暑い夏に大活躍する麦茶。その麦茶パックを間違った方法で保存していると、ダニや虫がわいたり、カビてしまうことがあるってご存じでしたか?
今回は、「麦茶パックに虫がわく!?」について大調査。
- 麦茶パックに虫がわいてしまう原因
- 虫がわいた麦茶パックを使うとどうなる?
- 麦茶パックの保存に適している場所
- 虫がわかない麦茶パックの保存方法
について紹介しています。
Contents
こんな保存方法……してませんか?
突然ですが、麦茶パックを開封後、入っていた袋を軽く閉じて、輪ゴムや洗濯バサミでグルっと束ねておしまい……こんなしまい方をしている人はいませんか
その麦茶の袋を、コンロの下の収納棚などに入れておいたりしませんか?
いやいや、お恥ずかしい~!実はこれ、ちょっと前まで、私が麦茶パックを保存していた方法。
でもこのように「密封しない状態」で、「高温多湿の場所」で麦茶パックを保存していると、虫がわいたり、カビが生えてしまう可能性もあると知ってびっくり。
それ以来、「カビが生えない、虫がわかない」保存の仕方で麦茶パックを保存しています。同じような保存方法で麦茶パックを収納している場合、要注意です。
麦茶のカビについてはこちら↓
麦茶パックに付くダニとは?
粉類や穀物、麦に付くダニの代表的なものは「コナダニ」「ケナガコナダニ」など。
もしかしたら、うちの麦茶パックに湧いているのかも!?と思い、よく見てみましたが……。
麦茶パックの中身も出してチェック。しかし、それらしきものは見えません。
今回、表面と中身を出してチェックしてみましたが、ダニらしきものは見つけられず。しかし、麦茶に付くダニの大きさは約0.4~0.5㎜と小さいため、注意して見ても、なかなか発見できないのだそう。
知らずにダニが付いた食品を食べてしまった場合、アレルギー反応を起こしてしまう可能性も。麦茶を煮出して作る家庭も多いと思いますが、加熱したとしても、ダニの死骸やフンがアレルゲンとなってアレルギー反応を引き起こしてしまうこともあるとのこと。怖いですね…。
麦茶パックにダニが発生してしまう環境とは
アレルギーを引き起こすなど、なんとも恐ろしい麦茶に付くダニ。どんな環境でヤツら(ダニのこと)は湧いてくるのでしょう。
ダニが麦茶パックに繁殖してしまう環境は、以下のようなものです。
- 高温多湿(温度が25℃以上、湿度が65%以上)
- 空気にさらされている
キッチンのガス台の下の収納は、この条件に当てはまりやすい場所。コンロの近くだと温度の上下も激しく、湿気もたまりやすくなります。
しっかり密封していればまだしも、輪ゴムや洗濯バサミで軽く留めて適当に入れておいたら、湿気も吸ってしまうし、高い温度で麦茶の風味も落ちてしまいそうです。
こうした環境は、ダニだけではなくカビも発生しやすくなります。さらに、乾燥した食べ物に好んで付く害虫「シバンムシ」「ノシメマダラメイガ」「マダラメイガ」といった食品に付く虫が湧くこともあります。
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麦茶だけでなく、パスタやお蕎麦などの乾麺や、小麦粉やパン粉といった粉類にもダニや害虫が発生してしまうと考えると、ゾッとしてしまいますね。
麦茶パックの保存に適しているのはどこ?
麦茶パックの保存場所として、コンロ下は出し入れしやすくとても便利なんですよね。でも適していないとなると、どこに保存したらいいのでしょう?
高温多湿を避けて保存する
基本中の基本は高温多湿ではない場所。
ダニは気温10度以下、湿度50%以下の環境では発生しにくいので、できるだけその温度・湿度を守って保存!
気温10度を保つというのはなかなか難しいので、常温保存の場合は、ダニが活発になる気温25度、湿度65%にならない場所を探してそこで保存しましょう。また、直射日光に当たると変質してしまうため、日が当たらない場所で保存するのも忘れずに。
冷蔵庫保存・冷凍庫保存もOK!でも気を付けることも
室温が高くなる夏はスペースが確保できれば冷蔵庫に入れておくのがベスト。ただ、冷蔵庫の中のニオイを吸って、風味が落ちてしまうこともあるので、ニオイが強い食品のそばにおかないようにします。
冷凍庫でも保存できますが、冷凍庫から出し入れすることが重なるうち、結露が発生してしまうのが悩みどころ。結露が付くと湿気てしまい、風味が落ちてしまいます。また、結露の水分が凍って麦茶パック同士がくっついてしまうことも……。
冷蔵庫に入れておけない場合は、キッチンの中で直射日光が当たらず、温度・湿度が高くない場所へ。食器棚や食品のストック棚なども適していますが、置く場所に要注意です。
熱い空気は部屋の上にたまりやすいので、夏場など想像以上に食器棚の上部が温かくなっていることもあります。冷蔵庫などの電化製品の近くも案外温度が高めですよ!
空気が触れないように密封する
ダニが入り込まないようにすることと、空気に触れることによる変質を避けるために、しっかりと密封できるファスナー付きの保存袋や、パッキン付きの保存容器に入れて保存します。湿気を防ぐために、乾燥剤を入れておくとなお良し!
乾燥材は海苔などに付いていたものを再利用してもOKですが、ふくらんだものはすでに湿気をかなり吸っているものなので、使わないようにします。
麦茶パックの保存に適している容器は?
麦茶パックは、購入したら輪ゴムや洗濯バサミなどで閉じることはせず、袋から出してしっかり密封できる容器に麦茶パックを入れ替えます。
私は一時期大きめのプラスチック容器に入れていたのですが、かさばり置き場所に困るため、今は100円ショップのダイソーで販売しているフリーザーバッグを使用中。スライダー付きだと、しっかりファスナーを閉じられるので安心です。
もっと手軽な方法として、麦茶のパッケージのまま、封ができるキッチンクリップを使うのもひとつの手。私ももうひとつのお茶「ドクダミ茶」はキッチンクリップを使ってます。
キッチンクリップも、100円ショップで販売しています。どちらかというと、20袋入りの小さめの麦茶の袋に適しているかもしれません。
しっかり保存してもダニが湧くことはある
どんなにしっかり保存していたとしても、わずかなすき間からダニや虫が入ってきてしまう可能性はあるのだとか。
きちんと保存していたとしても、麦茶を作って飲んでみたら、「酸味がある」「ホコリくさい」「とろみが出ている」「麦茶に白いものが浮いている」など、いつもと違った異常が感じられたら、飲むのをやめるようにしましょう。
麦茶の沈殿物などについてはこちら↓
まとめ
麦茶に付くダニについてざっくりまとめると
- 高温多湿の場所に保存すると、ダニや虫が湧く可能性が高くなる
- 気温25度以下、湿度50%以下の場所に保存。できれば冷蔵庫保存がベスト
- 冷蔵庫に保存する場合は、ニオイ移りに注意
- しっかり密封できる容器や袋に入れて保存する
- それでも絶対にダニが湧かないとは言い切れない。異常を感じたら飲むのを止める
おいしく麦茶を飲むために、気を付けたいですね。
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