリンク、キャンペーンオリジナルドリンクの中から選ぶことができます。
せっかくなので、まだ昼間なのですが、オリジナルカクテル「ランドマークタワー」を選びました。
人が少ないので、席も選び放題。窓が見渡せるカウンター席をチョイスしました。ウォッカベースのカクテルは、甘さも控えめで飲みやすいです。色がブルーでとてもきれい。
キャンペーンを行うときは、スカイガーデン入口に告知のポスターが掲示されるので、これを目安に訪れるのがおすすめです!
《通常営業》
10:00~21:00(最終入場:20:30)
《延長営業》
10:00~22:00(最終入場:21:30)
※毎週土曜日、月曜日が休日の場合の前日日曜日、その他特定日
《入場料》
大人(18~64歳):1,000円 65歳以上・高校生:800円
小・中学生:500円 幼児(4歳以上):200円
まとめ
あまり期待しないで訪れた雨の日のスカイガーデンですが、意外な楽しさに、次も雨の日に行きたいな~と思ったほど。360度雲に包まれる「視界ゼロ」という状態にもなかなか遭遇することもないので、貴重な体験でした。
さらにワンドリンクも付いていて、ゆっくり滞在できるのもいいですね。いつも、入場料が高いからドリンクは我慢している私にとっては、願ったり叶ったりのサービスです。
非日常的な体験ができるので、いつもと違ったデートにもなりそう。ふわーっと流れる雲を見ていると癒されるので、リラックスしたいとき、ぷらっと1人で訪れるのもいいですね。
「雨の日のお出かけどうしよう」と思ったとき、ぜひ行ってみてくださいね。
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