業務スーパー冷凍鶏肉2Kgが安すぎ!味や解凍方法、「危険」の声は本当?

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(修正)2022年8月価格修正しました!

業務スーパーの冷凍コーナーの一角で、堂々たる存在感を放っている「ブラジル産 鶏もも正肉 2Kg」。最初は食べきれるかと不安でなかなか手に取れなかったのに、今はお気に入りになっている商品のひとつです。

味も普段使いなら、全く問題ないレベル。ただ、ちょっと気を付けたほうがいいことや、気になる点があるのも確か。安いせいか「危険」という声もネットではたびたび見られます。

そこで今回は

  • 業務スーパーの鶏肉の味は?
  • 2Kg使いきることはできるの?
  • 保存方法や解凍方法
  • 小分け方法は?
  • 業務スーパーの鶏肉は危険なの?

についてレポートしてみたいと思います。お買い物のヒントにしてみてくださいね。

Contents

これが業務スーパーの冷凍鶏もも肉(2Kg)

こちらが業務スーパーのブラジル産冷凍鶏もも肉。ビニールのパッケージに入り、きれいに平らに均され、冷凍コーナーの中に積んであります。

その大きさたるや、約20×28㎝、厚さは3.5~4㎝くらい。

そのサイズ感といい、重さといい、百科事典を思い浮かべてしまった人は私だけでないはず。手に取るとずっしり重いし、お肉なのにカチコチに固まった長方形という形状も不思議です。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
A4用紙とほぼ同じ大きさ。買うときは、冷凍庫に入るかどうか事前に確認した方がいいかも

消費期限は、購入時より1年半以上後でした。パッケージを見ると、未開封であれば、加工日から約2年後が消費期限であるようです。かなり大きいので冷凍庫に保存するには場所を取りますが、消費期限はかなり先なので、ストックしておくと安心ですね。

価格は以前は税込646円でしたが、猛烈な勢いで値上がりし、2023年11月現在、なんとおよそ倍の1,198円になってます……。

参考までに値上がりの記録も。2021年10月には861円に2022年8月にはなんと1000円超えの1,098円になりました。円安の影響もありますが、この値上げ率にはびっくりです。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
100gあたりに換算すると、約60円だね

一般的なスーパーで販売されている鶏もも肉の2/3くらい。もも肉でこの安さにはびっくりですよね。

店舗やシーズンによっては、価格に変動があるみたいだよ
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

業務スーパーの鶏もも肉2Kgは食べきることできる?

安いとはわかったけれど、2Kgもの大量のお肉、食べきることができるか心配な人も多いことでしょう。そんな不安な声に対する私の答えは

「4~5人家族なら、4~5日かけて完食できる!」

…です。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
食べ盛りの子どもがいる家庭なら、もっと少なくても完食できるかも!

うちの場合、5人家族なので、1人あたり1日100g食べるとすると、合計500g。単純に「500g×4日分=2Kg」という計算です。

1日分のお肉100gですが、意外と軽く食べられる量。お肉は、下味を付けたり、加熱して冷蔵しておけば、傷むことなく4~5日持たせることもできます。

ただ、これが1人暮らしや夫婦2人だけだったり、5人家族でも小食の場合だと、食べきるのは難しいかもしれないですね。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
解凍後の肉の再凍結はおすすめできないし、ブロック状なので、少量ずつの解凍もできないし……

ただ、加熱調理したあとの冷凍保存は可能なので、少人数家族でも購入したい場合、「おかずを作り置きして冷凍」という方法でなら、食べきることはできるはずです。

業務スーパーの鶏もも肉の解凍方法

カチカチに冷凍されているこの鶏もも肉。調理する前には「解凍」のひと手間が必要です。2Kgという大ボリュームなので、解凍にも時間がかかるのが玉にキズ。購入した当日に調理……というのはかなり無謀なので、翌日以降に調理するイメージです。

解凍は、常温放置はNG。一度、急いでいたときに常温に置いたことがありましたが、なにせ2Kgと大きいので、表面は柔らかくなっても、中はコチコチのままとムラ解凍状態になってしまいました。

急激に解凍すると、肉からドリップが出てしまい、品質が下がってしまうことも。そんな状態になってしまったのがこちらです……

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
すごいドリップが出てるね……
早く解凍させなきゃ!って焦っちゃったのよ
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

おいしくお肉を食べるためには、ゆっくり解凍がベスト。凍ったままの鶏もも肉を、パッケージごとトレイに乗せたり、レジ袋に入れるなどして、冷蔵庫に移動。冷蔵庫の中でゆっくり解凍させます。

なぜトレイに乗せたり、レジ袋に入れるかというと、パッケージそのままの状態で冷蔵庫で解凍させたら、パッケージから肉のドリップが漏れていたことがあったから。その後の冷蔵庫の掃除が大変なので、面倒を回避するために、レジ袋などに入れて解凍するようにしています。

解凍時間はおよそ12時間くらい。そのくらいの時間を置いても、中心部はまだシャリシャリしています。冷蔵庫の大きさや温度によって解凍時間は変わってくると思うので、目安として考えてみてくださいね。

ひとつの塊だったお肉を、解凍後にベリベリと一枚ずつはがしていきます。1パックあたり、7~8枚の鶏もも肉が入っていました。もも肉の1枚あたりの重さは、250~300gくらいです。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
ちょっと皮の部分が多いかな?

さて、無事に解凍が終わったので、ちょっとここで早めの味見をしてみましょう。価格が安いので、味はどうなるか気になるところです。

塩コショウでソテーしてみます。

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こんがり焼きあがったので、食べてみたところ……。

お~!普通においしいですよ!?

「独特のくさみがあるのでは」「まずかったらどうしよう」と思いつつ、おそるおそる口に運んだのですが、特に問題なく食べることができました。肉汁もちゃんと出ます。

とはいえ、これはブラジル産もも肉を単品で食べた場合。もしかしたら、銘柄鶏などと食べ比べたら、食感や香り、旨味などに差が出るかもしれません。人によっては、においが気になる人もいるかもしれませんね。

でも、シンプルな塩・コショウの味付けではいまいちだった場合も、カレーや照り焼きなど、濃い味付けで調理したら、おいしく食べられるような気がします。旨味もしっかりありましたよ。

冷凍鶏肉の小分け方法 再凍結できる?

解凍が終わったお肉は、下ごしらえしてから小分けにします。

今回は、4日分に分けて下ごしらえ。

  • 「から揚げ」用、「トマト煮込み」用、「照り焼き」用にそれぞれ2枚ずつ
  • 「チキンライス」用に1枚

料理に合わせて一口サイズに切ったり、厚みが均等になるように切り開いていきます。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
途中、ちょっと肉の筋や取り除かれていない固い部分があったけれど、この安さを考えたら、贅沢は言えないなあ

気になる部分を取り除き、清潔なビニール袋に切り分けた鶏肉と調味液などを入れたら、下ごしらえ終了です。

解凍後、再凍結させると品質が落ちるとのことなので、冷凍はせずに、冷蔵で保存。ただし、肉を加熱したものは冷凍OK。

冷蔵・冷凍を両方使い分けて、4日間で食べきれるように調理していきます。

次は4日間でどのように食べていくか紹介していくよ!
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

冷凍もも肉はこうして使い切る!4日分の調理例

1日目

<チキントマト煮込み>
もも肉を玉ねぎとともに、トマト缶、コンソメで煮ていきます。トマトの酸味でお肉はやわらか、ホロホロです。

1日目はチキンカレーやクリーム煮など、煮込み系がおすすめ。そのほか、シンプルな味付けのソテーや棒棒鶏もいいですね。

1日目は鶏肉、玉ねぎを炒め、ケチャップと塩コショウで味付けをした「チキンライスの素」や、玉ねぎと鶏肉をつゆの素で煮る「親子丼の具」を作ってを作っておきます。加熱後は冷まして冷凍OK。

2日目

<から揚げ>
しょうゆ、にんにくとしょうがのすりおろしなどで下味をつけておいた鶏肉に、片栗粉を付けて揚げます。

じっくり下味に漬け込んだ鶏肉をから揚げにします。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
下ごしらえしてあると、夕食作りが楽~

3日目

<鶏の照り焼き>
しょうゆ、砂糖、みりんで下味をつけておいた鶏肉を焼いて仕上げます。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
うちはかさましのために、玉ねぎの薄切りも入ってるよね……

4日目

<チキンライスまたは親子丼>
1日目に作っておいた冷凍の具や素を使います。

チキンライスの素に、ごはんを加えればチキンライスに。チキンライスだけで寂しい場合、薄焼き卵で包んでオムライスにすることもあります。親子丼の具を使う場合は、具に卵を加えます。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
数日、鶏肉が続くと「また鶏肉~?」「飽きた」と思っちゃうんだよね
そんな時こそ、冷凍の具の出番!冷凍の具は日持ちするので翌日以降に回し、別の素材を使ったメニューにすると、飽きずに食べることができますよ~!
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

安い鶏肉は危険という噂は本当?

さて、100g40円を切った激安価格で、おいしく食べられる業務スーパーの「ブラジル産鶏もも正肉」。

家計は大助かりですが、なぜこんなに安いのか気になりますよね。安いと聞くと、何かカラクリがあるのではないかと疑ってしまうことも。

ネットでは、その安さゆえに「危険」という声もあるので心配になり調べたところ、いくつかの要素が重なり、安い価格を実現できていることがわかりました。その理由は大きく3つ。

  • 人件費や土地代が安いから
    ブラジルは、日本と比べて土地が広大で人件費が安い。大規模な鶏舎で多くの鶏を育てることが可能となり、鶏を管理する人や食肉処理する人も安い賃金で雇うことができる。
  • 飼料費が安いから
    鶏の飼料というと、トウモロコシなどの穀物や大豆などが代表的だが、ブラジルはそれらの原料の生産量も世界でトップクラス。自国で調達できるので、飼料費を抑えることができる。
  • 海外では、むね肉の方が人気だから
    海外では、鶏もも肉よりもむね肉の方が人気が高く、もも肉の価格がもとから安い。そのため、日本ではより安く輸入することができる。
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
海外はむね肉が人気なんだね!

「安いから危険」という声ですが、どうやらそれは「成長ホルモンを与えて無理やり成長させている」という単なる噂によるもののようです。

しかし実際のところ、ブラジル政府は、鶏に成長ホルモン与えることはを禁止しているそう。食品生産基準に厳しいとされるEUの基準をクリアするほど高いレベルの品質を保っているので、いたずらに怖がる必要はなさそうですよ。

まとめ

業務スーパーの鶏肉、その安さに驚き、最初はおっかなびっくり使いましたが、日常使いでは問題なし!「安いから危険」という声も単なる噂であるようで、安心して使うことができそうです。

大容量なので、少人数家族の場合は使い切るのが難しいかもしれませんが、「加熱調理後に冷凍」などのテクニックを使えば上手に消費することができます。食費節約の心強いアイテムなので、ぜひ試してみてくださいね!

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