和菓子作りの材料として使われる「あんこ」ですが、自分で作ろうとすると、材料をそろえて、前日から小豆を水に浸して、火加減に気を付けながらぐつぐつ煮て……とかなり大変。
その点、あらかじめおいしく調理されている市販のあんこがあれば、水ようかんや饅頭づくりなど和菓子作りのハードルもグンと下がります。
業務用の食材が豊富に揃っている業務スーパーにも、「あんこ」はもちろんあります。販売されているのは「こしあん」「つぶあん」の2種類。
今回は「こしあん」を購入してみました。使いきれるか心配でしたが、おいしい上に保存もしやすいので、しっかり味わいつつ食べきることができました。そこで食べてみての感想やおすすめ保存方法、気になるカロリーなどを徹底レビューします。
「業務スーパーのあんこ、気になるけどおいしいのかな」と迷っている方は参考にしてみてくださいね。
Contents
こちらが業務スーパーの「こしあん」
こちらが業務スーパーのこしあんです。お店によって違うかもしれませんが、私は乾物や豆などが陳列されている棚の一番下で見つけました。
内容量は800gと5Kgの2種類があります。今回、購入したのは800g入り。
こしあんは小豆を炊いたあとに裏ごしして外皮を取り除き、砂糖を加えて練り上げたもの。
家でこしあんを作るときは、生あんを乾燥させて粉末にした「さらしあん」を使うことが多いと思いますが、これも固さや甘さを調整するのも、なかなか大変なんですよね……。
こうした手間なく、袋を開けただけでちょうどいい固さのあんこが食べられるのはうれしいものです。
価格は275円(税別)でした(2022年11月現在)。2年前に購入したときは195円だったので、かなり値上がりしていますね。ちなみに他のメーカーのこしあんは1Kgで400~500円ほどなので、かなり差があります。
原材料や味は?
これだけ安いと、「価格を下げるために、かさまし素材でも入れているのでは?」「訳あり素材で安く作っているのでは」なんて疑問の目で見てしまいますね。
そこで原材料をチェック!パッケージの裏の原材料名を見たところ、原材料は「砂糖、小豆」とありました。使っている原料は2つだけ!
気になる保存料や添加物などは含まれていません。安心して食べられますよね。
原産国は中国、輸入者は神戸物産(業務スーパーを運営する会社)です。
さっそく、袋から出してみましょう。袋を切って押し出すと、なめらかなこしあんが出てきます。けっこうあんこ自体重たいので、押し出すときにはちょっと力が必要です。
手で押し出してもいいですが、少しの時間、冷凍庫に入れてあんの表面を冷やしておいてから袋を切り開くと、つるんとキレイに取り出せます。
プラスチックの容器などに入れ替えると、その後も使いやすいですよ。
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おまんじゅうなどに使う時は、手のひらで丸めますが、べたつくことなく、ほどよい固さで丸めやすいです。
食べてみた感想です。もちろんあんこなので甘いことは甘いのですが、想像していたより強烈な甘さではありませんでした。
小豆の風味もしっかり感じられます。もっと甘さ一辺倒だと思っていたので意外。くちどけもサラッとしていてなめらかですよ。
さらしあんを使ってつくる「こしあん」は、時々、ひなたくさいことがあるのがちょっと悩みでした。それと比べると袋から出しただけでこの完成度!手軽でおいしいので、これは今後も使っていきたい商品ですね。
消費期限は?小分け保存はできる?
これだけ大量に入っているあんこなので、一度で使い切れるか不安ですよね。
こしあんの賞味期限は、購入日から約10カ月後でした(未開封時)。かなりゆとりがあるので、鏡開きのおしるこや桜餅を作る予定がある場合、早めに買っておいてもいいですね。
開封後はお砂糖がたっぷり入っているので日持ちはするというものの、早めに使い切った方がよさそうです。「使い切れないな」と思った場合、小分けにして冷凍庫で保存すると便利。冷凍すれば約1カ月~3カ月くらい保存できます。
冷凍保存するときは、「100g分」など使いやすい量に分けて、ラップで包みます。空気に触れないように、ぴっちり包むと品質の低下が防げますよ。包んだあんこは、ファスナー付きビニール袋に入れて保存すると、より空気に触れないので安心です。
うちでは、直径3センチくらいのあんこ玉を作って冷凍庫で保存しています。このくらいの大きさだと、1人分のあんこトーストやおしるこに使ったり、アイスに添えるのにも便利なんです。
解凍するときは、冷蔵庫にうつして、ゆっくり時間をかけて解凍します。
カロリー
業務スーパーの「こしあん」100gあたりのカロリーは195kcal。同じく甘いものの代表「チョコレート」のカロリーは100gあたり約550kcalなので、チョコと比べるとかなりカロリーが低くヘルシー。
アレンジレシピ
使い甲斐がある大きさの業務スーパー「こしあん」。買ったはいいけれど、どうやって食べようか迷ってしまいますよね。そこでいくつかこしあんを使ったアレンジレシピをご紹介します。
あんこトースト
トーストしてバターを塗ったパンの上にあんこをのせます。バターのしょっぱさとコクがこしあんにぴったり合います。さらにホイップクリームをのせるとおいしい!
ホイップクリームは、業務スーパーの冷凍ホイップやスプレーホイップを使っています。
おしるこ
こしあんに水と塩ひとつまみを加えて鍋で煮詰めます。器に入れて、焼いたお餅をのせてできあがり。水を加えると甘さが少なくなるので、好みによって少しお砂糖を加えた方がいいかもしれません。つぶあんを使ったおしるこより、あっさりした味わいです。
どら焼き風
本格的などら焼きの皮を作ってもいいのですが、面倒な時や急いでいるときは、ホットケーキミックスで作ったホットケーキ生地にはちみつを少し加えて皮を焼きます。あんこをはさんでできあがりです。
まとめ
大容量ですが、保存もしやすい業務スーパーの「こしあん」。普段のおやつのほか、桜餅や柏餅といった季節の和菓子を作るときもとても便利です。お正月や鏡開きの前などには、売り切れてしまうこともあるので、季節行事の前には早めにGETしておくといいですよ。
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