扇風機と保冷剤で室温より-1℃!保冷剤は前と後ろのどちらが涼しいか試した

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扇風機と保冷剤を合わせて使うと、ただ扇風機を回すよりもグンと風が冷たくなるという裏ワザがありますよね。ちょっと試してみようと思い立ち、保冷剤を置こうとした時にふと疑問。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

ん?保冷剤は後ろと前のどちらに設置するのがいいの?

ネットで見ると「後ろが効率的」「いやいや、前がいい」と意見が分かれています。そこで今回は「保冷剤は前と後ろのどちらに置いた方がいいか」についてリサーチ!実際に前面・後ろに保冷剤を置いて実験してみました。

効果的に保冷剤&扇風機を使いたいと考える方は、参考にしてみてくださいね。

Contents

今回、試した保冷剤&扇風機の様子はこちら

今回、試した扇風機と保冷剤の様子はこちら。いずれも

  • カゴに保冷剤を入れて設置
  • 大きな保冷剤をガムテープで付ける
  • 小さな保冷剤をガムテープで付ける
  • ネットに保冷剤を入れる

という方法で保冷剤を使っています。

■前面置き

■後ろ置き

いろいろな方法で試しましたが、結論から言うと、前と後ろに置いた違いは……

正直に言うと「ものすごい差は感じられなかった」

ただ、強いていうなら、一番涼しいように感じたのは「小さな保冷剤を背面にガムテープで付ける」です。

詳しく紹介していきますね。

前に置いた場合

試したときの室温は30℃。「カゴに保冷剤を入れて設置」「大きな保冷剤をガムテープで付ける」「小さな保冷剤をガムテープで付ける」「ネットに保冷剤を入れる」とも、すべて室温と比べると1℃ほど低くなりました。ただ、体感としてはそれほど涼しいとは感じられなかったです。

ちょっと不満だったのは、すべて扇風機の前面に保冷剤を設置しているので、受ける風の邪魔になります。また、保冷剤が溶ける時に水滴が発生しますが、時々それが風に乗って飛んでくるのも気になりました。特にダイレクトに扇風機に保冷剤をガムテープで貼る場合、その傾向が強いです。

後ろに置いた場合

続いて後ろに置いた場合。

ネットでは「後ろに置くほうがいい」という声が多いみたいだね

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

扇風機は、空気を後ろから取り込んで前に風を出す仕組み。そのため、保冷剤は背面に置いて冷たい空気を取り込めば、前面からひんやりした風が出るというわけです。

結果はというと……


ものすごい差を感じるというわけではないですが、小さな保冷剤をダイレクトにガムテープで貼る方法は、風に冷たさをやや感じました。ただ、気温を測ってみたところ、マイナス1℃と前面に貼ったものと差はほとんどなかったんですよね。

前面に風を遮る保冷剤がない分、背面に置いたほうが風を多く受けることができるため、涼しく感じるのかもしれません。

保冷剤を置く場所は、前と後ろ結局どちらが涼しいのか?

保冷剤を置く位置ですが、前と後ろもそれほど大きな差は感じなかったので、好みで使い分けるといいと思います。

■前面に付けた方がいい場合

・水滴が出るので、扇風機のモーター部への水濡れが気になる人は前面に置く

■後方に付けた方がいい場合

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・前面に置くと保冷剤が丸見えなので、見かけを少しでもよくしたい人は後ろに置く
・受ける風が多い方がいい日とは後ろに置く

どちらも、あまり見栄えはよくないので、気になる人は市販の扇風機に取り付ける専用の保冷剤を使うのもひとつの手ですよ。

こちらは扇風機の背面に取り付けるタイプ。硬い保冷剤なので、形が崩れることなく使えます。1~2℃冷たい風が出るようですよ。


こちらは前面に設置するタイプ。保冷剤が約50分長持ちすることと、水滴が飛ばない工夫がされています。


保冷剤セットで注意したいこと

実際にいろいろな方法で保冷剤を付けてみましたが、「ちょっとこれはマイナス点かも」と感じることもいくつか。注意点や気を付けるべき点について紹介します。

効果は長続きしない

保冷剤の効果は、長くて15分ほど。長時間、周囲の空気を冷やすのには適しません。特にガムテープで直貼りする場合、溶け方が他の方法よりも早いです。

長い時間使いたいときは、代わりの保冷剤を冷凍しておいて、適宜交換して使用します。

保冷剤から水が落ちる

保冷剤が溶ける段階で、水が滴ってきたり、風に乗って飛んできたりします。扇風機を、床やじゅうたん、畳に置く時は要注意!そのままにしておくと、水滴でびしょびしょに……。また扇風機本体のすき間から水が入ってしまうと、故障の原因にもなります。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

保冷剤から出る水を受けるトレイを置いたり、タオルで養生しておくのがおすすめです

保冷剤は破損していないか確認する

保冷剤は案外、破損しているものです……。

保冷剤は落とすと割れてしまったり、袋に切れ目があったりすると、そこからジェル状の中身が漏れ出てしまいます。床などに落ちるとその処理が大変。扇風機の内部に入り込んでしまうと、拭き取ることができず、故障の原因にもなります。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

使う前には、保冷剤が破損していないか確認しておくといいですよ

まとめ

扇風機と保冷剤のダブル使いは、前・後ろのどちらに置いた方がいいのかをざっくりまとめると

  • ちょっと涼しくなるが、劇的に冷えるというわけではない
  • 後ろ・前も正直、どちらも変わらない
  • あえてどれを選ぶかといったら、背面
  • 前に置くと、保冷剤が風を邪魔する
  • どちらも水が滴るので対策が必要

少しでも扇風機を涼しく使いたいという方は、参考にしてみてくださいね

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