オムレツにオムライスにナポリタン。子どもが好きなこうした食事を作るときに欠かせないのがケチャップです。
一般的なケチャップは400gですが、業務スーパーにはなんとその倍・1Kg入りの特大ケチャップが!しかも価格の安さも魅力的。
とはいえ、やっぱり特大サイズだけあって「口に合わなかったら……」という心配もありますよね。
そこで今回は業務スーパーの1Kg入りケチャップについて徹底調査!味比べしてみたところ、有名メーカーのケチャップに匹敵するおいしさ!でした。 そのほか、
- 原材料や賞味期限、価格
- 「まずい」という噂は本当?おいしいの?
- 保存料や着色料は使ってるの?
- 小分けはできる?
についてもご紹介します。
かなり使える商品だということもわかりましたが、ちょっと気を付けなくてはならないこともあるので、その点についてもご紹介。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
これが業務スーパーのトマトケチャップ1Kg
こちらが業務スーパーのトマトケチャップ。ソースやマヨネーズなどの調味料コーナーにあります。いくつかのお店を回りましたが、棚ではなく平積みされているケースが多いですね。
500g入り、特級ケチャップなどいくつか商品がありますが、その中でも異彩を放つ大きさ!
スーパーなどでおなじみのカゴメケチャップ(500g入り)と並べてみました。袋に書かれている文字は、遠くから見てもすぐわかるほどデーンと大きく、使われている色も「赤・緑・白」とカゴメよりも極めてシンプルです。
作っている会社は、ハグルマ株式会社。ソースやケチャップ、ドレッシングなどを製造する食品メーカーで、創業は明治27年とかなりの老舗メーカーです。専門店用の商品も数多くラインナップしています。
消費期限は、購入時から1年半後でした。うちは500gケチャップを1カ月ちょっとで使い切るので、1Kgならば3カ月以内で使うことができる計算になります。
価格は191円でした。うちの近くのスーパーでは、500g入りケチャップが145~180円くらいで販売されています。それに数十円プラスするだけで、量は2倍とはなんともお得!
老舗メーカーが作っているケチャップが、そんなに安く購入できるなんて、ケチャップの消費が多い家は大助かりですよね。
とはいえ、価格が安いと、何かカラクリがあるのではと勘繰ってしまう私。鮮やかな赤い色なので、着色料などの添加物も心配ですよね。
そこで、大手メーカー・カゴメのケチャップと原材料を比べてみました。
トマト、糖類(砂糖・ぶどう糖果糖液糖、ぶどう糖)、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料
トマト、糖類(ぶどう糖果糖液糖、砂糖)、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料
中には、「ぶどう糖果糖液糖」が気になる人もいるかもしれません。ぶどう糖果糖液糖は、天然の甘味料で、でんぷんを加水分解してつくられた糖類のこと。砂糖よりも安価のため、食品によく使われているのだそう。
何となく、ソース類は色や風味、粘度を整えるために、いろいろなものが配合されているのでは入っていたので、トマト・糖分・お酢、玉ねぎ、香辛料だけでできているというのは驚きでした。保存料や着色料はどちらも不使用です。
100gあたりの栄養成分をみると……
- 業務スーパー
エネルギー100kcal、たんぱく質1.9g、脂質0.0g、炭水化物22.0g、食塩相当量2.2g - カゴメ
エネルギー118kcal、たんぱく質1.6g、脂質0g。炭水化物27.9g、食塩相当量3.3gどちらもあまり違いはありません。
老舗メーカーの製造で、原材料もほとんどカゴメ製と同じ……となると、味も期待してしまいますね。とはいえ、やっぱり安すぎるのが気になる。そこで次は、実際にケチャップを使って料理を作り、カゴメケチャップと味を比べてみました。
カゴメと業スーの1kgケチャップを比べてみた
袋から開けた状態のケチャップです。
両方ともワンタッチタイプのキャップ。キャップの先の太さもほとんど同じです。
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ケチャップを少し絞り出して色味のチェック!パッと見、あまり違いは感じませんが、若干、業務スーパーの方が赤色が強いような……。わずかですが、業務スーパーの方が硬めのようです。
スプーンに出してそれぞれ食べ比べてみます。原材料が同じなので、ものすごい味の差は感じなかったのですが、どちらかというと業務スーパーの方が甘いような気がしました。といっても、ベタっとした甘さではなく、トマトの濃厚な甘さもしっかり感じられます。
一方、カゴメの方はというと、酸味がやや強い感じがしました。でも、食べ比べているうちに、どちらがどっちだか、わからなくなってくる……。
次は、オムライスの上に絞り出してみました。業務スーパーの方がやや硬いせいか、ケチャップの線ににじみが出ません。カゴメの方は少しだけにじんでいるようです。
アップにした様子。何となく、にじみがわかりますか?
オムライスにかけて食べてみました。卵やチキンライスなど他の素材の味も加わるからか、特に味の差がわからなくなりました。
次は加熱して使ってみます。作ったのはミートソース。炒めた玉ねぎ、ひき肉にケチャップやコンソメで味付けした簡単なものです。業務スーパーのケチャップを使ったもの、カゴメのケチャップを使ったものと、2つ作りました。
どちらも色味はほとんど同じですね。
早速、両方を食べ比べ!味に違いがあるかというと、うーん、結論から言うと、コレという味の差は感じられませんでした。
生で食べたときは、ややカゴメの方が酸味が強い気がしたのですが、加熱すると酸味が飛んでしまうため、余計に味の差がわからないんですね。どちらもトマトのコクと酸味がほどよく美味しいです。
生の状態で使うときも、加熱して調理するときも、カゴメ・業務スーパーのケチャップとも香辛料の風味が強すぎるということもなく、クセもないので、いろいろな料理に使うことができると思います。
業務スーパーのケチャップ、小分け保存できる?
おいしいのは分かったけれど、「1Kgと大量なので、使い切れない場合もあるかも……」と思う人もいるかもしれませんね。
ケチャップは冷凍保存もできる調味料なので、必要な分だけチューブに残して、あとは冷凍保存してもOKです。
とはいえ、冷凍保存にはちょっとしたコツも必要。使い切れないからと、チューブごと保存してしまうと、冷凍する過程で容器が破れてしまう心配も。製氷皿などに入れて小分けして凍らせ、その後、製氷皿から取り出してファスナー付き袋に入れて冷凍保存する方法がおすすめです。
また、冷凍や解凍が繰り返されると、ケチャップが劣化してしまう可能性もあります。そのため、保存の際は、扉の開け閉めで温度の変化が激しいドア付近には置かない方がベターです。
業務スーパーのケチャップ、保存で気を付ける点は?
味もよし、価格もお得と言うことなしの業務スーパーのケチャップですが、保存の時に気を付けなくてはならないことも……。
実は私、これまでケチャップは、キャップの方を下にして冷蔵庫に保存していました。
500gくらいのチューブのときは、そのような使い方でも問題ありませんでした。しかし今回、1Kgサイズもキャップを下にして保存していたところ……
ギャー! チューブからケチャップがもれてる~!
たぶん、チューブが1Kgというケチャップの重みに耐えきれなかったのでしょう。キャップの先からケチャップが漏れ出て、ドアポケットにまで流れ出ていました。
1Kgサイズのケチャップは、キャップを上にして保存した方がいいと思います。調べてみると、ケチャップはキャップを下にして保存すると、沈殿した水分が先に出てしまうこともあるそう。ケチャップはキャップは上にして立てて保存した方がいいようです。
まとめ
業務スーパーのケチャップについてのまとめです。
- 作っているのは、調味料の老舗メーカー
- 価格が安い!一般的な500gのケチャップの価格に、数十円プラスした価格
- 味はカゴメよりやや甘め。でも味の差はあまり感じられない
- 保存するときは、キャップを上にする
ケチャップの消費が多い家庭にはおすすめです!
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