業務スーパーの冷凍コーナーには冷凍野菜がいっぱい!下ごしらえ済みだし、価格も手ごろなので、忙しいときや天候不順で野菜の価格が高騰しているときはとても便利ですよね。
今回はその冷凍野菜の中の「スライス玉ねぎ」「刻み玉ねぎ」について大調査!この記事では
- 業務スーパーの冷凍玉ねぎの価格
- 冷凍玉ねぎの使いごこち
- 冷凍たまねぎの味は?
- 冷凍たまねぎを使った料理は?
- 冷凍たまねぎのメリット・デメリット
についてまとめています。
業務スーパーの冷凍たまねぎが気になる方は、参考にしてみてくださいね。
Contents
これが業務スーパーの冷凍たまねぎ
これが業務スーパーの冷凍たまねぎ。「スライス」「刻み」の2つの種類があります。
左のれんが色の方が「スライスたまねぎ」、黄色が「刻みたまねぎ」。
パッケージの色も違うし、透明の窓から中身が見えるので、「スライスと刻み、間違えて買っちゃった!」というのも避けられそう。
産地は両方とも中国でした。価格はスライスたまねぎが158円、刻みたまねぎが138円です。内容量は両方とも500グラムでした。
業務スーパーの冷凍たまねぎの価格は?
2023年4月、近所のスーパーでは玉ねぎが1個48円でした。激安を期待してしまう業務スーパー商品ですが、冷凍玉ねぎに関しては、残念ながら、「ものすごく安い」というわけではないんですよね。
でも、天候不順で玉ねぎが不作のとき、価格が1個100円くらいに高騰したことがありました。冷凍野菜は価格が安定しているので、生の玉ねぎが高騰しているときに購入すると、節約につながりそうです。
さて、中身を出してみましょう。ザラザラ……。こちらがスライスたまねぎです。
厚さは3~5ミリほど。
サラダにするような薄いスライスではなく、親子丼や野菜炒めなどに使うのにちょうどいい厚さです。大きさはけっこうバラバラで、玉ねぎのはじっこと思われる丸い部分だったり、冷凍途中で欠けた小さいかけらのようなものも入っていたり……。
こちらが刻みたまねぎ。
1粒1粒並べてみました。一角は5ミリ角ほどです。私がイメージするみじん切りはもう少し細かめ。なのでパッと見て「ん?粗みじん切り?」と思ってしまいました。
スライス、刻みとも、適度にほぐれるバラ凍結なので、必要な分だけ、ザラザラと取り出して使えるのは便利です。
業務スーパーの冷凍たまねぎの使い方や味は?
業務スーパーの冷凍たまねぎは解凍不要。冷凍のまま加熱して使います。お味噌汁を作る時は、沸騰しただし汁の中にドボン、親子丼は煮汁の中に直接ザラザラッと。加熱すると、ボリュームが減るので、ちょっと多めに入れるのがポイントです。
味はというと、「まずい」という口コミもあるようですが、加熱して使った場合は生の玉ねぎを加熱したものと変わらずおいしく食べられます。玉ねぎの魅力のひとつは「甘さ」。ちゃんと甘さも感じるし、玉ねぎの香りもしっかり。ヘンに筋張っていたり独特のにおいがあるというのも感じられませんでした。
ただ、生になるとちょっと違ってきます。生で食べるときの注意点については、下記で説明しますね。
業務スーパーの冷凍たまねぎを使ったおすすめレシピは?
実際に、業務スーパーの冷凍たまねぎを使っていろいろな料理を作ってみました。その中でおすすめのものをいくつかピックアップ。よければ参考にしてみてくださいね。
スライスたまねぎを使った料理
■オニオングラタンスープ
最もおすすめしたいのが、スライスたまねぎを使ったオニオングラタンスープです。オニオングラタンスープを作るとき、何が大変かって、あの「飴色たまねぎ」を作る過程なんですよね。
冷凍玉ねぎを使えば、生の玉ねぎより格段に早く「飴色たまねぎ」になるので、作るハードルがグッと下がります。
↓オニオングラタンスープを作るときは、業務スーパーのコンソメがおすすめです
■しょうが焼き
お弁当のおかずなど、少ない量のしょうが焼きを作るときも、冷凍たまねぎは便利。
すぐに火が通るので時短にもなります。
■親子丼
パッケージにも「親子丼に」と書いてあるので、冷凍たまねぎを使った定番メニューと言えそう。
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生のたまねぎと同じように、煮汁に入れて使います。
■グラタン
グラタンは食べたい、でも玉ねぎのスライスが面倒という時に。スライスする手間もなく、加熱時間も少なくグラタンを作ることができます。
↓さらに時短するなら、業務スーパーの「ポテトマカロニグラタン」を使うのもおすすめ!
そのほか、肉じゃが、カレー、シチューなどの煮込み料理にも使えます。
特に昼ご飯や夜食など、1~2人分の料理を作るときに、わざわざ玉ねぎを刻なくてもいいというのは本当に便利ですよ~!
刻みたまねぎを使った料理
■ドレッシング
手作りドレッシングは、玉ねぎを少しプラスすると風味が出て美味しいですよね。そんな時にすぐ使える冷凍の玉ねぎみじん切りは便利。たったスプーン1杯分のみじん切りが必要な時でもザラザラと取り出せるので、少量のドレッシングを作るときも使いやすいですよ。
■肉料理のソースやタレ、ミートソースなど
チキンステーキなど肉料理のソースや、冷やししゃぶしゃぶのタレなどを作るときにも便利!1/4個~1/2個分など少量の玉ねぎだって、すぐに用意できます。
また、ミートソースも刻みたまねぎがあればスピーディに作れます。私はひき肉、冷凍たまねぎ、トマト缶、コンソメを使い、炊飯器クッキングで作ってます。
■ハンバーグ
ハンバーグやミートボール、肉団子などを作る時、面倒なのが玉ねぎのみじん切り。最初にお肉をこねて粘りを出してから、みじん切りの玉ねぎを加えています。
私は冷凍のままひき肉の中に入れてしまいますが、成形後、焼く段階で玉ねぎから水分が出て、ハンバーグの形が崩れてしまうこともあるんです……。そのため、時間に余裕がある場合は、炒め玉ねぎにしてあらかじめ水分を飛ばしたり、解凍してから水分を絞るなどの下処理をしてから使うのもおすすめです。
私が業務スーパーの冷凍たまねぎを使い、ハンバーグを作る時は「煮込みハンバーグ」にすることが多いですね。これなら多少、形が崩れても気にならないですよ。
■パエリアやピラフ
パエリアやピラフを作る時にもおすすめ。やはり解凍する際に水分が出てしまうので、水分量は普通の玉ねぎを使う時より、若干控えめにした方がいいかもしれません。
■ガパオライスやドライカレー
ドライカレーやガパオライス、タコライスなどのひき肉料理を作るときも便利。最初に玉ねぎを炒め、水分を飛ばしてからひき肉を加えます。
業務スーパーの冷凍たまねぎに向かない料理
いろいろな料理に使える冷凍たまねぎ。でも実際試した中で、「ウーン、これは向いていないかも」と思うものもありました。
■野菜炒め
炒めている段階で水分が出て、クタクタな仕上がりになります。シャキシャキした食感の野菜炒めが好みの場合、あまりおすすめできないかも。
■生で食べる
生の玉ねぎは、スライスしておかかをかけて食べたり、サラダにして食べると美味しいですよね。しかし、業務スーパーの冷凍たまねぎは、解凍するとビショビショになり、玉ねぎ独特の食感が失われてしまいます。個人的には生食には不向きかと思いました。
業務スーパーの冷凍たまねぎのメリット・デメリット
いろいろな料理に使える使ってみて感じたメリット・デメリットは下記のとおり。
メリット
■少量の玉ねぎが欲しいときに使いやすい
「ちょっとスープの具として玉ねぎを使いたい」「ドレッシングに少しだけ玉ねぎのみじん切りが欲しい」という時、わざわざ玉ねぎを切ることなく、使えるのはとても便利です。
■カット済みなので、欲しいときにすぐ使える
時間がない時の食事作りにひとつストックしておくと安心です。わざわざ玉ねぎの皮をむき、カットする手間がいらないというのはとても便利!
■少ない加熱時間で柔らかくなる
冷凍することにより、玉ねぎの細胞が壊れるため、生の玉ねぎを使うよりも加熱時間が少なくて済みます。味噌汁や親子丼などは、いつもの半分の時間で柔らかくなる感じですね。
デメリット
■価格的なメリットは感じない
野菜高騰時を除き、生で販売されている玉ねぎとあまり変わらない価格なので、金額的なメリットはあまり感じられません。安さより、カットや皮むきなどの手間が不要なことを期待して購入した方がいいかも。
■生で食べるサラダには適さない
ドレッシングなど風味付けには使えますが、スライス玉ねぎのサラダにはあまり適さないと感じました。
■歯ごたえは期待できない
玉ねぎの特徴のひとつである歯ごたえはあまり感じられません。シャキシャキした歯ごたえの野菜炒めが好きな人は、ちょっと不満を感じるかも。反対に、クタッとした玉ねぎの食感が好きな人はおいしく食べることができます。
まとめ
業務スーパーの「スライスたまねぎ」「刻みたまねぎ」をざっくりまとめると
- 価格的には、生の玉ねぎとあまり差がない
- 刻む、切るなどの手間がかからない
- 加熱時間が少なくて済む
- ひき肉料理や親子丼、ピラフ、ドレッシング作りなど幅広く使える
- 食感を楽しむ料理には不向き
一番のメリットを挙げるとすると、やっぱり「手間いらず」ですね。
忙しいときのみじん切りタイムは、時間がかかる上に目もツーンと痛くなるし、中途半端に残った「玉ねぎ1/4個」をラップに包む手間も地味に手間。「あとで使おう」と思ったものの、すっかり忘れてしまって野菜室の中でカピカピになって発掘されることも……。
カットされた状態のものを、欲しい分だけ、すぐに使えるのは本当に便利。うちでは生の玉ねぎとともに、冷凍玉ねぎもストックしています。
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