毎週、学校から持ち帰ってくる上履き。なかなか染みついた汚れが落ちず、困りものですよね。
そんな困った「上履きの汚れ」ですが、どんな汚れも落とすと話題の洗剤「オキシクリーン」で、真っ白に蘇るという情報をGET!
なんでも、「つけ置き」するだけで汚れが落ちるのだとか。これまでゴシゴシこすっていた面倒な上履き洗いが「ほったらかし」でいいなんて、これは試してみるしかありません!
せっかくなので、これまた「汚れ落ち抜群」と名高い「ウタマロ石けん」と、汚れ落としの効果を比較してみることにしました。
上履きの汚れ落とし対決「オキシクリーンVSウタマロ石けん」。それぞれ「見違えるほど真っ白!」とまではいきませんが、なかなか面白い結果が出ましたよ。
毎週の上履き洗いが憂鬱な人は、参考にしてみてくださいね。
Contents
今回、試してみた上履きはこちら!
中学生の長男が使っているものですが、家に持って帰るのが面倒と数か月学校に置きっぱなしの状態でした……。
夏休み前には持ち帰ってきたものの、洗わずに消臭剤のファブリーズをスプレーしておしまい。
うわあ~。改めて見るとボロッボロですね。これでも進級したときに買い替えたんですよ^^; 画像では明るく見えますが、実際はもっと真っ黒で成長期ならではの汗臭さも加わりクサいのなんの!
今はキャンバス地だけでなく、汚れにくいビニール製の上履きもありますよね。そこで、小学生の娘(おたま1号)が使っているビニール素材の上履きも試してみることにしました。
毎週持ち帰って洗っているせいか、あまり汚れは目立ちませんが、とりあえず試してみましょう。
オキシクリーンを使って上履きを洗ってみる
改めて説明するまでもないほど有名な「オキシクリーン」。色柄物などにも安心して使える酸素系漂白剤です。シャツやカーテンなどの布類の洗濯、台所やお風呂場・トイレなどのお掃除にも使えます。
主成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系)。日本製とアメリカ製があり、アメリカ製のものには界面活性剤が含まれています。そのぶん、日本製よりも「汚れ落ちがいい」と言われているようです。
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さあ、オキシクリーンで上履きを洗ってみましょう。上履きに限らず、オキシクリーンを使うときのポイントは4つ!
- 40~60度のお湯を使う
- オキシクリーンをよく溶かす
- つけおき時間は20分~6時間
- よくすすぐ
オキシクリーンの量は、上履き2足で40g(お湯は3.8リットル)使うのが一般的だそう。今回は汚れがひどいので、1足で40g使ってみました。
1.バケツにオキシクリーン(40g)を入れます
海外製のオキシクリーンの場合、40gは付属スプーンの目盛りの2まで。付属スプーンがない場合、大さじ3杯弱でした。
バケツの大きさは、上履きがしっかり浸かるサイズ。今回、私は12リットル入りのバケツを使いましたが、上履きを水に漬けることができれば、もう少し小さいサイズのバケツや桶でも大丈夫です。100均容器でも十分!
2.バケツに40~60度のお湯3.8リットルを入れてよく溶かします
オキシクリーンが効果を発揮する温度は「40~60度」。特に60度に近い温度になるほど、効果が高くなるそう。
私も60度のお湯を使用しています。漬け置きするのが寒い場所だと、ぬるま湯だとお湯があっというまに冷めてしまうんです。60度くらいだと、お湯がなかなか冷めず、適温を長時間キープできます。
でも、60度ってかなり熱いので、この温度に設定する場合、取扱いには十分注意してくださいね。
湯温を設定できる給湯器や電子ケトルがあればいいですが、ない場合もあるはず。おおよそですが、沸騰した熱湯に同量の水(10~18度)を加えると、50~60度のお湯になります。冬場はやや熱湯の量を多めにするといいですよ!
お湯の量は、バケツにあらかじめ3.8リットルの水を入れ、そのラインをテープなどで止めて「3.8リットルはこれくらい」がわかるようにしておくと便利です。
私は、ペットボトルで1リットルが入る簡易計量カップを作って水の量を測っています。
お湯を入れると、ブワーッと一気に泡立ちます。底に粉が沈むので、棒などでよくかき混ぜて完全に溶かします。
3.上履きを漬けます
オキシクリーンを溶かしたお湯「オキシ液」に、汚れた上履きを漬けます。
上履きが浮かんでうまく液に浸からない場合は、重しなどを乗せてしっかり浸かるようにします。オキシ液はアルカリ性で、そのまま触れると肌がヌルヌルします^^; 肌荒れする場合があるので、ゴム手袋やビニール手袋を使ってくださいね!
お湯が冷めないようにふたをします。うちの場合、バケツにふたがないので、洗面器やプラスチックトレイなど、「何かふた的なもの」で代用してます
オキシクリーンに漬け置きする時間は、20分以上・6時間以内。今回は汚れがひどいので、6時間漬け置きしました。長時間漬けておけばもっと汚れが落ちるかと6時間以上漬けても、効果は期待できないそうですよ。
4.ブラシでこすります
6時間後。オキシ液から上履きを取り出しました。
ウーン、「真っ白」を期待していた私からすると「あれ?」という感じ。特にキャンバス地の上履きの黒ずみはまったく落ちてないですね。ゴム部分の汚れも全然落ちていません。
期待外れだったのか……と思いつつ、シューズブラシでこすってみます。すると、汚れが浮き上がってきているのか、こすると黒っぽい水がどんどん出てくるではないですか~~!
5分ほどこすった状態がこちら!真っ黒だった靴の内側の黒ずみもかなり改善されてます!
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オキシ液に漬けたあとは、「こする」はマストですね! これまで「オキシクリーンに漬けたけど全然落ちなかった!」という経験がある人は、漬け置き後に汚れを掻き出す「こすり洗い」が足りなかったのかも!
違いがはっきりとわかったのは「靴底」や「ゴム部分の汚れ」です。こすると、汚れがびっくりするほど落ちます。これは気持ちいいですね!
その後、流水でしっかりとすすぎます。オキシクリーンのアルカリ成分が付着したまま天日干しすると、上履きが黄ばんでしまうことがあるそうなので、すすぎは念入りに。
私はこのあと、クエン酸水にサッとくぐらせて仕上げます。残っているアルカリ成分を、酸性のクエン酸水で中和させるためですが、乾かした後の上履きのゴワゴワを防ぐという目的もあったりします。
クエン酸の量は水3リットルに対してクエン酸が3g(小さじ約1杯)。
洗い終わったら陰干しで乾かします。
直射日光の方が乾きやすそうなのですが、紫外線が強い直射日光に当てると、靴が変色してしまったり、ゴムなどの部分が固くなるということもあるそう。風通しのいい日陰で乾かすのがベスト!
今回は風がある日に干したので、まるまる1日で乾きました。乾かしたあとの上履きはこちら!
並べてみると、上履きの明るさにハッキリと差が出ていますね!真っ白というわけではないですが、全体的に2トーンほど色味が挙がっている気がします。
残念な点としては、上履きについてしまった黒カビ。薄くなったものの完全には取れませんでした。もう少し、オキシクリーンの量を増やせばよかったのかもしれません。
■上履きをオキシクリーンで洗ってみて
「漬け置きするだけで真っ白!」というわけにはいかず、どうしてもこすり洗いをすることは必要となります。
それでも、今までのゴシゴシ洗いと比べると、その労力は雲泥の差!漬け置く時間は必要ですが、「子ども帰宅後に上履きをオキシ漬け→入浴の時間に洗う」などの方法なら、時間を有効活用できそう。
また、漂白剤なので消臭効果もあり、クサい上履きのニオイを取る効果も期待できそうです。なかなか持ち帰らないため、汚れ・ニオイとも危険レベルの上履きは、特にオキシクリーンの漬け置きは有効だと思いました。
ウタマロ石鹸で上履きを洗ってみる
続いてはウタマロ石けんです。ウタマロもシャツの襟袖の黒ずみやシミ汚れを落とす石鹸として知られていますよね。
最初に、上履きをぬるま湯で濡らします。うーん、濡らすと、汚さがパワーアップして見えますね……。
ウタマロ石けんを付け、シューズブラシでこすって洗います。
ゴシゴシこすると泡がまっ茶色に変色! しかし、キャンバス地の方は汚れが頑固だからなのか、なかなか生地が白くはなりません。
キャンバス地と比べると、ビニール生地の方は汚れが落としやすいですね。
オキシ漬けと違うと感じたのは、上履きのゴム部分や靴底の部分。オキシクリーンで洗ったときは、汚れがびっくりするほど落ちたのですが、ウタマロの場合はけっこう力を入れて洗っても、なかなか汚れが落ちませんでした。
こちらも十分にすすいだあと、最後はクエン酸水で仕上げます。かかった時間は、キャンバス地は片方12分、ビニール生地は5分でした。
ウタマロで洗ったあとの上履きです。こちらも真っ白というわけではありませんが、洗う前と比べるとかなり色が明るくなっています。汚れが付着しやすい内側もとてもきれいに。
■ウタマロ石けんで洗ってみて
オキシクリーンのように、漬け置きする時間が不要なので、思い立ったときにすぐに洗うことができます。洗浄力は固形石鹸や洗濯洗剤などと比べると強力だと思いました。
靴専用の洗剤と比べ、ウタマロ石けんは、靴や衣類の洗濯、掃除などオールマイティーに使えるのも魅力だと思います。
ちなみにウタマロ石けんはサイズが大きいので、使いやすい大きさにカットして使うのがおすすめ。私は5本くらいのスティック状に切り、牛乳パックを切った箱に、使う分だけ入れて保管しています。
オキシクリーンとウタマロ石けん。上履き洗いに適しているのはどちら?
実際に使ってみて思ったことは、それほど違いに差が出ないため、生活スタイルや好みによって使い分ければいいのではないかということ。
- なかなか上履きを持ち帰らないタイプならオキシクリーン
- ゴシゴシこすり洗いが苦にならないならウタマロ石けん
- 汚れがつきにくいビニール製の上履きだからウタマロ石けん
- シャツのえりそで洗いでウタマロ石けんを使うから、上履きもウタマロで
- 普段はウタマロ石けん・数か月に1回はオキシクリーンで徹底洗浄
といった具合です。
まとめ
週に一度のこととはいえ、わずらわしさを感じる上履き洗い。靴専用のクリーナーを使うのもいいですが、汎用性の高い「オキシクリーン」「ウタマロ石けん」ならば、他の用途にもいろいろ使えて便利です。
自分や家族の生活スタイルや好みにぴったりな上履き洗いの方法が見つかりますように。
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