刺身を細かくたたいて食べやすくした「鮪のたたき」は、手巻き寿司や海鮮丼を作るときに用意しておきたい具のひとつ!その「たたきシリーズ」、鮪のほかに「サーモン」があるというのを、先日、業務スーパーで知りました。
あまり一般のスーパーでは見かけないこの「サーモンたたき」、どんな味なのか気になったので早速GET。同じ「たたき」ジャンルとして、業務スーパーの人気商品「鮪たたき」とどんな違いがあるかも気になるところです。
そこで今回はこのサーモンたたきについて
- どんな味なの?
- 解凍方法は?
- 価格は?一般的な刺身サーモンとどう違う?
- 鮪たたきとの違い
などについて調査してみました。よければご覧くださいね。
Contents
これが業務スーパーの「サーモンたたき」
業務スーパーのサーモンたたきは、冷凍のイカやエビなどが並んでいる冷凍の魚介類コーナーで販売されています。人気商品の「鮪たたき」と並んで陳列されていることも多いですね。
業務スーパー冷凍「鮪たたき」についてのレビューはこちら!
「サーモンたたき」は、「鮪たたき」と同様に真空状態で、A5サイズのパックに入っています。テレビの情報番組で取り上げられてから、人気となり売り切れになることも多いのだとか。
「鮪たたき」は、マルハニチロ製でしたが、こちらは「極洋フレッシュ(キョクヨー)」が製造。
魚介類を使用した冷凍食品や缶詰も多く販売しています。ネタがおいしいと評判の回転寿司チェーン「スシロー」とも業務提携してしているそうで、期待できますね!
内容量は250g。たたき丼の場合、一般的に1人前80~100gほどのたたき身を使うので、1袋で2~3人前ということになりますね。
そのほか、
- 細巻き寿司ばら、約10本(1本あたり20~25g使用)
- 恵方巻きなどの太巻きなら2~3本分
作ることができそうです。
「サーモンたたき」の価格や原材料は?
価格はというと250g入りで、価格は税込538円。100gあたり約200円です。
サーモンの刺身は、一般的なスーパーの場合、100gあたり450円前後で販売されていることが多いですよね。
なぜ、こんなに安い価格なのか気になるところ。「他の材料を入れてかさましさせ、安くしてるのでは…??」という疑念がムクムクと湧いてきた私、さっそく原材料チェックです!パッケージ裏の原材料欄を見てみると……
サーモンという名称で販売されている商品はいろいろ種類がありますが、こちらはニジマスを海で養殖した「サーモントラウト」が使われています。
価格はアトランティックサーモンよりも、サーモントラウトの方が割安。さらにチリ産のトラウトサーモンは、ノルウェー産よりも価格が安く設定されているようです。
サーモントラウトはサーモンとは別ものですが、脂もたっぷりのっていて、後味がさっぱりしているのも特徴だそう。回転寿司屋さんでは、サーモントラウトを使用することも多いそうですよ
「サーモンたたき」の解凍方法は?
さっそく実食……といきたいところですが、冷凍されているので、食べる前に「解凍」というひと手間が必要です。解凍方法は、パッケージ裏に明記されています。
袋のまま完全解凍(自然解凍または流水解凍)し、ほぐしてから使うとのこと。
今回は、冷凍庫から冷蔵庫に移動して、5~6時間ほどおいて解凍させました。
自然解凍のほか、流水で解凍する方法も試してみました。流水の場合は、大きめのバットやボウルなどに袋ごと入れて、蛇口からタラタラと水を流しながら解凍します。「冷凍まぐろたたき」より若干、柔らかくなるまでの時間が長く、20分ほどかかりました。
解凍が終わった状態。色が鮮やかなオレンジ色でとてもきれい!冷凍なので、解凍時の色褪せ、水分(ドリップ)ドロドロというのも不安だったのですが、心配無用でした。
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たたき身ですが、ゴロゴロと大きめのサーモンの身が入っています。
まぐろたたきと比べると、「サーモンのたたき」自体、あまり食べる機会がないのでどのような状態がベストなのか分からないのですが、この大きな身はうれしいです。
「サーモンたたき」の味をチェック!
袋の裏には、おすすめの食べ方が紹介されていましたが、そのままでちょっと食べてみましょう。スプーンですくってパクッ!
生のサーモンを食べた時の食感とは違い、とろっとした舌ざわり。そして脂の味わいがものすごく濃厚!大きめのたたき身の存在感もしっかりと感じられます。
……ただ、サーモン独特の香りが強めですね。クセがないまぐろたたきと比べると、魚としてのクセが強めに出ている気がします。
また、比較的あっさりさっぱり食べられた「まぐろたたき」と比べ、まったりとした脂身が若干くどく感じられます。
パッケージ裏に明記されている「食べ方いろいろ」の欄には、「サーモンねぎとろ丼」「手巻き寿司」「万能ねぎと合わせておかずとして」というアレンジメニューが紹介されています。早速作ってみました。
「サーモンねぎとろ丼」
ごはんの上に、刻み海苔、サーモンたたき、小口切りにしたねぎとかいわれ大根をのせるだけ。サーモンたたきを解凍しておけばあっという間にできるお助けレシピです。
味はというと、おいしい!……んですが、ちょっとサーモン特有のにおいが気になったんですよね。
脂が多いので、余計にサーモンのにおいが強く感じられるのかも。ねぎとかいわれ大根を加えると、そのクセのあるにおいをマスキングしてくれるので、「ねぎ」「かいわれ」はマストだと思いました。
「手巻き寿司」
海苔の上にすし飯を乗せ、サーモンたたきとかいわれ、ねぎを乗せて巻きます。
こちらもサーモンたたき丼と同様、ねぎとかいわれがあった方がくさみもなくおいしく食べられます。まぐろのたたきと比べると、少しくどい感じですね。やはり脂が多いからかもしれないです。
手巻き寿司のほか、細巻きや太巻き寿司として使うのもおすすめです。
たたき身は、解凍した状態で、ビニールのパッケージの角を細く切ると、うまい具合に絞り出すことができます。スプーンいらずで簡単ですよ~!
「万能ねぎと合わせておかずとして」
サーモンたたきとねぎを合わせて出来上がり。メインのおかずというより、小鉢に小さく盛り付けるというイメージです。お酒を飲むときの一品にぴったりかも。こちらも、ねぎとかいわれはマストですね!
完全にこれは好みが分かれるところですね。ちょっと違和感を感じるのは、たたき身のサーモンに食べ慣れていないせいかもしれません。
まとめ
業務スーパーの「サーモンたたき」、価格も安く使い勝手もいいのですが、同価格帯の「鮪たたき」とどちらを選ぶかと言われたら、「鮪たたき」にするかな?というのが正直な感想です。おいしいのですが、食べ慣れてないのとやっぱり独特の風味が気になるんですよね。
でも、手巻き寿司のネタとして用意しておくと、その目新しさから喜ばれそう!海鮮丼の具に使ってみるというのもアリですね。ワンコインで購入できるので、「鮪たたきは食べ飽きたなあ」という方は一度、チャレンジしてみると思わぬ発見があるかも!?
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