寒い季節、おやつとして食べたくなるものとして熱々の「焼き芋」がありますよね。
今はコンビニでも販売されていますが、家庭で手軽に安く作ることができたら……と思う人も多いのでは?
実は私もその一人。家庭用の焼き芋メーカーなども販売されていますが、専門の用具などなくても、自宅にあるもので、おいしい焼き芋ができればうれしい!
そこでいろいろ試した結果、どこの家庭でもあると思われるフライパンでもおいしく焼き芋を作れることがわかりました。
こちらが実際にフライパンで作った焼き芋です。ホラホラ! ねっとりおいしそうでしょ!
そこで今回は、簡単にフライパンで作るおいしい焼き芋の作り方をご紹介します。
紹介する方法は下記の通り!
- アルミホイルを巻いて作る方法
- 100均で買える石を使って作る方法
特に絶品だったのが、「石」を使って作る方法でした。手軽に作れるのはアルミホイルを使う方法ですが、焼き芋屋さん気分にもなれる石を使った方法もおすすめ!
それでは順番に紹介していきますね♪
Contents
アルミホイルを使って作る焼き芋の作り方
アルミホイルとキッチンペーパーを使って作る方法です。
今回は、2つのアルミホイルを使って作り比べてみました。普通のアルミホイルと、100円ショップで購入できる黒いアルミホイルの2種です。
普通のアルミホイルでもおいしい焼き芋が作れましたが、黒いアルミホイルは時間短縮になるだけでなく、ねっとり甘い焼き芋になったのはびっくり!
普通のアルミホイルと作り比べてみたので、参考にしてみてくださいね。
<材料>
・アルミホイル(普通のもの、黒いアルミホイル)
・キッチンペーパー
「黒いアルミホイル(ブラックアルミホイル)」(画面上)は、片面が黒い色に着色されているアルミホイル。パッケージにも、「やきいもなどに使う」と書いてあります。今回はダイソーで購入しました。
<作り方>
1.さつまいもに濡らしたキッチンペーパーを巻く
軽く水に濡らしたキッチンペーパーで、さつまいもを巻きます。
さつまいもにそのままアルミホイルを巻いてもできます!でも、キッチンペーパーを巻いた方が若干、焼き上がりが早いように感じました。熱の当たりもやわらかいためか、ねっとりと甘さが増す仕上がりです。
2.アルミホイル(または黒いアルミホイル)を巻く
3.フライパンの上にアルミホイルで巻いたさつまいもを置く
予熱なしで、フライパンの上にさつまいもを置きます。さつまいもを置いた後、ふたをして中火にかけます。ふたは完全にピッタリ閉まるものでなく、多少、空気が漏れるくらいのものがいいようです。
4.弱火にして途中、何度か裏返す
火の通りが偏らないように、途中、2~3回、さつまいもを裏返します。
5.竹串で刺してスッと通ったら出来上がり
20分くらい経ったら、竹串で刺してみます。
スッと抵抗なく中心まで竹串が入ったらできあがりです。力を入れないと竹串が入らないようだったら、もう少し加熱してみます。
黒いアルミホイルと普通のアルミホイル、焼き上がりの差は?
これまで私が試したところ、黒いアルミホイルの方が普通のアルミホイルと比べて、かなり早く焼き上がりました。直径5センチのさつまいもの場合、下記のようになります。
焼き上がり時間 | |
---|---|
黒いアルミホイルとキッチンペーパー | 約25分 |
黒いアルミホイルのみ | 約30分 |
普通のアルミホイルとキッチンペーパー | 約30分 |
普通のアルミホイルのみ | 約40分 |
■黒アルミとキッチンペーパーの組み合わせ
できあがりの様子。黒アルミとキッチンペーパーの組み合わせが、いちばんねっとりしていました。やわらかくとろとろの仕上がり!
■黒アルミだけ巻いたもの
こちらも透明感あるねっとり系に焼き上がります。
■アルミホイルとキッチンペーパーで焼いたもの
黒アルミを使ったものより、若干ホクホクした仕上がりになりました。周囲は透明感ありますが、中心は黄色味が強いです。
■普通のアルミだけを巻いたもの
一番火の通りが悪かったです。焼き上がりはホクホク系。よく家庭で作るふかし芋を香ばしくした感じです。悪くはないですが、黒アルミと比べると差は歴然としていました。
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・ねっとり&時間短縮を目指すなら、「黒アルミホイルとキッチンペーパー」を巻く
・「普通のアルミホイル」は、焼き上がりが遅く、ねっとりよりホクホク系
100均の石を使って作る方法
次に紹介するのが、「石」を使って作る方法です。
石焼き芋という言葉がある通り、石を使って焼き上げる焼き芋は美味しいですよね。専門の石がないと作ることができないのでは?と思いましたが、ダメもとで100均で購入できる「金魚用の石」で作ったところ大成功!
石焼き芋を家庭で作りたい場合、参考にしてみてくださいね。
<材料>
・石(金魚用の石) 1~2袋
・さつまいも
金魚用の石は、直径1~2センチくらいの小石。100円ショップのペットコーナーに置いてあります。
<作り方>
1.石はあらかじめ水洗いして、乾かしておく
細かな粉のような汚れが付いているので、あらかじめ洗っておきます。
2. フライパンに石をのせる
石の量はフライパンの表面がしっかり隠れるくらいです。直径26センチのフライパンの場合、2袋使いました。
2.石の上にさつまいもをのせる
3.ふたをして、中火~強火にかける
ふたはしっかり密着するタイプより、少しすき間ができるものの方がよいようです。火は中火~強火。主婦としてはガス代が気になるところですが、ちょっとここは見て見ないふり。
4.約20分加熱する
中火で20分加熱。10分に1回、ひっくり返します。まだこの段階では固いです。
5.弱火にして10~15分加熱する
ごく弱火にして、10~15分加熱します。
6.完成
竹串を刺して、スッと通るようになったら完成です。
焼きあがったさつまいもは、全体的に少し小さくなって、指で表面を押すとやわらかい!ほどよい凹みができます。
焼きあがったさつまいもを割ってみます。ほら! 透明でねっとりとした仕上がり!皮も香ばしく、おいしく食べられましたよ! いつも「のどに詰まりそうだからヤダ」とホクホク系は敬遠する長男も、このねっとり系には大満足!
以前、オーブンを使った焼き芋の作り方を紹介したことがありましたが、それに匹敵するおいしさでした。
温度調節の必要なくほったらかしでいいので、フライパンで作る方が手軽かも。
100均で売っているどの石がおすすめ?
今回使用したのは「観賞魚用の石」ですが、100円ショップで販売されている「麦飯石」「グリル敷石」でも焼くことができました。
ただ、加熱時間や仕上がりに若干違いがありました。違いは下記の通り。
加熱時間 | 仕上がりの様子 | |
---|---|---|
観賞魚用の石 | 中~強火20分、弱火10分 | ねっとりとした仕上がり |
麦飯石 | 中~強火20分、弱火弱火20~25分 | 少しホクホクした仕上がり |
グリル用の石 | 中~強火20分、弱火20~25分 | 少しホクホクした仕上がり |
個人的におすすめなのは「金魚用の石」です。一度だけでなく何度でも使えるし、使わなくなったら庭や植木の石としても再利用できますよ♪
・グリル用や麦飯石でもできるが、おすすめは直径1~2センチの「観賞魚用の石」
焼き芋を焼くのに適したフライパンは?
最後に、使うフライパンについて書いておきますね。
今回の方法では、火はかなり強め(中火~強火)、しかも加熱する時間も長いものだと1時間と長時間です。そのため、熱に弱いテフロン加工のフライパンは使用に不向き。鉄製のフライパンや中華鍋が適していると思います。
…といいつつ、私が使っているのはテフロン加工のフライパン。でも、キズだらけでテフロンが全く機能しておらず、金属ゴミ行き寸前ののところを、「待てよ、焼き芋にいいのでは?」と思い、使っている次第です。
まだまだじゅうぶん使えるテフロン加工のフライパンは、もったいないので使わないでくださいね。
まとめ
フライパンでできる焼き芋の作り方をご紹介しました。使う石やアルミホイルは100円ショップで調達OK! 1時間もあればできるので、毎日のおやつにもぴったりです。ぜひお試しくださいね。
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