黄桃・白桃って何が違うの?産地や味、価格までまるっと調べてみた

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季節問わず食べられるフルーツ缶は、おやつやデザートに大活躍!特に「桃缶」は手頃な上に食べ応えがあり、よく購入するフルーツ缶のひとつです。

ある日、買い物に出たときのこと。缶詰売り場で子どもが

おかあさーん、桃缶に「黄桃」「白桃」の2つ種類あるけど、どう違うの?
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

確かに!!以前から桃缶には2つの種類があることは知っていましたが、具体的にどのような差があるのか考えたことはなかったんですよね…。

そこで今回は

黄桃と白桃の違い

について大調査。見た目はもちろん、味や産地、価格も比較してみました。実際に「黄桃」「白桃」の缶詰の食べ比べもしてみましたよ!

フルーツ缶を食べながらでも、お気軽に読んでみてくださいね。

「黄桃」「白桃」は何と読むのか調べてみた記事はこちら↓

100円ショップの缶詰コーナーでも販売されている「桃」の缶詰。安いし美味しいし、おやつやデザートに大活躍ですよね。 つい先日「黄桃」の...

Contents

黄桃と白桃は何が違うの?

早速、黄桃と白桃について調べてみると、「黄桃」「白桃」は桃の品種の違いであることがわかりました。

例えば、メロンの場合、マスクメロンもあればアンデスメロン、夕張メロンもあります。ぶどうも巨峰など赤い品種のものもあれば、シャインマスカットなど白(緑)の品種もありますよね。それと同様に、「黄桃」「白桃」があるようです。

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
黄色い桃があるなんて知らなかった!
夏にお店に並ぶ桃の多くは、ピンクの皮に白い果肉の「白桃」なんだって。
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

それでは具体的にどんな違いがあるのか見てみましょう。

黄桃の特徴

  • シーズン…8月~10月初旬
  • 代表的な品種…黄貴妃、光黄、黄金桃(おうごんとう)、滝ノ沢ゴールド
  • 主な生産地…山形県、山梨県、長野県

黄桃は黄肉種と呼ばれ、その名の通り果肉はきれいな黄色。もともとは、加工・缶詰用に、身崩れしないよう改良された品種なのだそう。そのため、果肉が固めで形が崩れにくいのが特徴です。

↓楽天のページに飛びます

確かにきれいな黄色~!遠くから見ると、桃というより、梨や黄色いりんごみたいだね
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

甘みはというと、白桃より少し落ちるとのことですが、近年は生食用に甘さを向上させた黄桃も多く出回るようになっているのだとか!

生食用の黄桃は、ねっとりとした食感が特徴。「黄金桃」は、マンゴーのような香りと色と食感が特徴です。

価格は種類にもよりますが、生の場合1個あたり700円~。楽天などでは5Kg入り(13~18個)13,000円~で販売されています。缶詰では産地やメーカーなどにより、価格のバラツキが多く、4号缶で1個150~500円くらい。でも100円ショップなどでも販売されていますよ。

白桃の特徴

  • シーズン…7月~8月(中には9月下旬~10月上旬位までの晩生種もあり)
  • 代表的な品種…あかつき、浅間白桃、一宮白桃、川中島白桃、白鳳
  • 主な生産地…岡山県、山梨県、福島県、長野県、和歌山県、山形県

白桃は白肉種とよばれ、白く柔らかい果肉をしています。果汁がとても豊富でみずみずしく、上品な甘さが特徴。一般的なスーパーの果物売り場で販売されているものや、ギフトや果物籠に入っている多くの桃は白桃です。

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「桃」と言われて、すぐ頭に思い浮かぶ白とピンクの桃は「白桃」だね
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

価格は種類にもよりますが、1個あたり500円~。楽天では2Kg(6~8個)で3,000円~で販売されています。缶詰では、産地や種類、メーカーによって差があって4号缶1個で150円~500円くらい。黄桃と同様に、100円ショップなどでも販売されています。

■黄桃と白桃の違い

読み方シーズン風味の特徴果肉の色品種
黄桃おうとう、きもも8~10月初旬マンゴーのような香り、濃厚な酸味と甘味、果肉は固め黄色、オレンジ色黄金桃、黄貴妃、滝ノ沢ゴールドなど
白桃はくとう、しろもも7月下旬位~8月下旬(9月下旬~10月上旬の晩生種もあり)果汁が多い。上品な甘さ。果肉は柔らかめ浅間白桃、川中島白桃、白鳳など

缶詰の黄桃と白桃を食べ比べてみた

黄桃と白桃。言葉で説明するよりも、実際に食べ比べてみたほうが、違いが分かるような気がします。

フレッシュな生の桃も美味しいですが、私たちの生活になじみがあるのは「桃缶」。
生の桃で食べ比べてみたいけど、ちょっと高すぎる!……ということで、缶詰で食べ比べをしてみました。

見た目の違いは一目瞭然。黄桃はみかんやマンゴーのように鮮やかなオレンジです。黄色よりも色が濃いですね。

白桃はクリーム色のような白さ。加工してあるからなのか、生の桃のような透明感は感じられません。

まずは、黄桃、白桃をひとくちずつパクッ!食感は、どちらも柔らかいですが歯ごたえはしっかりあります。果肉が柔らかいとされている白桃もほどよい歯ごたえが感じられますね。加工された時点で、身が締まったのでしょうか?

黄桃の方が固いのかな?と思ったけど、目をつぶって食べたら食感の違いはそれほどなかったなあ
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
白桃の方が少しだけ繊維質っぽい感じ?

香りはというと、黄桃の方が独特の香りがあります。缶詰をパカッと開けたときからわかる香り!黄桃の品種の中に「マンゴーのような香り」がするものがあるそうですが、それを彷彿とさせる匂いですね。

甘さは……。あまり違いがわからないなあ
おたま1号(助手)
おたま1号(助手)
Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)
どちらもシロップ漬けなので、わかりにくいかもしれないね

ちょっとした違いはというと、黄桃の方がねっとりしている果肉なのか、さわるとつるっと滑りやすいです。

色は黄桃の方がきれいです。お菓子作りなどで使う場合、黄桃の方が写真映えしそうですね。

シロップ漬けなので、味の差はいまいち感じられなかったのが残念。生の黄桃・白桃を食べる機会があったら、食べ比べしてみたいと思います。

まとめ

お店で見かける桃は白桃が多いだけあって、「桃=白桃」という浅はかな思い込みをしていましたが、生食用に最近多く出回っているという「黄桃」にも興味が出てきました。シーズンになったら、スーパーの果物コーナーをチェックしたいと思います。

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