業務スーパーの冷凍パプリカはまずい?解凍方法や栄養、おすすめレシピまで

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業務スーパーの冷凍パプリカをご存じですか?さっと湯通しした赤・黄・緑のパプリカを細長くカットして冷凍したものです。

数年前、業務スーパーでこの冷凍のパプリカを購入したことがあるのですが、料理で使うと水っぽく、スジも多くて口当たりが悪かったんですよね。

それ以来購入することはなかったのですが、ネットで「おいしい」という口コミもあったため、再チャレンジしてみることにしました。

久々に手にとってみると、パッケージも一新。いろいろな料理で試した結果、向いてる料理、向かない料理があることもわかりました。

こちらの記事では

  • 業務スーパーの冷凍パプリカの価格
  • 冷凍パプリカの味
  • 冷凍パプリカの使い心地
  • 冷凍パプリカのメリット、デメリット
  • 冷凍パプリカを使ったおすすめレシピ
  • 冷凍パプリカのいまいちレシピ

などを紹介しています。業務スーパーの冷凍パプリカが気になる方は、参考にしてみてくださいね。

Contents

こちらが、業務スーパーの冷凍パプリカ。


以前は、商品名にごっついゴシック体が使われていましたが、新しいパッケージではちょっと可愛らしく、軽やかなフォントに変わっています。原産国はスペイン。

前のパッケージの時は、中国産だったよね
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
新しいパッケージから、スペイン産に切り替わったみたいだね

価格は、500g入りで税込203円(税別188円)。以前のパッケージの時は、税込192円だったので、10円ほどの値上がりです。

一般的に販売されているパプリカの1個あたりの重さはだいたい140~150g前後。種などを除いた加食部を130~140gと考えると、1袋で約3.6~3.8個分入っているという計算になります。

コスパ面ではどうでしょうか。スーパーなどでは、パプリカは1個100円~150円くらいで販売されていることが多いですね。1袋で約3.6~3.8個分が入っているのに、約200円で購入できるとはとてもお得!

業務スーパーの冷凍パプリカ、中身はこんな感じ

中身を開けてみましょう。ザラザラ……とお皿に取り出してみた様子がこちら!軽く湯通しした緑、赤、黄色のパプリカを、細長くカットしたものが入っています。

色は赤・黄色・緑がそれほど偏りもなく、バランスよく入っています。

1片1片を取り出してみたのがこちらです。きれいに長くスライスされているものもあれば、1㎝など短くちぎれているものなど、けっこう大きさはバラバラでした。

ちぎれているものが多いね
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
輸送の段階で、冷凍した細長い果肉が割れてしまうからじゃないかな?

太さはだいたい1㎝前後といったところ。

消費期限は、購入日から1年以上後でした。そのくらいの期間があれば、十分使い切ることができそうです。

業務スーパーの冷凍パプリカの栄養は?

パッケージ裏を確認したところ、カロリーは100gあたり15kcal(脂質 0.3g、炭水化物 4.2g)でした。

パッケージには明記されていませんが、パプリカ(赤・黄)の栄養成分についても調べてみると……。

■赤パプリカ
β‐カロテン 940㎍
α‐トコフェロール(ビタミンE) 4.3mg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.14mg
ナイアシン 1.2mg
葉酸 68㎍
ビタミンC 170mg

■黄パプリカ
β‐カロテン 160㎍
α‐トコフェロール(ビタミンE) 2.4mg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.03mg
ナイアシン 1.0mg
葉酸 54㎍
ビタミンC 150mg

どちらも、体の中でビタミンAになるβ-カロテンやビタミンE、ビタミンCなど抗酸化作用の強いビタミンがたっぷり! ナイアシンや葉酸など、皮膚の健康や新陳代謝を促す栄養も入っていますね。

上記の栄養のほか、赤パプリカには優れた抗酸化作用がある「カプサンチン」「キサントフィル」も含まれています。酸化による体の錆びつきを防ぐ効果は、赤パプリカの方がより高いようです。

業務スーパーの冷凍パプリカの解凍方法は?

使い方はというと、あらかじめ軽く湯通しして凍結されているので、必要な量を取り出したら、料理に応じて冷凍のまま電子レンジで加熱したり、フライパンで炒めたりするだけ。特に事前に解凍しておく必要はありません。

それではさっそく、どのような使い心地なのか実際に調理で使ってみましょう!

忙しいときはレンジ調理が便利♪そこでレンジ加熱で試してみます。耐熱容器に冷凍パプリカを50gほど入れて、600wで1分半ほど加熱してみました。

取り出してみると……

うーん、冷凍野菜あるあるですが、解凍するとパプリカから水分がかなり出ています。器の底に水分が溜まってるのわかりますか?

特にパプリカは水分が多いので、出る水の量は多めですね。このまま調味すると味がボケそうなので、ちゃんと水分は絞って使った方がよさそうです。

水分を切ると、かさがかなり減ります。感覚としては、2/3~半分くらいに減った感じ

この段階で食べてみると、残念ながら生のパプリカを使ったときのような歯ごたえやシャキシャキ感はないですね。おひたしみたいにクタッっとした口当たりです。

でもパプリカならではの肉厚な食感は感じられるよ
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
水分が出た分、かさが減ってたくさん食べられるかも!?

そういえば、数年前に購入したときは、パプリカの皮が口に残ることもあったんですよね。でも今回は、全然気になることなく、おいしく食べることができましたよ!

■POINT
・生のパプリカを使った時のような歯ごたえは感じられない。パリッとした歯ごたえが欲しいなら不向き
・解凍すると歯ごたえに変化する。水分が出てクタッとした口当たりになる
・水分が出るのでかさが減る

冷凍パプリカが向いている料理・向いていない料理

業務スーパーの冷凍パプリカを調理すると、

  • 歯ごたえはいまいち
  • 水分が外に出てしまうためおひたしのような感じ

であることがわかりました。

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そこでさまざまな料理で冷凍パプリカを試し「使うのに向いている料理」「いまいちだけど、アリかも?な料理」「向いていない料理」について検証!個人的な意見ではありますが、参考にしてみてくださいね。

向いている料理

肉厚な冷凍パプリカの食感を楽しむものや、おひたし感覚で食べる料理、彩りを活かした料理に向いています。

無限パプリカ

「冷凍パプリカ」のパッケージ裏にでは、「無限パプリカ」のレシピが紹介されています。これが簡単!レンジで加熱し、ツナを加えて調味するだけ!

おひたしみたいにクタッっとした口当たり!
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
パプリカならではの甘さとツナの風味が合わさって美味しい! 

緑色のパプリカも、苦みはわずかなので食べやすいです。水分をしっかり切り、味を濃いめにすれば、お弁当のおかずにも使えそう!

何か1品足りないなあと思ったとき、ツナ缶と冷凍パプリカがあれば、すぐに野菜料理ができるのは便利ですね。

ガパオライス

色がきれいな業務スーパーの冷凍パプリカ。これを調理で生かさない手はありません。そこで業務スーパーの「ガパオライスの素」でガパオライスを作り、彩りとして冷凍パプリカを使ってみました。

冷凍パプリカの赤と黄色が、とてもきれい!
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
こちらはパプリカのシャキっとした食感を楽しむというより、鮮やかな色合いを楽しむというのが適しているかも。

黄色と赤が加わるだけで、見た目がかなり変わってきますね!

パエリア

スペイン料理のパエリア。業務スーパーの冷凍パプリカはスペイン産だけあって、パエリアとも好相性!

サフランライスの黄色に、冷凍パプリカの赤・緑が映えてとてもきれいです。こちらも食感を楽しむというより、パプリカの鮮やかな色を目で見て楽しむというのがぴったり。見栄えがとてもよくなります。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
赤ピーマンのあの赤い色は、にんじんでは出せない色なのよね~

ラタトゥイユ

業務スーパーの冷凍パプリカに最もおすすめしたい調理法として、声を大にして言いたいのが、フランスの家庭料理「ラタトゥイユ」

夏野菜を蒸し煮して作る料理なので、クタっとした歯ごたえに仕上がる業務スーパーの冷凍パプリカにぴったり。トマトの酸味とパプリカの甘さもいい組み合わせですね。3色のパプリカを使うと、とてもカラフルに仕上がります。

まとめて作っておくと、パスタに和えたり、オムレツの具にしたりといろいろ使えて便利です!

ラタトゥイユで使うナスは、業務スーパーの「揚げなす乱切り」を使うのもおすすめです。

お天気が悪くて野菜の高騰が続いているとき、とても助かるのが「冷凍野菜」。冷凍食品のバリエーションが豊かな業務スーパーにも、たくさんの冷凍野菜...

いまいちだけど、アリかも!?な料理

本来だったら、生のパプリカの方が向いているけれど、冷凍でも代用できなくもないかな……と感じる料理もありました。

ピクルス

ピクルスにもよくパプリカは使われますよね。本来は、生のパプリカをピクルス液に浸して作るのですが、今回は冷凍パプリカで代用して作ってみました。

出来上がったパプリカは、お箸で取り出すとクターっとしてしまいます。

パリッとした歯ごたえは残念ながらないね
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
でも、ピクルス液の酸味とパプリカの甘さは好相性だよ!

パリッとした食感はきゅうりやセロリにお任せして、彩りと素材の甘さを楽しむために、使ってみてもいいかもしれません。

マリネ

フライパンなどで加熱し焼き目を付けたパプリカを、オリーブ油やお酢で作った液に浸して作るマリネ。

本来は焼いた後、パプリカの皮をむくのですが、上手に剥くことができなかったので、フライパンで加熱後そのままマリネ液に浸して作りました。

歯ごたえはいまいちですが、パプリカは肉厚なので、マリネ液ともなじんでこれはこれでアリかな?という感じ。水分を切らないと、寝ぼけた味になるので、しっかり水気を切ってからマリネ液に浸すのがポイントです。

冷凍パプリカが不向きな料理

次は冷凍パプリカが不向きな料理です。水分が出ることで柔らかい歯ごたえになるので、食感を活かした料理には向いていない気がしました。でも「柔らかく仕上がったほうが食べやすい」という方もいると思うので、一例として参考にしてみてくださいね。

チンジャオロース

ピーマンとたけのこのシャキシャキした歯ごたえが嬉しいチンジャオロース。いつもは緑のピーマンを使っていますが、冷凍パプリカで作ってみました。

でも、業務スーパーの冷凍パプリカだと、どうしても加熱した段階で、クタッとした口当たりになってしまいます。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
炒めている段階から、かなり水分が出くるよ

でも色はとてもきれいなので、見た目を華やかに仕上げたいなら、普通の生のピーマンに冷凍パプリカをアクセント的に使うという方法もアリですね。

野菜炒め

パリッ!シャキッ!の野菜の歯ごたえを求めているなら、冷凍パプリカはクタっと仕上がってしまうので不向き。

チンジャオロースと同様、彩りをよくするために、仕上げにちょこっと入れるという使い方もアリかも。

まとめ

冷凍野菜は、冷凍の段階で細胞壁が破壊されてしまうので、解凍すると水分が出てしまうのは仕方がないのかもしれません。水分が出るとビシャっとした口当たりになるので、パリパリした食感を楽しみたい料理には不向きだと感じました。

逆にクタッとした食感で味わいたいラタトゥイユやスープでたくさんパプリカを使いたいときは、冷凍パプリカはぴったり!生のパプリカを使うより、安く作ることができるのもいいですよね。

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