子どもも大人も大好きな果物「いちご」。おいしいから旬の時期だけでなく、「一年中食べたい!」と思う人も多いのでは?そんな希望を叶えてくれるのが冷凍いちご。冷凍食品が豊富な業務スーパーにももちろんありますよ。
今回は、業務スーパーで販売されている冷凍いちごについて大調査。
- 価格や内容量、産地
- カロリー
- そのまま食べられる?解凍方法は?
- 冷凍いちごの味は?
- ジャムやいちご牛乳などアレンジレシピ
についてまとめています。海外産のフルーツは農薬が気になるという人もいると思うので、業務スーパーの冷凍フルーツの安全性についても調べてみました。
「冷凍いちご、気になるけどおいしいのかな」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
業務スーパーの冷凍みかんについてまとめたのはこちら↓
Contents
こちらが業務スーパーの冷凍いちご
こちらが業務スーパーの冷凍いちごです。
業務スーパーで販売されている冷凍野菜のパッケージは、太目のゴシック体で野菜名がドーン!というものが多いのですが、フルーツだけあってちょっと洗練された雰囲気です。
価格は500g入りで246円でした。生のいちごは1パックあたり約250~300g。価格は安いものだと298円くらいで買えますが、高いものだと700円近く(もっと?)しますよね。
業務スーパーの冷凍いちごだと、生のいちご1パックのおよそ倍の量を、250円で食べることができる計算になります。
100gあたりのカロリーや栄養素は下記の通り。
・カロリー:34kcal
・たんぱく質:0.9g
・脂質:0.1g
・炭水化物:8.5g
いちごといったら、ビタミンCが豊富に含まれていることで有名ですよね。残念ながらパッケージには、冷凍いちごのビタミンCの含有量は明記されていませんでした。でも一般的な生のいちご100g中のビタミンC含有量は62mgなので、それと同じくらいのビタミンCが含まれていると考えられます。
購入後野菜室で保存したいちごより、冷凍いちごの方が栄養価が高いという説もあります。果物や野菜は収穫後、徐々にビタミンCの含有量が減ってしまいますが、冷凍いちごは収穫後すぐに冷凍保存されるので、栄養素は採れたての状態がキープされているそうです。
賞味期限ですが、購入時からおよそ1年半以上あとでした。このくらいの期間があれば、余裕で食べきることはできそうですね。
さっそくパッケージを開けてみました。おお!開けたそばから、いちごの甘い香りが漂ってきます。お皿の上にザラザラと出してみましょう。
数を数えてみたら、大きいもの・小さいもの含めて、全部で45個入っていましたよ。
大きさや形は、画像のようにバラバラ。パック入りのいちごのように均一ではなく、2センチ足らずのものもあれば、4センチくらいの大きなものも。果肉の一部が欠けていたり、ゴツゴツしている形のものもありました。
日本でパックいちごに入れるなら、見栄えの点で真っ先に撥ねられそうなものもありますね。
原産地は中国。業務スーパーを展開している神戸物産が直輸入しています。
パッケージに明記されている「業務スーパーの安全への取り組み」の公式サイトを見てみます。神戸物産の中国の現地工場では徹底した品質安全検査、商品検証などを実施。使用している農薬や量は、もちろん国内基準をクリアしたものです。厚労省や農水省の厳しい検査にパスしたものしか、国内で流通できないようになっています。
しかしながら、そこまで念を入れてチェックしていても、基準値以上の農薬使用が疑われた商品も過去にはありました。でも業務スーパーでは、速やかに商品名を公表して回収。冷凍いちごについては基準値を超えた農薬が使用されたという報告はありません。
解凍方法は?そのまま食べられるの?
業務スーパーの冷凍いちごは、収穫したいちごのへたを取り、急速冷凍したもの。1個ずつバラ凍結されているので、食べたい分だけ取り出して使えるのは便利です。
季節にもよりますが、10個ほど取り出してお皿の上に置き、室温20℃の場所に10分ほど置くと半解凍に、20分ほど置くとしっかり解凍されます。
ただ、解凍されたいちごを食べてみると……。細胞壁が破壊されているためか、ぐにゅぐにゅの口当たりなんですよね。生いちごのジューシーさは感じられません。
完全に解凍してしまうと、口当たりに難ありですが、これが半解凍の状態だとシャーベットみたいでおいしい!シャリシャリした食感も楽しいです。
調理せず、そのまま食べるのであれば、半解凍がおすすめです
業務スーパーの冷凍いちごの味は?
業務スーパーの冷凍いちごの味ですが、半解凍または解凍の状態で何も味付けせずにそのままの状態で食べてみると……。
旬の日本のいちごは甘いものが多いですよね。それをイメージして口に放り込むと、あまり甘くなくてがっかりするかも。
でも、甘さが控えめな分、さっぱりとした味わい。いちごの甘く爽やかな香りはしっかりあるので、好みに応じて、砂糖やコンデンスミルクを加えて食べたり、ジャムにするなど調理する方が向いていると思います。
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業務スーパーの冷凍いちごでジャムを作ってみた
どちらかというとアレンジして食べるのが向いている業務スーパーの冷凍いちご。そこでさっそく、冷凍いちごを使ってジャムにしてみることにしました。
■材料
・冷凍いちご
・砂糖 冷凍いちごの重量の40%(※)
※こちらのレシピは甘さ控えめです。ジャムで使う砂糖の量は、果物の重量の60%が基本なので、好みに応じて砂糖の量を増やしてもOKです。
※焦げやすくなるので、いちごは200g以上使うのがおすすめ。少量作る場合は、電子レンジ調理が向いています。
■作り方
1.ステンレスや琺瑯の鍋に冷凍いちごと砂糖を入れ、そのまま置きます。
2.だんだんといちごから水分が出てきます。いちごが柔らかく解凍できたら、中火にかけます。
3.焦げないように混ぜながら加熱。ふつふつと沸騰が保たれる火加減を保ち、15分ほど加熱します。いちごがきれいな赤い色に。甘い香りが漂ってきます。
4.火を止めます。冷めるととろみが出てくるため、やや水気が多い仕上がりでも大丈夫です。
冷めた状態。つぶした状態のジャムが好きなので果肉は崩れていますが、鮮やかな赤い色です。
トーストしたパンに塗ったり、ホットケーキにトッピングしたりと使い道はさまざま。砂糖控えめなので、2週間を目処に食べきるようにしています。
ホイップは業務スーパーの冷凍ホイップクリームが便利です↓
■少量のジャムなら、レンジ調理が便利
「ちょっとだけデザートにいちごソースが欲しい」という場合は、レンジ調理が便利。少量のいちごに対し、30%の砂糖をのせて解凍。ラップをかけて600wで約2~3分加熱します。取り出して混ぜ、30~1分加熱すれば出来上がりです。
業務スーパー冷凍いちごのアレンジレシピ
ジャムのほかにも、さまざまな使い方ができる冷凍いちご。ここでは業務スーパーの冷凍いちごを美味しく食べるアレンジレシピを紹介します。
いちごミルクやスムージー
冷凍いちごに、牛乳、砂糖を加えて、いちごの粒々がなくなるまでミキサーにかければいちごミルクのできあがり。ミキサーがない場合は、解凍したいちごをスプーンでつぶしてから、牛乳・砂糖を加えてもOKです。
冷凍いちごに牛乳・ヨーグルト・はちみつ、バナナなど好きなフルーツを加え、ミキサーで混ぜればスムージーにも!
いちごヨーグルト
つぶした冷凍いちご、砂糖にヨーグルトを加えれば、いちごヨーグルトに。冷凍いちごで作ったジャムをヨーグルトに混ぜて作ると、もっと簡単です。
いちごのパウンドケーキ
いちごをミキサーにかけてピューレ状にしたものを、パウンドケーキの生地に混ぜて焼きます。いちごの甘い香りがするパウンドケーキの出来上がり。
そうなんです、色はほんのりわずかなピンク色。市販のいちご味のマドレーヌのピンク色とは違いますが、甘いいい香りのケーキに仕上がります。
<いちごピューレ>
いちごをミキサーにかけ、ピューレにしておいても便利!パンケーキのたねに混ぜたり、牛乳と砂糖を加えればいちごミルクが手軽に作れます。
ただし、時間を置くと分離したりえぐみが出るので、すぐに使わないときは、冷凍しておくのがおすすめ。ファスナー付きビニール袋に入れ、薄くのばして凍らせれば、使いたいときにパキッと使いたい分だけ割って使用できます。
いちごアイス
解凍したいちご、またはいちごジャムをバニラアイスクリームに混ぜれば、果肉たっぷりのいちごアイスのできあがりです。
まとめ
業務スーパーの冷凍いちごについてざっくりまとめると
■メリット
・安い
・季節問わず使える
・バラ凍結なので、好きな分だけ取り出して使える
・爽やかな酸味
■デメリット
・解凍すると水っぽくなる。生いちごとして使うには適さない
・生のいちごより甘くない
・形はバラバラ
生のいちごと同様には使えませんが、安くて大量に入っているので、ジャムや手作りデザートなどの材料に使うのにぴったり!おやつ作りにも手軽に使えますよ。
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