仕事中や休憩中、コーヒーが欠かせない私。お湯を注ぐだけですぐできるインスタントコーヒーを愛用しています。いろいろなインスタントコーヒーがある中、なかなか買うに至らなかったのが、業務スーパーの「デラクシアコーヒー」でした。
しかし業務スーパーを訪れたある日、エイっと「デラクシアコーヒー」をカゴにイン!帰宅後、さっそくコーヒーを作ってみました。
「おいしくなかったらどうしよう……」という不安をよそに、その意外なおいしさにびっくり!なかなかイケますよ!?
そこで今回は、業務スーパーのインスタントコーヒー「デラクシアコーヒー」について詳細にレポート!
- デラクシアコーヒーの価格
- コーヒー豆の産地
- 粉の状態
- コーヒーのおいしさ
などについてまとめてみました。
それでもやっぱり「おいしくない」という人に向けて、消費レシピも紹介しています。店頭で見かけるものの、なかなか購入に踏み切れない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Contents
こちらが業務スーパーの「デラクシアコーヒー」
こちらが業務スーパーの「デラクシアコーヒー」。紅茶やコーヒー、ココアなどの嗜好飲料の棚に陳列されています。
容量は500gで、価格は948円でした(2023年4月)
驚きなのがその大きさ!
ネスカフェエクセラや、ネスカフェクラシック(170g~200g)の倍以上の量が入っているうえ、900円超えという単品ながらちょっと勇気が必要な値段値段。
コーヒー豆の産地はベトナムです。ベトナムはブラジルに次ぐコーヒー豆の産地なのだそう。
インスタントコーヒーの種類には、フリーズドライ製法とスプレードライ製法の二つがありますが、「デラクシアコーヒー」はスプレードライ製法。
スプレードライは、コーヒー液を霧状に噴射して、熱風で乾燥させて作るサラサラした粉状のコーヒーのこと。熱風で香りがやや飛んでしまうというデメリットがありますが、安く製造できるというメリットもあります。
封を開けてみます。パカッ!……器の開け口が10㎝以上とものすごく大きい……。
私は無精者なので、瓶から直接、トントンとカップに粉を入れてしまうことがあるのですが、デラクシアコーヒーだと、それはできそうもないですね。
粉はこんな感じです。
同じスプレードライ製法の、ネスカフェクラシックに似てます。香りは封を開けたときはあまり感じませんが、鼻に近づけてみるとコーヒーのいい香りがします。
1人分の分量は、コーヒー2gに対し、お湯が140ml。お湯を注いでみると、コーヒーのいい香りが漂います。
味はどうでしょうか?飲んでみると………。
あれ?
あれあれ!? 意外と普通!ちゃんと飲める!
実は購入に至ったものの、このコーヒーに懐疑的だったんですよね。パッケージデザインにある金箔押しされたロゴみたいのも、エクセルシオールの二番煎じみたいで「なんちゃって感」が強いと思ったり……。
そして、商品名の「Deluxia(デラクシア)」。たぶん「Delux」を狙っていると思われますが、いくつかの翻訳ソフトで調べてみたものの何語なのか不明。
さて、味についてです。ミディアムローストと書いてある通り、苦みはそれほど強くありません。酸味も控えめなので、コーヒーの苦みが苦手な人も、飲みやすいと思います。
コーヒーならではの渋さや深みはあまり感じられません。中には「薄いなあ」と感じる人もいそうです。でもそのぶん、ガブガブと飲みやすいですよ。
香りは、高級スプレードライの「ネスカフェエクセラ」には及ばず、鼻腔をくすぐるような香しいにおいがしないのは残念です。
でも、安いスプレードライのインスタントコーヒーの中には、焦げ臭いというかたき火のニオイというか、独特の香りがあるものもありませんか?デラクシアコーヒーは安いのに、そのよような独特の香りが全然ないのは驚きでした。
いろいろなスプレードライのインスタントコーヒーがありますが、「ネスカフェクラシック」でもおおむね満足できる人は、「デラクシアコーヒー」でも十分おいしく感じると思います。
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苦み ★★☆☆☆
酸味 ★★☆☆☆
香り ★★☆☆☆
デラクシアコーヒーの安さの秘密
デラクシアコーヒーは500gで948円。1杯あたりに換算すると、約3.8円と、ものすごいコスパのよさです。しかし気になるのがその安さ。
デラクシアコーヒーのコーヒー豆の産地はベトナム。ベトナムはロブスタ種のコーヒーの生育に適しているのですが、そのロブスタ種は大量生産が可能なコーヒー豆で、高品質なアラビカ種より品質が落ちると言われているそう。
そのため、廉価版のインスタントコーヒーにはベトナム産のコーヒーがよく使われているようです。
おいしくない!?ときに飲み切るためのアレンジ法
デラクシアコーヒーは、無難に飲める味ではあるものの、コーヒーならではの渋みや苦み、奥深さがあまり感じられないのも事実。中には物足りない人やおいしく感じない人もいるかもしれません。
そんなとき、ネックになるのが「500g」という大容量なんですよね。残ってしまった500g近いコーヒーの使い道に困ってしまう人もいるはず。
そこで試してほしいのが「インスタントコーヒーをおいしくするコツ」です。電子レンジで加熱したり、少量の水で溶いてから熱湯を加えるなどすると、香りが多少アップします。下の記事でまとめてあるので、よければ参考にしてみてくださいね。
それでも、「ウーン、おいしくない……」と思ったときは、下記のアレンジを試してみてください。ちょっとの工夫でおいしく消費できる方法についてご紹介します。
ミルクを足す
ストレートではいまいちでも、牛乳を足すとコクがアップ。香りや味の深みの物足りなさを、うまく牛乳がカバーしてくれます。
ベトナムコーヒー風にしてみる
「デラクシアコーヒー」はベトナム産のコーヒー豆を使用しています。産地であるベトナムでは、コーヒーは砂糖や練乳を入れた甘いベトナムコーヒーとして飲むことが多いようですね。
そこで、ベトナム産コーヒー豆と相性のいい練乳をプラスして、ベトナムコーヒー風にして飲むのもおすすめ。かなり甘いですが、練乳とコーヒーの風味がちょっとクセになる味わいです。
材料の目安としては、インスタントコーヒー2gに対して、お湯140ml、練乳大さじ2~3杯です。
泡コーヒーにしてみる
NHKの番組「ためしてガッテン」で紹介され、話題となった泡コーヒー。泡の口当たりがよく苦みも和らぐので、コーヒーの苦さが得意でない人も飲みやすいですよ。
材料の目安としては、コーヒー小さじ2、水大さじ2、砂糖大さじ1、牛乳120mlといったところ。
番組では、空のペットボトルに入れて振り、泡立てる方法を紹介していましたが、シェイカーやドレッシングボトルなどで振ってもきれいに泡立ちますよ!
コーヒーゼリーにする
大量消費策としては、コーヒーゼリーにするのもおすすめ。程よい苦みなので食べやすいし、ホイップクリームなどを乗せるとさらに食べやすくなります。
材料の目安としては、4人分でゼラチン10g、コーヒー大さじ4、砂糖大さじ5、水500ml。水のかわりに、牛乳を使って、コーヒー牛乳ゼリーにすると、より食べやすいです。
麦茶のかくし味にしてみる
NHKの番組「ためしてガッテン」で、「昔ながらの煮出した麦茶の味わい」が再現できる裏ワザとして紹介されていた方法です。
自宅で麦茶パックを使用し、水出しで作った麦茶1リットルに、ティースプーン1/2杯程度のインスタントコーヒーを入れるというもの。麦茶の風味を香ばしいコーヒーで補うといったものです。
デラクシアコーヒー購入で注意したいこと
味はまあまあ、コスパよしで、日常使いとしては合格点の「デラクシアコーヒー」。「それならリピ買いは決定だね!」と言いたいところですが、ちょっと微妙なところなんですよね……。
その理由は、やはり大容量なこと。毎日、せっせと飲んでいましたが、底に近づくほど、コーヒーのいい香りが飛び、反対に粉が酸化したような香りになってきたのが気になりました。
なので少人数の家庭や、それほどコーヒーの消費量が多くない家の場合、避けた方がいいかもしれません。
反対に特別味にこだわらず、ガブガブとコーヒーを飲む人が多い職場や大所帯の家庭などは、常備しておくと便利に使えると思いますよ。
まとめ
業務スーパーのインスタントコーヒー「デラクシアコーヒー」をざっくりまとめると、
・500gで948円、1杯あたり3.8円
・スプレードライ製法のインスタントコーヒー
・「ネスカフェクラシック」に慣れている人なら、満足できる味
・容器が大きいので、香りが飛びやすい
でした。コーヒーが欠かせず、インスタントコーヒーの消費量が多い家にはおすすめですよ!
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