「クリスマスプレゼント」というと、クリスマス(25日)の朝、起きたら枕元に置いてあるというイメージではないでしょうか? プレゼントを見つけた子供は、眠気はどこへやら、「プレゼント届いたー!」と大騒ぎ。ワクワクと包装を開け、中身を確認して喜ぶ様子を見るのは、親としても嬉しいものですよね。
親と同じ部屋で寝る年齢の頃は、子供の様子が確認しやすいので、タイミングを見計らって枕元にプレゼントを置きやすいもの。しかし、少し大きくなり、子供が自分の部屋で寝るようになると、「そっと枕元にプレゼントを置く」のが、だんだん難しくなってきます。うちの場合ですが、ドアの開け閉めの音や、廊下の明かりで子供が起きてしまったり、ベッドに行く途中、部屋の中に転がっていたレゴブロックを踏んづけて「イテッ!」と声を出してしまったことがあります……。
さらに、年齢が上がってくると「サンタさんが来るまで起きていよう」「サンタさんの正体を見たい」という気持ちも出てきて、ベッドに入っても寝たふりをして待っている、なんてことも。
また、数人で子供部屋を共有している場合、一人は熟睡していても、もう一人は眠りが浅かったりして、どうにも枕元に置くタイミングがつかめない場合もありますよね。子供に内緒でプレゼントを渡すために、枕元以外にクリスマスプレゼントを置くいい場所はないでしょうか?
クリスマスプレゼントはどこに置くのが正解なの?
そもそも、クリスマスプレゼントというものは、どの場所に置くのが正しいのでしょうか? 調べてみると、どうやら海外ではクリスマスツリーの下に置くのが一般的なようです。そういえば、時おり海外の映画のワンシーンで、クリスマスツリーの下にプレゼントが置かれている映像、見ることがありますよね。
日本では、クリスマスプレゼントはクリスマスの当日にもらうものですが、アメリカの場合は、クリスマスになる前から贈ったり贈られたりするのだそう。もらったプレゼントは、家の中に飾ったクリスマスツリーの下に置いておくのだとか。いろいろな人から贈られるプレゼントが、日に日にツリーの下で増えていく様子をは、想像しただけでもワクワクしますね。ただし、封を開けるのはクリスマスの日までガマンだそうですよ。
もしも家に大きめのクリスマスツリーがあって、下にプレゼントを置いておくことができるスペースがあるのであれば、アメリカ風にツリーの下に置いておくのもいいですね。
この手があったか! クリスマスプレゼントの置き場所
子供も成長するにつれ、サンタクロースの存在を信じなくなったり、プレゼントは親が贈ってくれるものとわかるようになります。でも、信じている間はその素直な気持ちを大切にしてあげたいものですよね。
先に紹介したように、クリスマスツリーの下にあらかじめ置いておくのもひとつの方法ですが、そのほかの置き場所はどのようなものがあるでしょうか?
・玄関
宅配便やお届け物を受け取る場所といったらどこでしょうか? 玄関ですよね。子供も何度か、親が玄関で荷物を受け取る姿を見ているはずです。サンタさんがプレゼント(荷物)を届けにきたと考えれば、玄関にプレゼントが置かれてあっても不思議ではありません。
その際、揃えておいた靴の形をちょっと崩しておいたり、サンタのブーツを思わせる足跡を玄関に着けておいたりすると、リアリティが増します。
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・ベランダ
天気がよく、夜に雨や雪が降る心配がない日であったら、「ベランダ」もいいですね。夏はともかく、冬は寒いので、子供はあまりベランダに出る機会もなく、気づかれにくいのではないでしょうか。なぜベランダにプレゼントが置かれているのか子供が不思議がっていたら、「サンタさん、鍵がしっかり閉まっていたから中に入れなかったのかもしれないね」と言ってみてもいいでしょう。
・子供部屋の前
子供部屋に入ると、子供が起きてしまう可能性がある場合、子供部屋のドアのノブにかけておいたり、箱に入った大きなプレゼントの場合はお部屋の前に置いておいてもいいですね。ただ、夜中に子供がトイレなどに起きてきた場合、つまづかないように置き場所を工夫することも大切かも。慌てて部屋から飛び出た子供が、プレゼントに気づかず踏んづけてしまっりしたら、目も当てられないですよね。
・リビングのテーブルの上
一度、うちはリビングのテーブルの上に置いたことがありました。前日に子供と「サンタさんに、配達の途中に食べてね、とお菓子を置いておこう」と子供と話し、テーブルの上にお菓子と缶コーヒーをセッティング。子供を寝かしつけたあと、テーブルの上に置いたお菓子とコーヒーを私が食べ(飲み)、そのかわりにプレゼントを置いておきました。
朝、起きた子供はテーブルの上に置いてある空になったコーヒーの缶とお菓子の包み紙を発見して「サンタさんが来た!」と大騒ぎ。子供に先に発見させた方がいいので、親もゆっくり寝ていることができる休日のクリスマスに行うのがおすすめです。
・使っていないお部屋
子供部屋として予定しているけれどまだ使っていない部屋などがあれば、そこを使用するのもひとつの方法です。私の友達の中には、使っていない部屋にプレゼントを置き、「違う部屋に(プレゼントが)あるかもあるかもしれないよ」と言って、子供にプレゼントを探させてみた人もいました。「サンタさんがこの窓からやってきたのかも」と思わせるように、さりげなく部屋の窓を少し開けておくという演出も有効かもしれません。
・キッチン
サンタは煙突から入ってくると言われていますが、現在、煙突のある家はあまりありませんね。代わりに、排気・換気の役目を果たすものと言ったらキッチンの「換気扇」です。そこで我が家では一度、キッチンのシンクの横に置いておいたことがあります。「煙突が見つからなかったから、換気扇から入ってきたのかもね~」と言ったら、娘は「換気扇のお掃除しておいてよかったね」と(笑)。ちょうど年末、換気扇のお掃除をする家も多いと思うので、「きれいになったから、換気扇からおうちに入ってくるかもね」と伝えておいてもいいかもしれません。
・【番外編】お風呂場
「ええっ!?お風呂場!?」と思われると思いますが、これは私の実体験なので、参考程度にどうぞ。昭和世代の私が幼少期に育った家には、お風呂場に排気のための煙突がありました。煙突といっても、サンタが入れる立派なものではなく、せいぜい直径15センチほどの小さなしょぼい煙突です。
何歳くらいか覚えていないのですが、ある年のクリスマスは、そのお風呂場にプレゼントが置かれてありました。なぜ風呂場に……と疑問に思う私に親は「サンタは煙突から入ってくるって言うからね。うちに煙突があるのはお風呂場だけだから置いたんじゃない?」と。
その理由がもっともらしく聞こえ、「そうか!!!本当にサンタは煙突から入ってくるんだ!」と、それから数年間、私はサンタを信じ続けるきっかけにもなったのでした。今考えてみると、直径15センチの煙突に入れるなんていったいどんなサンタだよ!と突っ込みたくなりますが、それだけ当時はサンタを信じたい気持ちが強かったのでしょう……。このような「それっぽい理由」を作って枕元以外に置くと説得力が増すかもしれませんね。
まとめ
子供にとって楽しみなクリスマスプレゼント。年齢が上がるにつれて知恵も働くようになり、プレゼントが隠されていると思われる場所をガサガサと探してみたり、イブの夜はベッドで寝たふりをしたりすることも出てきますよね。いつかは真実を知ることになるとはいえ、信じている間は親は趣向をこらして子供を楽しませたいものです。
プレゼントを置く場所ですが、毎年同じだと、子供が先を読んで気づかれてしまうかも。去年は枕元だったから、今年は玄関で……と変化をつけるのがおすすめです。
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