手ぬぐいはタオル代わりになるか実験!使ってみてわかったメリット・デメリットを大公開

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入浴時や運動するとき、汗拭きにと、タオルは毎日大活躍。日々、何かと使うだけに、天気の悪い日が続くと、タオルがなかなか乾かなくて困りますよね。

そんな時、ふと思い立ったのです。「タオルのかわりに手ぬぐいを使ったらいいのでは?」と。

え?手ぬぐい?なんかちょっとかっこ悪い……

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

ひと昔前まではちょっとダサいイメージがあった手ぬぐいですが、実際に使ってみると、これが思った以上にかわいいものも多く、しかも使いやすいとメリットいっぱい。そこで今回は、手ぬぐいをタオルとして使う方法やメリット、デメリットについてまとめてみました。

■この記事でわかること

  • 手ぬぐいのメリット
  • 手ぬぐいのデメリット
  • てぬぐいはどこで買える?値段は?
  • タオル以外の使い方

「使ってみたものの、やっぱりタオルの方がいいな」という方に向け、使い切れない手ぬぐいの利用方法についても紹介しています。手ぬぐいが気になるという方は、参考にしてみてくださいね。

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Contents

手ぬぐいをタオルのかわりに使ってみた

これが私が実際に使っている手ぬぐいの一部。

素材は綿100%。1枚仕立てのものをメインに使っていますが、2重仕立てのガーゼてぬぐいもあります。どれも記念品やお土産で頂いたものばかり。2重仕立てのものは肌触りが柔らか~!

サイズは多くが、短辺34~35㎝、長辺88~90㎝。こうしてフェイスタオルと比べると、手ぬぐいの方が長辺が長いことがわかります。

洗顔後・入浴後にそれぞれ使ってみた感想です。洗顔後のフェイスタオル代わりとしてはもちろん、入浴後の身体の水分を拭き取ることにも十分使えました。タオルのパイル地のようなふわふわさはないけれど、綿素材特有の肌触りは落ち着きますね。

やわらか~

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

ただ、濡れた髪を拭くときに使うと問題が……。ロングの濡れた髪をタオルドライするには、手ぬぐい1本だと全く足りずビシャビシャ。ショートヘアならギリギリ大丈夫そうですが、セミロング~ロングだと厳しいです。

シャンプー後、髪の毛をまとめるときも、手ぬぐいだと濡れた髪の重さに耐えきれず髪が落ちてきてしまいます。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

シャンプー後はタオルを使うか、手ぬぐいを使うなら2~3枚ほど必要かも

使い終わった手ぬぐいは、干しておけば室内でも2時間ほどで乾きます。ちょっと汚れても、洗って脱水して干せばすぐ乾くので、いつでも清潔に使えるのは嬉しいポイント。

ウォーキング時やジムなどでタオルの代わりに使ったのですが、手ぬぐいは軽い上に汗もよく吸い取ります。特に違和感なく使えましたよ。

手ぬぐいのメリット

実際に手ぬぐいをタオル代わりに使って実感した、手ぬぐいのメリットを紹介していきます。

乾きが早い

まず驚きなのが、手ぬぐいは乾きがとても早いこと。そこでタオルと比べて、どのくらい差があるのか実験してみました。洗濯後の手ぬぐいとタオルを一緒に外に干します(外気温32度、風あまりなし、北向き干し)。

30分後に見てみると……。手ぬぐいはもうしっかり乾いています。

対してタオルはまだじっとり。

1時間後、タオルもかなり乾いてきましたが、端の生地が重なっている部分はまだしっとりしています。タオルが端の部分まで完全に乾いたのは、約1時間50分後。手ぬぐいの方が約1/4の時間で乾きました。

※今回は、外気温32度、風あまりなし、北向きの状態で干しました。日光がよく当たり、風通しがよい場所で干した場合は、もっと早く乾くかもしれません。あくまで参考としてお考えくださいね。

生乾きのにおいが発生しにくい

生乾きのニオイは、洗濯した生地に残った雑菌が、水分が多い状態で繁殖してしまうことで発生。乾くまでに時間がかかりすぎると、生乾きのニオイも発生しやすくなります。 

厚手のタオルやバスタオルはにおいが付きやすいよね

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

前述したように、手ぬぐいは濡れていても、乾くまであっという間。雑菌が繁殖する前に乾いてしまうので、生乾きのニオイも付きにくいんです。実際に使ってみての乾燥ですが、何度繰り返して使っても、生乾きのニオイは気になりませんでした。

でも、絶対に生乾きのニオイが付かないってわけじゃないでしょ?

おたま1号(助手)
おたま1号(助手)

その通り!手ぬぐいも雑菌が多い状態のまま放置してておくと、生乾きのニオイは当然付きます。そうなってしまった場合の対処法については、この下で紹介していますよ~!

色柄が豊富

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

手ぬぐいは和柄がメインで、ちょっと古くさいイメージがあるけど……

「和柄」「渋い」という印象が強い手ぬぐいですが、実は色や柄がとても豊富。渋めな色だけでなく、カラフルな色も多く、キャラクターもの、コラボもの、ご当地手ぬぐいなど、バリエーションがとても豊かなんです。

タオルとは違い、木綿生地にプリントしているので柄や線もくっきりしています。

コンパクト

タオルと比べると、手ぬぐいはとてもコンパクト。一般的なタオルと比べてみるとこんな感じ。1/3ほどの厚みですね。

家で収納するときに場所を取らないのはもちろん、旅行や外出時に持っていっても、カバンの中でかさばりません。ミニマリストの中には、タオル代わりに手ぬぐいを使っている人も多いようで、それも納得です。

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使い続けるうちに風合いが出る

タオルは長い間使い続けていると、パイルがぺたっとつぶれてしまったり、ループが糸状に飛び出てしまったりと、ちょっとみすぼらしく見えてしまいがち。

一方、手ぬぐいは使い続けるうちに風合いが出てくるのがメリット。生地も柔らかくなり、肌触りもよくなります。

手入れがラク

手ぬぐいに使われている綿は丈夫な素材。洗濯機でガンガン洗っても、煮沸消毒してもなかなかヘタらないので気兼ねなく使えます。手入れもとてもラクですよ。

……と手ぬぐいのメリットをいろいろと挙げてきましたが、もちろんよいところばかりではありません。次はタオルと比べてちょっと課題が残ると思われる点を紹介します。

手ぬぐいのデメリット

タオルと比べると吸水量は劣る

使ってみいて実感したのは、その吸水量の違い。タオルの方が断然上なんです。どのくらい吸水する量が違うのか実験してみました。

乾いた手ぬぐいの重さは35g。水をたっぷり吸水させ、脱水した状態の重さは74gでした。その差39g。

続いてタオルです。乾いたタオルの重さは70g、水を含ませて脱水すると重さは165g。その差は95gです。

水の1gの重さは1mlと同じと考えると、それぞれ1枚で吸水できる水は、手ぬぐいが39ml、タオルが95ml。タオルの方が倍以上、水を吸収することがわかります。

Keroko(カエル母)
Keroko(カエル母)

吸水性が優先なら、タオルに軍配が上がるかも

ふわふわしていない・ゴワゴワする

タオルはパイル地のため、クッション性もありふわふわしていますが、手ぬぐいはぺたっとした木綿の生地。使い続けるうちに綿生地が柔らかくなってくるものの、タオルのようなふんわり感はありません。

肌触りにふわふわ・もふもふを求める場合は、手ぬぐいだとかなり物足りないかもしれません。

濡れたときに冷たい

木綿はタオルと比べ、水分を含むとひんやりします。夏はそれが気持ちいいのですが、冬だと冷たいので不快に感じる場合もあるかもしれませんね。

シワになりやすい、かっこ悪い

綿はシワになりやすいというデメリットもあります。

シワがあっても吸水性に問題はありませんが、干してある手ぬぐいがシワシワだと、見た目があまりよくないですよね。また、手ぬぐいは生地が切りっぱなしのため、その部分がほつれたように見えて、「かっこ悪い」と感じてしまうこともありそう。

使いはじめは色落ちするものもある

濃い色の手ぬぐいの場合、使いはじめに色落ちがするものもあります。薄い色のものと一緒に洗濯すると、色移りしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

手ぬぐいに関して、さまざまなメリット・デメリットを挙げてきました。これらを総合した上で「手ぬぐいをタオル代わりに使う」のは、次のような人にぴったり。

  • 吸水性はほどほどに、それより乾きが早いことを重視したい
  • 生乾きのニオイがイヤ
  • ふわふわ・もふもふは期待していない
  • シワやほつれなども風合いと感じて使える
  • 気兼ねなく、手入れは簡単にして使いたい

「ちょっと使ってみてもいいかも」と思ったら、まずは1本、汗ふきタオルを新調するつもりで試すのがおすすめです。

「手ぬぐい」の困りごとの解消方法

いろいろなメリットがある手ぬぐいですが、使い続けていくうちに困ったことや悩みも出てくるかもしれません。ここでは代表的な困りごとをいくつか挙げ、その解決方法をまとめました。

生乾きのニオイがつく

手ぬぐいは生乾きのニオイがつきにくいものの、状況によってはニオイが発生してしまうこともあります。ニオイを解消するには、布に付いた原因「雑菌」を減らすことがポイント。

雑菌は熱や消毒に弱いことから、下記のような方法で除菌するとニオイが残りにくいです。

  • アイロンを使う……アイロンの熱で消毒します。シワ伸ばしも同時にできます
  • 煮洗いする……沸騰したお湯で、煮沸消毒します
  • 酸素系漂白剤を使う……オキシクリーンなどの酸素系漂白剤で消毒します

切りっぱなしの糸が出てくる

手ぬぐいの生地は端の始末をしていないので、ほつれた布のように糸が出てくることもあります。購入したばかりのころはその糸がぼろぼろと出てきますが、しばらくガマン。そのうち落ち着いてフリンジのようになってきます。

それでもあまり見た目がよくないと感じる場合は、ちょっと手間ですが、ミシンなどで端の始末をして使うのがおすすめ。

色移りした

濃い色の手ぬぐいの場合、使いはじめの頃はそれ単体で洗うようにします。そうすれば他の衣類やタオルなどに色移りしません。

手ぬぐいはどこで売ってる?値段は?

手ぬぐいは専門店や和雑貨店などでも販売していますが、今は100円ショップでも販売しています。値段は1本100円~1,000円といったところ。

ダイソーでも売っていました。100円から購入できるので、手軽に手ぬぐいに挑戦できますね。

手ぬぐいのタオル代わり以外の使い方は?

手ぬぐい生活を始めようと購入したものの、「使ってみたけどあまり自分には合わなかった」という場合もあるはず。そんな場合は用途を変えたり、リメイクして使いましょう。素材がシンプルな綿なので、さまざまな使い方ができます。

台ふきんや食器用ふきんとして活用する

適度な大きさに切り、台ふきんや食器用ふきんに。すぐ乾くし吸水性も高いので、使いやすいです。

まくらカバーにする

まくらの上に乗せて使います。洗濯しやすく乾きやすいので、毎日清潔に使えますよ。

インテリアのポイントにする

デザイン性の高い手ぬぐいは、テーブルセンターにしたり、ランチョンマットにしてもかわいい!

首元に巻く

綿は保温性もあるので、寒い日や冷房がきつい時などに首元に巻くとあたたか。中にはスカーフ替わりとしても使えそうなとてもおしゃれなデザインの手ぬぐいもあります。

私はクーラーを使うほどでもないけど暑いとき、保冷剤を入れて首に巻いてます。

まとめ

「手ぬぐいはタオル代わりになるか」についてざっくりまとめると

  • 手ぬぐい代わりになるが、吸水性はタオルの方が上
  • 手ぬぐいは乾きが早く、生乾きのニオイがしにくい
  • ふわふわ&もふもふは期待できないが、肌触りはやわらか
  • 色柄も豊富。キャラクターやコラボものもある
  • 価格は100円~1,000円くらい。100円ショップでも販売している
  • 使わない場合は、いろいろリメイクできる

家に眠っている手ぬぐいがある場合、一度使ってみるとその便利さにハマるかもしれませんよ♪

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