ミニサイズのいわしやあじで作る天ぷらや南蛮漬けっておいしいですよね。しかし、いざ作ろうと思って買い物に出かけても、なかなかちょうどいいサイズの魚が売っていないということもあったりします。
そこでおすすめしたいのが、業務スーパーの「バルト海いわし」。加熱しやすい小さめサイズのいわしが、バラ凍結されてパックになっています。これがなかなか使いやすく、味もホクホク!
今回はこの「バルト海いわし」の
- バルト海いわしの価格
- 何匹入ってる?
- 解凍方法や使い方
- バルト海いわしの味
- おすすめレシピ
などについてまとめてみました。「冷凍の小魚ってどうなの?」と心配な方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
これが業務スーパーの「バルト海いわし」
こちらが業務スーパーの「バルト海いわし」です。透明なパッケージに小ぶりのいわしが500g入っています。価格は税込224円でした。
ザラザラ……とお皿に出してみましょう。カチコチに凍ったいわしがたっぷり入っていますが、バラ凍結されているので、いわしといわしがくっついてはがせないということはありません。
1袋にどのくらいの数のいわしが入っているのかと数えたところ、全部で50匹でした。単純計算で1匹あたり10g。1パック224円なので、これまた1匹あたり4円ちょっと。
原産国はラトビアでした。ラトビアはエストニア、リトアニアとともに、バルト三国に数えられる国です。日本でもよくとれるいわしが、約8,000キロも離れた北欧のラトビアから、はるばる空輸されてやってきたというのも何か感慨深いですね……。
調べてみると、「ヨーロピアンスプラット」は、ニシン科の魚のことだそう。日本ではいわしやカタクチイワシと混称されることもあるようです。オイルサーディンの缶詰などに使われるのは、この品種のようですね。
話を冷凍いわしに戻して、1匹1匹のサイズを見てみましょう。サイズはというとバラバラ。
10㎝を超えるわかさぎくらいの大きさもあれば、7㎝ほどの大きめの煮干しくらいのものもあったり……。平均して10㎝前後といったところです。
バルト海いわし 解凍方法は?
カチコチに固まっているバルト海いわし。パッケージ裏には、使い方として「半解凍にして使う」とありました。私は使いたいだけ取り出したら、トレイなどにのせ、冷蔵庫に入れて解凍しています。
個人的な感覚ですが、1匹1匹がとても小さいので、解凍は意外と早く進むという印象。1匹1匹の間を空けて、金属製のトレイなどにのせておくと、20~30分くらいで半解凍のちょうどいい状態になります
あ、解凍が早く進むといっても、パッケージのまま冷蔵庫に置いておいてもなかなか柔らかくなりません。パッケージを開け、1匹1匹を空気に触れるようにするのが、早く解凍するコツです。
さてこちらが、解凍が終わった状態です。鮮度が落ちている魚は目が充血(?)していることがありますが、こちらはきれいな目をしていますね。身も破けていることなくきれいです。
業務スーパーの「バルト海いわし」の味は?
解凍が終わったいわしを、シンプルに小麦粉を付けて揚げてみます。
キッチンペーパーでいわしの表面の水分を拭きます。片栗粉が入ったビニール袋の中に、水分を拭き取ったいわしも入れて振り、いわしの表面に片栗粉をまんべんなく付けます。
180度の油で2~3分揚げます。
完成です!
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揚げたてのいわしを食べてみました。
軽めの食感ですが、意外にもしっかり脂がのっていてびっくり!もっと痩せた味なのかな?なんて勝手に想像していました。
はらわたは取り除かず、丸ごと揚げていますが、それほど苦みは感じません。とはいえ、苦みが苦手な人は、ほんのわずかな苦みも敏感に感じ取ってしまうと思うので、下処理の段階で、内臓を取ってもいいかもしれません。
骨も取り除かず揚げていますが、もともといわしの骨はやわらかいので、下処理なしでもあまり気にはなりません。それでも小さな子どもや、わずかな小骨でも気になる場合、食べる時に取り除いた方がストレスなく食べられそう。
このくらいのサイズの小魚は、他にも「わかさぎ」もありますね。
業務スーパーにも冷凍わかさぎが売っていますが、どちらかというと、わかさぎの方が味わいは軽くて淡白であっさりした感じ。魚独特の風味もわかさぎの方が少なめだと感じました。
・意外と脂がのっている
・ホクホクしておいしく、水っぽさもない
・苦みや口当たりが気になる人は、小骨や内臓の下処理をしておいた方がベター
・わかさぎより、魚の風味は強め
業務スーパーの冷凍「バルト海いわし」アレンジメニュー
500gとたっぷり入っている業務スーパーのバルト海いわし。解凍もしやすいので、「ちょっとおかずが足りないな」という時のサブメニューとしても大活躍です。いくつか作った中での、おすすめアレンジメニューをご紹介します。
天ぷら
小麦粉を付けて素揚げにし、麺つゆやぽん酢で食べてもおいしいですが、ひと手間かけて天ぷらにすると、おかず感がグッと増します。業務スーパーの天ぷら粉は水で溶くだけで使えて便利ですよ。
南蛮漬け
素揚げにしたいわしを、甘酸っぱい南蛮酢のたれに漬けて作る南蛮漬け。酸味とシャキシャキ野菜の効果で、揚げ物ですがさっぱり食べることができます。お酢の効果で骨も柔らかくなるので、小骨が気になる人も食べやすい!
・南蛮漬けのつけ汁を作る
しょうゆ・みりん・砂糖(各大さじ2)、酢(大さじ5~6)、だし汁(大さじ6)を混ぜる
・野菜を切る(玉ねぎ薄切り、にんじん千切り)
・つけ汁に野菜を入れる
・いわしの素揚げを作る。油を切って熱いうちにつけ汁に入れ、味をなじませる
いわしのエスカベッシュ
「バルト海いわし」パッケージ裏に書かれてあるレシピ。西洋風の南蛮漬けといったところです。こちらも野菜のシャキシャキ感と酢・オリーブオイルの効果でさっぱり。小骨もお酢の効果でやわらか。
・ミニトマトは半分に切り、セロリ、玉ねぎを薄切りにする
・つけ汁を作る
塩(小さじ1/2)、砂糖(小さじ1)、酢(大さじ3)、オリーブオイル(大さじ3)、粒コショウ、おろしにんにく少々を混ぜる
・つけ汁に野菜を入れる
・いわしの素揚げを作る。油を切って熱いうちにつけ汁に入れ、味をなじませる
自家製オイルサーディン
業務スーパーの冷凍いわしの品種は「ヨーロピアンスプラット」。缶詰のオイルサーディンの原料としても使われている魚なので、サイズ感もばっちり。
・いわしの頭を落とす。お腹に切り目を入れ、内蔵を取り除く
・10%濃度の塩水に20分ほど浸す
・いわしの水分を拭き取って、フライパンに並べる
・にんにくの薄切りと鷹の爪、ローリエを上にのせる
・オリーブオイルをひたひたに注ぐ
・ごくごく弱火で、10~15分加熱する
身がとても柔らかいので、揚げ煮している段階で身が裂けてしまうことも。油が高温になるのを避けるために、ごくごく弱火をキープできる電磁調理器などを使うと便利かも
業務スーパーのサイトでも、南蛮漬けやトマト煮込みなどのおすすめレシピを公開しています。
まとめ
業務スーパーの「バルト海いわし」は、脂のりもよくおいしく使いやすい優秀素材でした。半解凍の状態で使うと、ほどよい硬さで扱いやすいというのもポイント。解凍もしやすいので、解凍時間のストレスなく、調理もできます。
500gというと量がたっぷりで使い切れるか心配な人もいるかと思いますが、青魚が好きでよく食べる家庭なら、2~3回の調理で消化できる量。マリネや南蛮漬けなど日持ちする料理にも使えるので、作り置きしておくのもおすすめです。
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