パイシートやホイップなど製菓材料もたくさん取り扱っている業務スーパー。その中でもずっと前から気になっていたのが、大きなベルギー産のチョコレートでした。今回、ようやく購入!
輸入チョコというと、ものすごく甘いものを想像してしまいますが、こちらのチョコは国産チョコのようなほどよい甘さ。そのまま食べるほか、お菓子作りにも使ったのですが、製菓材料としても問題なしでした!
そこで今回は
- 業務スーパーの製菓用チョコレートの味
- 原材料
- 値段
- 使い心地
- アレンジレシピ
についてご紹介!ミルク・ビターの両方について取り上げました。気になりつつも購入に踏み切れない方はぜひお買い物の参考にしてみてくださいね。
Contents
これが業務スーパーの製菓用チョコレート
業務スーパーの製菓用チョコレートは、ダークチョコレートとミルクチョコレートの二種類あります。こちらの画像はダークチョコの方です。
バレンタインの時などは、目立つ場所に平積みにされていることもありますが、通常は棚に陳列されています。私がよく利用するお店では、板チョコやチョコ菓子が並んでいる棚に置いてありますね。
とにかくド迫力のビジュアルなので、すぐに発見できるはず。
大きさが分かるように400gミルクチョコレートに、明治チョコレートを置いて比較してみました。
原産国は、商品名でもわかるように「ベルギー」。おいしいチョコレートというと、ベルギーを思い浮かべる人も多いのでは?高級チョコレート「ゴディバ」もベルギーを代表するチョコレートブランドです。
重さは400g。価格は、ダークチョコが408円、ミルクチョコが429円でした。ミルクの方がやや高めですね。
100gで換算するとダークチョコが102円、ミルクチョコは107円です。明治やロッテの板チョコは1枚50gで約100円なので、ほぼ半額で購入できるということになりますね!
パッケージを開けてみました。普通のチョコレートと同じようにいくつかブロック分けられています。数えてみると3列×6列で合計18ブロックでした。
そのブロック一つひとつが大きい!割り出して1つのブロックの大きさを測ってみると、1辺が約4.5㎝。ペットボトルのフタがまるまる収まる大きさです。
こちらは明治チョコの1ブロック分と比較したところ。業務スーパーのチョコレートの大きさがわかります。
厚さを測ってみると、約1㎝でした。
重さは1ブロックあたり、20g前後でした。明治・ロッテの板チョコは1枚あたり50g。業務スーパーのチョコレートの2片+1/2片で、市販の板チョコ1枚分という計算になりますね。
業務スーパーの400gチョコの原材料は?
400gもあるのに、お手頃価格の業務スーパーのチョコレート。原材料はどのようなものが使われているのでしょうか。早速チェックしてみます。
最初はビターチョコから。
砂糖、カカオマス、ココアバター、バターオイル(乳成分を含む)/乳化剤(大豆由来)、香料
最も多く使われているのは砂糖です。ビター=苦い 苦い=カカオ とイメージしていたので、砂糖が多いとは意外でした。
続いて、ミルクチョコです。
砂糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、乳糖/乳化剤、香料
こちらも砂糖が最も多いですね。ビターチョコと異なり、カカオマスよりココアバターの方が多く使われています。
ちなみに明治ミルクチョコの原材料は
砂糖、カカオマス、全粉乳、ココアバター/レシチン、香料
でした。こちらもカカオマスの方が多く使われていますね。
■業務スーパーの400g製菓用チョコレートはクーベルチュールチョコ?
製菓用チョコレートとして知られるクーベルチュールチョコレートは、「カカオ分35%以上(カカオバター31%以上、カカオマス2.5%以上)」「カカオバター以外の代用油脂が使われていない」という国際規格が定められています。
でも、業務スーパーのチョコは、ビター・ミルクとも最も多く使われているのが砂糖。クーベルチュールという表記もないし、カカオ分の割合も明記されていません。
製菓用とあったので、クーベルチュールチョコレートかな?と思ったのですが、どうやらクーベルチュールではないようです。
業務スーパーのチョコレートのカロリーは?
業務スーパーのダークチョコのカロリーは100gあたり526kcalです。400gあるので、一袋全部食べたら2,104kcal!
ミルクチョコは、100gあたり544kcalなので、1袋分(400g)だと2,176kcal!
一度に1袋全部食べる人は少ないと思いますが、1袋で成人女性1日分のカロリー以上を摂取してしまう計算になります。
これが普通のチョコみたいに薄くてブロックが小さかったら、ポイポイと口に放り込んでしまいそうです。でも、業務スーパーのチョコレートの場合、ブロック一つひとつが大きく、厚みもあるため食べにくい!
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業務スーパーのチョコレートの味は?
原材料やカロリーなどがわかったところで、早速味のチェック!チョコの本場・ベルギーからの輸入品なので、味も期待できそうです。
最初に食べるのは、ダークチョコ。
ダークチョコレートなので、苦味が際立っているのかと思っていましたが、そこまでビター感がきつくありません。苦みが苦手な人でも食べやすいダークチョコレートですね。
カカオの香りもちゃんとします。甘さのバランスもちょうどいいです。口どけもとてもなめらか。
続いてミルクチョコです。
乳味もあってまろやかでおいしい!ただ、海外のチョコレートにありがちなガツンとした甘さではないものの、甘さがやや強めですね。
カカオの香りはビターチョコより控えめで、それより乳味が強いです。海外でお土産で頂くチョコのような独特の香りもほんのりします。
ちょっと意地悪ですが、明治のミルクチョコレートと味を比べてみることにしました。
チョコ自体を見比べてみると……。明治の方が、少しだけ色が濃いような気がします。
パクッ!それぞれひとかけずつ食べてみると……。
あっ!違う!!
まず感じたのは、香りの違い!鼻に抜けるカカオの香りなど、風味全体が明治ミルクチョコの方が奥行があるように感じました。甘さは業務スーパーの方がやや強め。
でもこうやって食べ比べると若干の差は感じますが、それ単品だけで味わうと業務スーパーのチョコも「おいしいチョコレート」なんですよ。
特に高級チョコレートと食べ比べるといったわけでなければ、問題なくおいしく食べることができる商品だと思います。
業務スーパーのチョコレート、使いにくい点も…
安くおいしいといいことづくめですが、大きいゆえにちょっと使いにくいことも確か。
普通のチョコなら、手でパキっと割って食べたり、お菓子作りに使えますが、業務スーパーのチョコは厚みがあるので割りにくい!
ミルクチョコの方は比較的割りやすいのですが、ビターチョコは固くて割りにくいです。
カットする場合、少し室温が高いところに置いてチョコをやわらかくし、包丁を当てて割るのがおすすめです。
業務スーパーのチョコレート 食べ方アレンジ
そのまま食べてもおいしいチョコレートですが、大容量なのでお菓子作りなどにも惜しみなく使えるのも嬉しいところ。お手頃価格ですが味はまったく問題ないので、安くおいしく大量のチョコ菓子を作りたいときにもぴったりですね。
パッケージには、おすすめレシピも紹介されています。ビターチョコのパッケージに書かれてあった「フォンダンショコラ」を作ってみました。
■フォンダンショコラ
中からとろっとチョコが溶け出すフォンダンショコラも業務スーパーのチョコで作ることができます!
レシピでは、180度で10分加熱ですが、うちのオーブンの場合、それより2分ほど少ない加熱時間でちょうどでした。
オーブンによって加熱の差があるので、中からトロリとチョコが溶け出す加減をつかむにはコツが必要かも。400gとたっぷりサイズなので、何度も試作できますね。
■トリュフ
ミルクチョコのパッケージに書かれてあったのが「トリュフ」です。ミルクチョコにバターと牛乳を加えてレンジで加熱。冷蔵庫で冷やしたあとに丸く成型します。
おいしいのですが、ミルクチョコだとちょっと甘さが強いかな?と思いました。甘さ控えめで作りたい場合、ビターチョコで作るか、サイズを少し小さめにしてもいいかもしれません。
■ガトーショコラ
ミルクチョコ150g、卵2個、小麦粉15gと3つの材料だけで作るガトーショコラです。しっとり焼きあがっておいしいですが、ミルクチョコだとやや甘め。甘さひかえめで作りたい場合は、ビターチョコがおすすめです。
■クッキー
ちょっと大きめに砕いたチョコを生地に混ぜ込み、焼いたクッキーです。400gチョコは厚いので割りにくい!ちょっと形が崩れてしまっても、生地に混ぜ込めば目立ちません。
まとめ
業務スーパーの400gのチョコレートは、お手軽価格なのに味も問題なし!ざっくりまとめると
・圧倒的なコスパ。本場ベルギー産チョコなのに、市販の板チョコの約半分の価格
・味は問題なし。お菓子作りの素材として使っても大丈夫
・お菓子作りに使えるけれど、クーベルチュールチョコではない
・厚さがあるので割りにくい。割るときにはひと工夫必要
普段のおやつとしてはもちろん、バレンタインなどにも使えます。バレンタインシーズンは売り切れることも多いので、早めにGETしておくと安心です。
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